小学校のとき思い返してみると、

泳げる奴→スイミングスクールに通っている
泳げない奴→スイミングスクールに通っていない

っていう差しかなかった。
小学校では当然に、「泳げない奴に泳ぎを教える」なんて発想はなかった。
そこには「でかいプールに放り出しておけば、自然と泳げるようになる」って発想があって、
「画用紙を渡せば勝手に絵が描ける」「作文用紙を渡せば勝手に駄文を書き始める」と同様の
いわゆる自由教育主義を、放任主義や ゆとり教育と履き違えた理念で捉えている結果であるわけだ。

泳げない奴は当然に、中学や高校に進学しても泳げるようにはならないし、
そういう人は、「自分はどうしても泳げない体なんだ」って勝手に納得しちゃうんだよね。

マジな話、スイミングスクールとかのプロのインストラクターに手ほどきを受ければ
簡単に泳げるようになるぞ。彼らは、俗に言う恐怖精神論が全ての「体育狂死」と全然ちがって、
水への恐怖を和らげて安心感を与えることから始めて、理論的に泳ぐ方法を教えてくれるから。
あとは教えられる側としては「泳げないことを自負するプライドと恥ずかしさ」は捨てたほうがいいよ。
スイミングスクールは、泳げない人を泳げるようにさせる実績があるし、それが商売(サービス業)で、食いぶちなんだから、
泳げないことを馬鹿にしないし、上達を褒めてくれるんだ。体育教師に見習わせらせたいほどの指導力で。