小学校低学年の頃に読んだ大橋薫の「人魚の首」

とある高校に地味で大人しいA子と美人でコミュ力高くてリア充のB子がいて
2人ともバスケ部のイケメンの先輩に片思いしてるんだけど
ある日A子が先輩の定期を拾って渡そうとするもB子に取り上げられて
先輩と話すきっかけを奪われる

その頃からA子は首や体のない人魚の夢を繰り返し見るようになり
夢の中の人魚に「人魚の首を食べると美しくなれるわよ」と囁かれる
B子は定期の件がきっかけで先輩と親しくなり部活にも出入りするようになり
A子はどんどん鬱憤が溜まっていく。このままじゃB子に先輩を奪われると
焦っていた矢先にB子が先輩のエロ本を勝手に持ち出してA子に見せてしまう
A子はエロ本に載ってた男女を先輩とB子であるかのように勝手に脳内で妄想して
ショックを起こして部室から立ち去ってしまう

その夜にまた例の人魚の夢を見るA子
「私の首を食べて」と言った人魚の顔はB子の顔をしていた

目を覚ますとB子から電話があり「話があるから学校に来てほしい」と言う
夜の教室に行くと既にB子が待っておりA子に話しかけたものの
既にA子はおかしくなっていて「定期を拾ったのは私なのに!!」と叫んで
B子に襲い掛かり逃げようとするB子を頃してしまう
一方別の教室では先輩が待っていて実は先輩はA子の事がずっと前から好きで
B子に協力してもらってA子に告白しようとしているところだった

A子はB子を頃した後に泣きながらその頭をガリガリと貪り食っていて
「人魚の首は嫉妬と憎しみの味がした」みたいな終わり方だったと思う
多少内容は違ってるかもしれないけど後味が悪すぎてしばらくトラウマだった