樹液シートを貼る事によって足が速い軽くなったりする効果を感じた事がある人がいるが、残念ながら現在のところ樹液シートによる毒素の排出は科学的に認められていない。
就寝中に付けた樹液シートを起きて剥がして検査したところ、“毒素”の検出にはいたらなかったという研究結果がある。毒素が検出されない一方で、“水分”は樹液シートを貼らない場合と比べて多くの量が排出されていることが分かっている。

◆足裏に溜まる毒素とは?

誰もが経験があるであろう足裏マッサージをした時に感じる何とも言えないあの痛み「痛気持ち良いゴリゴリ感」。あのゴリゴリの正体は足裏に蓄積された毒素=老廃物によってコリ固まった足底筋の緊張。
そして、毒素=老廃物の正体は

乳酸・尿酸・炭酸・リン酸・アンモニア・水素イオン・役割を果たし終えた細胞や血液・薬品等の科学成分など。

しかし現在までの研究結果では、これらの老廃物を毒素とするのならば「樹液シートを使っても毒素の排出は行われない」と定義されている。

◆樹液シートのドロドロの正体は汗

一般的に汗とは体温調節を行う為に発生しており、その際に出る汗の成分は「水分と塩分」が主。ところが、足裏では体温調節を行う為の汗をかくことはない。どのような原因で汗が出るかと言うと、足裏においての発汗はストレスによる「精神性発汗」が主となる。

精神性発汗の汗の成分には血液成分が多く含まれている為「ドロドロ」した汗になりやすい傾向がある。ドロドロの原因である血液成分は

尿素・塩素・カルシウム・マグネシウム・乳酸・ミネラル等。

これらに共通する特徴は、酸性物質であり、これにより化学反応を起こしシートが「ドロドロ」と黒っぽく変化する。足裏から排出される物質とは「酸性の汗」。

◆身体の酸化は老化の原因

いつまでも若々しく健康でいる為には、身体のサビを防ぐ=抗酸化が重要。

例えば切ったリンゴが空気に触れると茶色く変色するのは、金属のサビと同じ様に酸素が細胞に結びついて起きる現象で、人間の身体にも同じ“サビ”が生じる。これがいわゆる“酸化”。

つまり、足裏から酸性の汗を積極的に吸収してくれる樹液シートは効果あり、ということになる。