小学校3年生くらいのとき。運動音痴の俺のことを「のろま」といってよくいじめていた奴がいた。
そいつはサッカーをやっていて運動神経抜群。

しかし、背が小さくて水が大の苦手。

水泳の授業のとき、「むかで」になって水に慣れる訓練をしていたが、そいつが突然、
「先生、怖いよう」っていっていきなり大泣きをはじめた。

プールサイドから、俺はニタニタしながら見ていた。