「菅原道真が植えた」伝説のケヤキ折れる 強風の影響か
朝日新聞:2017年9月7日23時12分
http://www.asahi.com/articles/ASK9742L0K97PTJB007.html

http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170907004614_commL.jpg
2本のうち1本が折れた菅山寺のケヤキ(滋賀県長浜市余呉町坂口、市提供)
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170907004613_commL.jpg


 滋賀県長浜市余呉町坂口の菅山寺(かんざんじ)の山門近くにあるケヤキ1本が折れているのを自然観察に訪れた男性が見つけ、市が4日確認した。
市によると、ケヤキは2本並んでおり、ともに樹齢は約千年とされる。
地元では、学問の神様・菅原道真が植えたと語り継がれており、住民らに親しまれてきた。

 ケヤキは2本合わせて県の自然記念物に指定されている。
市によると、2本のケヤキは高さ、幹回りいずれも10メートルほど。
1本が虫食いなどの影響で、弱っていたところに強風を受け、折れたとみられるという。もう1本に異常はない。

 菅山寺は奈良時代の764年に開かれたと伝えられ、平安時代に菅原道真が再興したといわれている。