http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20071218nt08.htm?from=goo
次世代無線通信の免許 KDDI、ウィルコムに

 総務省は18日、高速で動画や大量のデータをやり取りできる「次世代無線通信」の周波数帯について、KDDI陣営と、
簡易型携帯電話(PHS)最大手のウィルコムに免許を与える方針を固めた。21日に開く電波監理審議会(総務相の諮
問機関)に諮問し、電監審は即日答申する見通しだ。

 次世代無線通信を巡っては、KDDI陣営、ウィルコムに加え、NTTドコモとADSL(非対称デジタル加入者線)大手の
アッカ・ネットワークス連合、ソフトバンクとイー・アクセス連合の計4陣営が免許を申請した。

 総務省は事業計画などをもとに審査し、他社に先駆けて技術開発に取り組んできたKDDI陣営と、日本発の技術である
PHSを次世代通信に応用するウィルコムに、免許を与えるのが適当と判断した。

 KDDIは米インテルなどと新会社を設立し、インテルが開発した通信技術「WiMAX(ワイマックス)」を使って2009年夏に
事業を始める。

 ウィルコムは、PHSの技術を発展させた「次世代PHS」で、09年10月に事業を開始する計画だ。

 免許を取得できなかったドコモ、ソフトバンクの両陣営は、KDDI陣営から通信回線を借りて事業を展開するとみられる。

(2007年12月18日 読売新聞)