ある県のある場所の澄んだ湧水には「沢女」という水の精霊神がいる。
この場所の湧水にはけして火を投げ入れてはいけない。

もし火を投げ入れてしまった場合
突然辺りが暗くなる。
そして、金縛りにあい、
指一本も動かせない事態に見舞われる。
そんな状態時に闇の中から
「ぴちゃ、ぴちゃ」
と水音が聞こえてきて、
顔の無い女が歩いてくる。
女は「寒かんべえ、寒かんべえ。おめえ、寒かんべえ。」
とちょっと意味わかんない言葉を連呼しながらジリジリ近づいてくる。
そして
目の前まで近づいてきて、
手を「そっと」伸ばし、
顔に手を当てられた次の瞬間!
突然足元に底無しの湖?が出現し
そのまま沢女に引きずり込まれてしまう。

この沢女は
啼沢女命 (なきさわめのみこと)
と関連性があるかは謎。