この告発への反論なのか、橋本氏は21日、自身のツイッターに、〈左手が清潔ルート、右側が不潔ルート〉
(原文ママ)との説明と一緒に船内の様子を収めた一枚の写真を投稿(現在は削除済み)。隣接する「清潔ルート」
と「不潔ルート」の扉の写真を、岩田教授からツイッター上で〈この手前(写真撮ってるとこ)が清潔不潔が
完全にクロスするゾーンになる、ということがおわかりいただけますでしょうか〉と皮肉られる始末だった。

 山野美容芸術短大客員教授の中原英臣氏(感染症学)がこう言う。

「クルーズ船内で検疫を始めた当初から『レッドゾーン』と『グリーンゾーン』をきちんと分けていたら、
船内が武漢と同じような状態になるわけがありません。同じ空間内でどこが『不潔』で、どこが『清潔』
なのかも根拠が不明です。そもそも専門家なら『不潔』や『清潔』といった言葉を使いません。船内にいる人に
不快感や不安感を与えてしまうからです」

 20日は厚労省の40代男性職員と内閣官房の30代男性職員の感染も発覚。副大臣として官邸に出入りする
橋本氏は、感染しないように、十分に気を付けているのだろうか。