ある実例
 人と深く関わるのが煩わしいと云う人物

 小学校の頃、苛めに遇い、人と深く関わるとトラブルを生ずと思い、
 自閉的に。
 取り敢えず、教師の指示は従う。
 友人も浅い友人は作るが、深い付き合いはしたくない。
 トラブルは無くなった。
 スポーツ少年団やブラスバンドにも入らない、塾にも行かない。
 通信教育で勉強と個人指導ゴルフスクールに通う。
 中学校、一番難しい時期しかし、トラブルや人との接触は極力避ける。
 帰宅部、委員長や生徒会の役が回ってきても、丁重に断る。
 相変わらず、通信教育とゴルフスクールの日々、あとは自室に篭って、
 トレーニング(腹筋やバーベル)か勉強、趣味の世界(ビデオ鑑賞)に没頭。
 高校、相変わらず人と距離を置いて付き合う、少し淋しいが自分で選んだ道。
 ゴルフでジュニアの大会に出ないかと云われたが、出るとコーチや人との付き合いが
 煩わしいし、そこまでやる気は無いので、「勉強との両立が厳しい」と丁重に断り、
 出来るだけ御礼をして、辞める。
 高校辺りからは、運動部を辞めたり、幽霊部員や他の事がやりたいと帰宅部に成った
 連中も沢山居る、しかし、彼等とは余り関わりたくない。
 「淋しいが一人で貴重な時間を過ごしたい、これが私のライフスタイル」
 大学も、授業は皆勤。バイトも翻訳や仕分け等を選ぶ。
 「煩わしくない人生だった、しかし社会に出るのが不安だ」