カラオケ館「室料無料」打ち出した背景
緊急事態宣言の中「皆さんに少しでも...」
2021年01月09日14時32分

https://www.j-cast.com/2021/01/09402598.html?p=all

カラオケ館公式サイトによると、1月8日〜2月7日の期間、対象のカラオケ館店舗で、平日は120分の利用料金が0円で、30分延長が70円、土日祝日は60分が0円、30分延長が90円になる。ただし、いずれも別途ソフトドリンク飲み放題の600円がかかる。

さらに、「激特0円」コースおよび「フリータイム」の利用客を対象として、フード・アルコール全品が半額になるキャンペーンも行う。

この大胆な価格改定に対し、ツイッター上では、

「緊急事態宣言でカラオケ館がヤケクソになってて笑う」
「しばらくカラオケ館に住みます」
「家族で行く分やテレワーク場所としては最高だね!」

といった好評の声が多く寄せられている。
採算は「もちろん度外視」

今回のキャンペーンについて、J-CASTニュースは1月9日、B&Vに電話取材を行った。取材に応じたカラオケ館本部担当者は、

「色々と暗いニュースが続いているので、皆さんに少しでも元気になってほしいという思いがあり、また雇用を守りたいという気持ちもあったので、今回こうした大胆なキャンペーンを実施させていただきました」

と、その実施の経緯を説明した。キャンペーンの対象となるのは、1都3県の全店舗および隣接県の一部店舗とのこと。なお、採算については「もちろん度外視です」とのことだった。

ツイッターでの反響について担当者は、

「カラオケ施設というと、どうしても『密になりそう』といった不安を抱く人もいますが、実はこれまでカラオケ施設がクラスターになったという例はありませんので
(※編注:業界団体の全国カラオケ事業者協会は公式サイトなどで、カラオケ喫茶とは違い、カラオケボックスでのクラスターは発生していないことを2020年5月、9月などに発表している)、
安全な施設だという自負はあります。幸い喜んでいただける声が多い印象ですので、そういった声に応えていきたいと思います」