JVNVU#96605606 Network Time Protocol daemon (ntpd) に複数の脆弱性
http://jvn.jp/vu/JVNVU96605606/

影響を受けるシステム
・ntpd 4.2.7 およびそれ以前
・ntp-keygen 4.2.7p230 より前のバージョン

詳細情報
・PRNG における不十分なエントロピー (CWE-332) - CVE-2014-9293
 ntp.conf ファイルで auth key が設定されていない場合、暗号強度の不十分なデフォルト鍵が生成されます。
・暗号における脆弱な PRNG の使用 (CWE-338) - CVE-2014-9294
 4.2.7p230 より前のバージョンの ntp-keygen は、弱いシード値で暗号論的に不適切な乱数生成器を使い、対称鍵を生成します。
・スタックバッファオーバーフロー (CWE-121) - CVE-2014-9295
 ntpd の crypto_recv() (autokey 認証利用時)、ctl_putdata()、および configure() には、細工されたパケットの処理に起因するスタックバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
・エラー条件、戻り値、状態コード (CWE-389) - CVE-2014-9296
 ntpd において特定のエラー処理を行うコードに return 式が存在しない箇所が存在するため、エラー発生時に処理が停止しない問題があります。

利用者は早急にntpd 4.2.8へのアップデートを