この放射性セシウムを日本列島に持ち込んだのは、例の黄砂です。例のというのは、あの黄砂は大陸からのありとあらゆる汚染物質のメッセンジャーだからです。

中国西部のタクラマカン砂漠、中国北部から内モンコルにかけてのゴビ砂漠、中国中央部の黄土高原などの三大黄砂発生地域は拡大を続け、今や黄河の源流域を枯渇させ、北京近郊にまで達する勢いです。?

「一昨年、中国国家林業局は、2009年時点で、砂漠化した土地が国土の18・03%に当たる173万平方キロメートルと発表した。砂漠化の可能性がある土地は260万平方キロメートル。」(同)

「山本教授は、中国やモンゴルの土壌に含まれるセシウムが砂漠化の進行で黄砂と ともに飛来している」としています。(資料3 北国新聞)

この放射性物質の飛来は、今に始まったことではなく、米ソ中の大気圏内核実験があった1960年代から始まっており、チェルノブイリ事故のあった1986年にピークに達しています。(下図参照)

下の図をご覧ください。折れ線が核実験の回数。黒いドットが今話題のセシウム137、白いドットはなんとストロンチウム90です。

放出される放射性物質もケタが違います。ビキニ環礁の核実験で放出された放射性物質は、甲状腺の内部被曝に換算するとこうなります。

・ビキニ環礁・・・・・200グレイ
・チェルノブイリ・・・50グレイ
・福島浪江町・・・・・5ミリグレイ?




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