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以下の ことは じかん を かえ、なんどか よんで みなさい。
ほんしつ を つかめば、一切 の さまざま な げんしょう と つながり、おぬし へ ふかい どうさつ を あたえる ものがたりである。


かつて あらゆる くべつ は なかった が、おぬし は ながく ながい 無限幸福 の なかで ふと、光 と 闇 を さいしょ に くべつ した。

おぬし が ぼんやり と 死 の 中心 に 座っておると、 「おや、世界には何も無いかと思っていたが、どうやらここに自分らしきものがあるぞ」と 電球が ともった わけじゃ。

「自分がある、つまり、自分でないものがある、つまり、自分と自分でないものの間がある」

こうして 0 が 3 に なり、どんどん と ふくらんでいく。

くべつ が くべつ を よび、その かいしゃく の バリエーション は 「おぎゃあ」と ばくはつてき に ひろがり、いまの おぬし を とりまく 宇宙 の ように なった。

あつめた 情報 を 統合 して 解釈 するように、ちかく が すすんでいく 過程 で 世界 は しんぞう の ように ふくらんだり、ちぢんだり を くりかえす。

おとこ と おんな も、光 と 闇 の ように、わかれている ように みえる が、かつて は ひとつであった。

ふたり は ビッグクランチ の ように ふたたび ひきよせられ、であい、愛しあい、熱 を おび、どこまでが じぶん で どこまでが あいて か わからなく なる。

そして ふたたび おぬし は「おぎゃあ」と うぶごえ を あげる。

このゆえに ひと は 恋 を する。