動物相次ぎ受難 鹿沼・飼い犬、舌ひきちぎられる/黒磯・ウサギ21匹変死 /栃木
◇鹿沼の飼い犬、舌ひきちぎられる 
鹿沼市内の男性会社員(44)の飼い犬が今年1月末、舌を引き抜かれた状態で見つかっていたことが6日分かった。鹿沼署は、器物損壊や動物愛護法違反の疑いで捜査している。 
調べでは、被害に遭った犬は、生後4カ月の雑種の雌。1月28日午前5時ごろから行方不明になり、同7時ごろ自宅に戻った。
その際、舌の約5分の4が引きちぎられ、胴体を針金できつく縛られていたという。
治療した同市上殿町、「キンダーケア動物病院」の獣医師、村井妙さん(40)が「あまりにも残忍で悪質」と同日、同署に通報していた。 
病院で止血などの治療をした後、舌が使えないため、食道チューブを使っていたが、今月4日にはチューブを取り外し、翌5日退院した。
現在も自力では餌を食べたり、水を飲んだりできないため、飼い主が丸めた餌を口の中に入れ、スポイトで水を飲ませているという。 
飼い主の男性会社員は「二度とこんなひどいことを起こさないでほしい」と話している。【関東晋慈】

◇黒磯の青木小でウサギ21匹変死 
6日午前7時40分ごろ、黒磯市青木、同市立青木小(児童数145人、磯忍校長)で、
校内を見回っていた女性教頭が、体育館南側のウサギ小屋(約30平方メートル)で飼育していたウサギ23匹のうち21匹が死んでいるのを発見し、黒磯署に通報した。 
調べでは、ウサギ小屋の金網には、高さ約1メートルのところに直径約20センチの穴が開き、その回りに残された動物の毛と現場に残された足跡から、犬が小屋の中に首を突っ込んだとみられる。
死んだウサギに外傷や何かを吐いた様子はなく、小屋が荒らされた跡もなかった。
さらに、犬の足跡以外はないことから、同署は、犬にほえられて驚いたショックでウサギが死んだ可能性があるとみている。 
同校によると、ウサギの世話を担当する飼育委員の児童10人が平日に世話をし、土日祝祭日には、保護者が交代でウサギに餌を与えるなどの世話を続けてきた。
ウサギが死んだことを受け、各担任教諭が児童に事情を説明したところ、1年生の女子児童は泣き出したという。
磯校長は「悲しいことで残念」と語った。 
上野動物園(東京都)は「犬が首を突っ込みほえたとすれば、ウサギなどの草食動物はパニックに陥り、死ぬこともあり得る」と話している。【小出洋平】
(毎日新聞)

広島県 動物虐待事件2003年6月
日付:2003年6月
場所:広島県(呉市 長迫町)
概要: 「小学校の校庭に2日連続で猫の死体」
6月6日と、11日の早朝に、呉市長迫町、長迫小学校の校庭で、何者かに虐待された猫の死体が放置されていた。
「動物愛護を考える市民の会」は、動物愛護法27条違反として、呉署に調査を要請。
同校には以前から親子4匹の野良猫が住み着いており、6日には同校体育館倉庫裏で子猫1匹、11日には校庭のサッカーゴール前で親猫一匹の死体が放置されていたという。
同市では5月にも、和庄登町の和庄中学校校庭で傷ついた猫の放置死体が見つかったという。
関連リンク:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030619-00000006-mai-l34