体育の授業は、「国語や算数の授業」というよりは、
むしろ、「センター試験や共通一次試験」に近い。

「体育の授業」と「センター試験」は以下の共通点がある。

@できたか、できなかったかが分かるだけで
 出来る/出来ないに至る課程を全く教える事がない。

A出来る人は、いい点がとれて「楽しい」し、
 自力で答え合わせ/間違っているところを見つけて、「技能の習得」をはかれるが
 そうでない人にとっては、「楽しく」もないし
 「何の技能の習得にもつながらない」

 「国語や算数の授業」では、「出来るひと以外」でも
 「識字率100%達成」や「九九が出来ない、という人はほぼゼロ」という
 最低限の教育効果が得られるが、
 「体育の授業」や「センター試験」ではそれが得られない。

B「体育の授業」は「センター試験」と同様、
 生徒の能力の違いに関わらず、「全ての国民に最低限の教育を行き渡すこと」ではなく、
 「足切り」として機能しているのである。

「足切り」として機能している、「体育の授業」は「センター試験」のうち

「センター試験」は、どの科目を受験するかが選択できるし、
受けないという選択も可能だが、
「体育の授業」はそれが許されていない。