伊地知正治 | 大山格のブログ
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官軍の諸將、幕軍を鳥羽伏見に?つて破り、長?江?に赴かんとする際。此行、正治を除くがよい、彼は實に厄介者であると、口々に評してゐたけれど、誰あつて之れを正治に?げるものがない。
遂に西ク隆盛を煩はした。
西ク、正治を見て曰く、諸將盡く江?に向はゞ、京都を守る者がない、京都の守護は甚だ重責である、君やつてくれぬかと。
正治激怒し、刀柄に手をかけて、吉モウ一度言つて見いとつめ寄る。西ク驚いて逃れ歸つた。西クすら斯の如くでは、諸將遂に正治を?く事の不可能なるを悟つた。