認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。
アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。

有名な例として、イソップ物語のキツネとすっぱい葡萄の逸話が知られる。


認知1 私は西潟茉莉奈が好きだ
認知2 西潟茉莉奈はヲタと繋がっていたばかりでなく暴行につながる行動を教唆した可能性がある

このとき認知1と2は矛盾し、精神的な不安定をもたらす。
その矛盾を解消する手段として認知2の事実を否認することにより、精神的な安定をもとめようとする。

この理論は実在するカルト宗教団体にフェスティンガーが潜入し、信者の心理を観察することにより理論化された。