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 この“芸能人組合”については、過去に小栗旬(34才)が『クイック・ジャパン』(2014年8月号)
の中で俳優の労働条件を改善するべく労働組合づくりの構想があるものの、俳優仲間に呼びかけても
なかなかのってくる人は少ないということを明かしている。

 実は松本や小栗が提言した“芸能人組合”にあたる団体は存在する。
それは『協同組合日本俳優連合』だ。1963年9月に設立された『日本放送芸能家協会』を前身とし、
1967年に設立された。現在、西田敏行(69才)が理事長を務め、約2500名の俳優が加入している。
同団体専務理事で声優・俳優でもある池水通洋(73才)が言う。

「形としては協同組合なので労働組合ではありませんが、最低の出演料を決めたり、長時間労働は
割増金が必要とか、撮影中にけがをした場合の交渉もやっていますから、芸能人を守るための活動
をやっています。『御用組合』なんて報じられることもありますが、そんなことはありません。

 個人加入ですから事務所も通さず入れますし、宗教も関係ありませんから、清水(富美加)さん
も加盟していただければご相談にのれたのに今回の辞め方は不幸でしたね。
やっぱりコミュニケーションが全然取れていなくて、不幸な形になっている気がします」