「会社行くのほ嫌だけど今日もあの優しそうな美人に会いたいから行くか・・・」

そんな風に毎朝バス停で一緒になるまほほんを出社のモチベーションにしてた俺

朝の早い時間帯のせいでバス停でバスを待つのはいつもまほほんと俺の二人だけ

そのうち礼儀正しいまほほんの方から

「おはようございます」
なんて挨拶してくれるようになる頃にはすっかりまほほんに恋してる俺

それからは毎朝毎朝今日こそはまほほんに告白しようと思うけど超美人のまほほんに告白する勇気が無いビビりな俺

やがて、ただただまほほんへの恋心が募りおはようございますもぎこちなくなる俺

そんな俺のせいで朝のバス停はぎこちない空気になり心の距離が開き始める俺とまほほん

「やっぱり変な奴だと思われちゃったろうな・・・めっちゃ真面目そうな人だし」
なんて出社の時間を遅らせるまほほんへの恋から逃げるダメな俺

それから1週間

出社しようとバス停でバス待ってる俺に

「おはようございます」
なんて挨拶してくるまほほん

「ど、どうして」
突然のまほほん登場に焦る俺

「もしかしたら私のこと嫌で時間をずらしてるんじゃないかと思って・・・」
なんて口ごもるまほほん

「嫌だなんてめっそうもな無いです!?俺の方こそ迷惑じゃないかと思って」
申し訳なさそうなまほほんに慌てる俺

「迷惑・・・」
一瞬きょとんとする表情が可愛いまほほん

「あなたを好きになってしまって朝からぎこちない空気にしちゃってたから・・・」
大好きなまほほんに1週間会えなくて募りに募った恋心に後押しされて好きとか言っちゃう俺に

「良かった・・・嫌われちゃったかと思ったから・・・」
なんて恥ずかしそうに微笑みながら言ってくれるまほほんだから好き