犬木加奈子の「アロエッテの歌」(原作レ・ミゼラブル)もイジメが凄まじかったが
アロエッテ(コゼート)がイジメられなくなったらスケールダウンして面白く無くなったんだよな。

犬猫と共に残飯を食べ、馬と共に桶の中の水をすすり、イジメの果てに失語症になり
流行り病の原因と勘違いされ街中の大人にリンチされ殺されかけたり
す巻きにされて馬車の屋根にくくりつけられ熱射病で死にかけたり
湖に落ちたエポニーヌを助けたら逆に湖に落ち、溺死しかけてる光景を見物されたりして

アロエッテがギリギリの状態で何とか生きてる時は
「あああ、バルジャンまだなのか?まだ来ないのか?早く来ないとアロエッテまじ殺される」
と盛り上がったが

いざバルジャンが来て、アロエッテが保護され修道院を経て、お嬢様暮らしを始めたら盛り上がらないなんてもんじゃない。
革命家アロエッテ路線も中途半端になったし、ラストの方は本当につまらない話になってしもうた。

もしもセーラやキャンディもイジメの後お嬢様としての栄華を延々見せ付け続けてたら、話が盛り下がって視聴者の心も離れていったんだろうか…