そうだね。運動したいという意思も本能のうちかもしれない。

ただ、少なくともニッポンのスポーツ(体育)では
素質のない者 は やる気のない者 とみなされる傾向がある。
スポーツ(体育)指導者は、或る程度素質がある人間を教えたがり、
素質のない人間を継子扱いにすることが多い。

素質のない人間こそ、それなりの指導を受ける必要があるのだが、
間違った「熱血指導」でなにもかも潰してしまう馬鹿指導者よりは
なにもしないのが安全と考えるのは致し方ないのかもしれない。

スキーなんかもっと酷く、
素質のない人間は存在すら認めない。間の前に居ても、である。
バブル以前に流行った「スキーは誰でもできる」とはまさにこのことだ。
ゆえに、スキーのイントラ諸氏が一般的に自分たちの技術の向上には熱心
だが、「お客さん」のことをあまり勉強しない。
こんな連中の感覚にとらわれる必要はないし、どうやら相手にする必要も
ないようだ。現在はスキーそのものが相手にされなくなっているのだが。

個人的には、自分の存在そのものを否定した連中が消滅していくのは
静かに歓迎する。