また、アイヌは男性であれば自分の財産を誰も知らない場所に隠して、死後もそのままになってしまうということがよくあったという。また、家は女性のものという考えがあり、女性が亡くなると家を燃やすという習慣があったという。博物館や文献などでアイヌに関するそういった記述を目にすると、前述の通り、そもそもアイヌは後世に何かを遺すということに無頓着だったのではと思ってしまうのだ。