自宅鯖立てたけど
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全部読んじゃった!全部読んじゃったよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお 社会人になって8年目の俺は、だいぶ仕事に余裕が出てきた。 俺は、いわゆるパソコンオタクだったので、彼女など、もちろんいなかった。 毎晩7時半ごろアパートに帰宅して、風呂・めし・テレビ、そしてビールを飲みながら、 ネットでオークションサイトの商品を眺めるのが日課だった。 俺のパソコンは自作だったので、見た目は何の変哲もなく、デカかった。 ある晩、オークションでサーバーのページを見ていると、ラックマウントタイプのコンピュータ がいろいろ出品されていた。そして、その中の黒い2Uタイプのサーバーに目をとめた。 “なんかかっこいいよな、本物って。プロバイダのコンピュータはこんな感じなんだろうな” 俺はひとりでニヤニヤしながら、思いをいろいろと巡らせた。 〜つづく〜 そのサーバーの値段を見てみると5000円だった。残り1日、誰も入札していなかった。 ペンティアム3の1GHz×2、メモリー512MB、ハードディスク36GB×3、商品数1・・・ なんでこんな良い条件なのに、誰も入札していないんだ。俺は不思議に思った。 出品者の評価を見てみたが、普通だった。でも待った、他の出品商品は洋服や小物。 なんなんだこの人。Q&Aを見てみると、いろいろと質問されていたが、 “友人の代理出品なので、よくわかりません。”と全部答えていた。“だめだこりゃ”俺はつぶやいた。 しかし、とりあえず、マイオークションに入れて、その日は寝た。 次の日の晩、例のサーバーコンピュータがどうなっているか、ネットで見てみた。 残り3時間だった。さすがに5人くらい入札していた。値段はすでに9000円になっていた。 やっぱりダメか。だろうな。俺はしばらく考えていたが、どうしても欲しいと思った。 俺は10000円までなら生活の負担にならないと計算して、思い切って、10000円で入札してみた。 すると、どうやら他の人は9000円までしか入れていなかったようだ。俺は9500円でトップにおどり出た。 俺はワクワクしつつも、ダメかもしれないと思いながらその日は寝た。 〜つづく〜 次の朝、起きてすぐにさっそくネットを見てみると、運良く俺が落札していた。やったぜ! 値段は9500円だった。“なんだ余裕じゃん”と思った。 さっそくメールをチェックすると、“おめでとうございます”のメールがあった。 出品者からも、すでにメールが届いていた。出品者の名前を見てみると、○○S子・・。 女性だ。ふーん、そうなんだ。それで洋服や小物だったのか。 それに、住所が、うちから歩いて20分くらいの場所だった。“おー近くじゃん”俺は独り言をいった。 “手渡し希望と書いて、入金も、その時でよろしくお願いします。”と返信しておいた。 その後、メールでやりとりし、受け渡しは3日後の日曜日、近くの駅の向かいの駐車場ってことになった。 目印は車、黄色のマーチだ。 当然、俺の住所も書いたが、メールは終始事務的だった。まぁ、そんなもんだろうと俺は思った。 それよりも、S子がどんな女性なのか、少し気になった。 “おばちゃんかなぁ、でもおばちゃんがサーバー売るかな”“それともOLとかかな” でも、いろいろ考えてもしょうがない。俺はこれ以上考えないことにした。 〜つづく〜 受け渡しの日が来た。俺は考えもせずに、自転車で駅の向かいの駐車場へと向かった。 着いてみると、すぐに黄色のマーチを見つけた。俺は車のところへ行った。 ナメられてはいけないと思い、運転席をのぞき込みながら、堂々とした口調で、 “あの、オークションの件の者ですが”と言った。すると中から女性が2人出てきた。 2人ともサングラスをかけていた。“おいおい、なんなんだよ、こわ”俺は思った。 でも、車を出ると、2人ともすぐにサングラスをはずして、“こんにちは”と挨拶してきた。 俺は思わず目を見張った。2人のうちのひとりが、めちゃくちゃかわいい。 年は俺より1〜2こ上だろうか。OL風だ。もう一人のほうは彼女の友達といったところか。 俺はすぐにデレデレとした口調になってしまった。“あの、S子さんですか?代金は9500円ですよね。” と言って、そのかわいいほうの女性に1万円差し出した。 すると、“はい”と、その女性が手を差し出してきた。(やったぜ!)俺は意味もなく心の中で叫んだ。 “じゃあ500円です。”と、彼女は赤い財布から500円玉を差し出した。その手がとても小さく思えた。 彼女はトランクを開けて、“でも、これ、どうしますか?”と、サーバーを見せて、きいてきた。 俺は自転車だった。サーバーは長さが70センチはあろうか、重さもけっこうあるようだ。 “あ、そうですよね・・・”俺は困った。もう一人の女性のほうが“プッ”と笑ったような気がした。 なんか、かっこ悪かった。 〜つづく〜 結局、自転車の俺の後をマーチで付いてくるという、なんとも間抜けな事態になってしまった。 でも、それ以外の方法が見つからなかった。彼女らはニコニコしていた。なんともかっこ悪かった。 家までの道のりが、やけに長く感じた。それでもやっとアパートについた。 “じゃあどうも、ありがとうございました。”と俺はお礼を言って、トランクルームからサーバーを持ち上げ ようとした。すると、めちゃくちゃ重い。でも、ここでまたかっこ悪いところを見せるわけにはいかなかった。 俺は腰を入れ、下半身に力をこめて、一気に持ち上げた。 それと同時にマーチの沈んだ車高がグワンともとに戻った。 “あ、さすがですね”とS子さんがニコニコして言った。その大きくてちょっと目尻の垂れた目が 最高にかわいかった。“いやぁ・・”と笑顔で返したが、肩がブルブルしていた。 別れの挨拶をした後、必死で部屋まで持って行った。とりあえず、玄関に置いた。 “ふぅ”。俺はついにサーバーを手に入れた。 〜つづく〜 汗をかいていたので、とりあえず風呂に入った。風呂からあがって缶コーヒーを飲みながら、 サーバーを眺めていた。でも、頭の中では、彼女達のことを思い返していた。 友達風のもうひとりのほうも、けっこう美人だった。“2人とも美人の友達同士、か・・”俺は独り言をいった。 俺はサーバー専用コンピュータを扱うのは初めてだった。でも背面のパネルを見てみると、 普通にPS/2ポートや、ディスプレイコネクタがあるのがすぐにわかった。 俺は、とりあえず、自作機の液晶やキーボード、マウスを繋いで、電源を入れてみた。 すると、ものすごい音でファンが回り出した。 これはまさに、俺の会社の電算機室の音そのものだった。俺は画面をじっと見てみた。 BIOS画面がやたらと長い。しかし、やがて流れが止まった。そして、それっきり変わらなかった。 そうか、OSが入ってないんだよな。 それにしても、“これがサーバーなんだ・・”俺は妙に納得した。 〜つづく〜 あれから数日経って、会社で昼休み、知らない番号から携帯に電話がかかってきた。 俺は、知らない奴からの電話には絶対出ないようにしていたので、無視した。 仕事も終わって、アパートに帰った後、夜、テレビを見ていると、また知らない番号からかかってきた。 俺はしつこい奴だなと思ったが、思い切って出てみた。“はい、どなたですか” すると、なんと相手は例のS子さんだった。“突然、携帯にかけたりしてすみません。” 彼女は言った。“い、いえ、全然大丈夫ですよ・・”俺は、いきなり立ち上がって答えた。 彼女が言うには、あのサーバーには鍵が付いていて、この前、その鍵を渡し損ねたことを 今日になって気づいたということだった。なるほど、たしかに上面に鍵穴があった。 俺はなんとなく嬉しくなった。また彼女に会えるわけだ。 ところが、彼女は郵送すると言ってきた。俺はすかさず返した。 “またあの駐車場じゃ、ダメですか?” 彼女は少し黙ったが、“あ・・はい、では・・日曜日の・・10時でどうですか?”と言ってきた。 “はい、もちろんOKです!” (やったぜ!)俺は心の中で叫んだ。 〜つづく〜 日曜日がきた。俺は自転車を飛ばして駅前の駐車場に着いた。マーチはいなかった。 まだ9時40分だった。俺はコンビニに入り、パソコン関係の雑誌を立ち読みしながら待つことにした。 そろそろ10時になった。コンビニから出ると、自転車を押して駐車場に向かった。 まだマーチは来ていなかった。そのまま待った。10時10分になった。渋滞してんのかなと思った。 その時、後ろから声がした。振り返るとS子さんだった。この前と違って、今日はスカートだった。 彼女は笑顔で俺を見上げ、“お待たせしました。”と、頭を下げながら言った。 頭を下げたとき、彼女の長い髪がサラサラと流れるように垂れ下がって、 今度は、その長い髪を手でかき上げながら顔を上げた。 “いえ・・” 俺はすでにデレデレしていた。 “あ、車じゃなかったんですね。”と俺は言った。彼女は歩いてきたらしい。一人だった。 “あれは、友人の車なんです。”と、彼女はニコニコしながら言った。 ちょっと潤んだような、彼女の大きな目が、すごくかわいかった。 “じゃあ、喫茶店かどっか行きますか?” と俺は言った。 “えっ?” 彼女は不思議そうな顔をした。 そうだった。デートじゃないんだよ、鍵なんだよ。俺は鍵のことなどすっかり忘れていた。 “じゃなかった、鍵ですよね、鍵・・” 俺は恥ずかしかった。 彼女は“フフッ”と笑った後、“はい”と言った。その笑顔がまた最高にかわいかった。 〜つづく〜 彼女は、バッグから鍵の入った袋を取り出して、小さな手で俺に差し出した。 “手間をとらせて、すみませんでした。” 彼女はもう一度頭を下げた。 “いや、ぜんぜん、俺は大丈夫ですから”と、俺は、鹿威しのように何度もカクカクしながら言った。 “では、これで。”と彼女はさらにもう一度頭を下げてから駅の方に行こうとした。 “はい・・” 俺は何か言いたかったが、ぜんぜん思いつかなかった。 でも、このままで終わってしまうのが、どうしてもいやだった。でも言葉が、言葉が思いつかない。 俺がモジモジしているうちに、やがて彼女は道路を渡り、駅の中へ歩いて行ってしまった。 なんてダメな男だ。。。俺は自分が情けなかった。 アパートに帰ってきた。玄関の鏡で自分の顔を見てみた。情けない顔だった。 でも、気を取り戻して、せっかく鍵をもらったのだから、サーバーの中を見てみることにした。 俺は袋から鍵を出して、サーバーの上面にある鍵穴に鍵をさし、フタを開けてみた。 確かにCPUが2個ついていた。メモリーは2枚ささっていた。 “256MBが2枚なのか・・”などと独り言をいいながら俺はサーバーをじっと見ていたが、 ふと、袋に小さなメモが入っているのに気づいた。 メモには、“インストールでわからないことがあったら訊いてください。S子”と書いてあった。 “やったぜ!”俺は立ち上がって叫んだ。 〜つづく〜 彼女に連絡する口実ができた俺は、すっかり元気を取り戻した。 でも、よく考えてみると、あんなにかわいい彼女がインストールのコツを語るとか、考えられない。 それとも、もしかして、彼女もパソコンオタクなのか?? いや、それはどう考えてもありえない。 じゃあ、もしかすると・・いや、やっぱり・・彼氏がいるのか・・ 俺はまたすぐに元気をなくした。 それでも、とりあえずコンピュータに Linux をインストールしてみることにした。 たしか古い雑誌の付録についていた Linux の CD があったはずだ。 俺は CD を探し出し、さっそくインストールしてみた。インストールが終わると、CDが自動で排出された。 再起動すると、また、長い BIOS 画面が始まった。しばらくすると OS を読み始めたのがわかった。 良い感じだ。しかし、その直後、“パニック”と表示したきり、止まってしまった。 “えぇぇーっ”俺はひとりつぶやいた。 〜つづく〜 エラーメッセージの部分をじっと見てみたが、意味がわからなかった。 もう一度、再起動してみたが、やっぱり同じところで止まってしまった。 インストール中は、GUI もきれいに表示していたし、ぜんぜん問題なかったのに、 なぜ起動しないのか、わからなかった。 でも、インストールした OS が古いバージョンのものだったので、ネットで 最新バージョンのものをダウンロードしてインストールしてみることにした。 最新バージョンをダウンロードするのに1時間かかった。 さっそくインストールを開始してみた。古いバージョンのインストール画面といっしょだった。 俺はしょんぼりしながらも、インストールを完了した。そして再起動してみた。 “おっ” 古いバージョンのときと違って、今度はどんどん画面が流れていった。 そしてついに起動が完了した。やったぜ!ついに俺は Linux をインストールする事に成功した。 でも、これで、彼女に連絡する口実もなくなってしまった。 はぁ・・ 俺はひとりため息をついた。 〜つづく〜 一週間が過ぎた。サーバーはうるさいので起動していない。 それに、あれを弄りだすと、また彼女を思い出してしまうからだ。 会社で昼休みに、うちの課の女性社員のK子とM美が俺に話しかけてきた。 今夜、居酒屋に行こうということだった。ちゃんと割り勘だからと言っていた。 俺は、それまで、彼女たちとは仕事の件で話すくらいで特に仲が良いわけでもなかった。 なのに変だなとは思ったが、女性達から誘われて断る理由もなく、すぐにOKした。 待ち合わせ時間になって居酒屋の入り口に着くと、彼女達はすでに立っていた。 ふと、彼女ら2人の後ろに立っているもう一人の女性に目をとめた。S子さんだ! こんなところで会うなんて、すごい偶然だと思った。でも、それは偶然ではなかった。 K子が俺に言った。“S子さんの友達のK子でーす!” そして今度は、“同じくS子さんの友達のM美でーす!”とM美が言った。 K子は、“S子さんは私たちが通っているパソコンスクールの先生なんだよぉ!”と教えてくれた。 さらに2人は、いろいろと俺にいきさつを話してくれた。そして最後に、 “じゃ、あとはお二人で”と言い残してどこかへ行ってしまった。 〜つづく〜 俺は最高に嬉しかった。何というシチュエーションだ。でも驚いた。 S子さんが、K子とM美の知り合いだったなんて。 3人は、パソコンスクールの先生と生徒の関係で、女性同士なので、すぐに意気投合して、 話しているうちにオークションの話になって、それで偶然、俺のことを知ったらしい。 でも、俺には、K子とM美が天使に思えた。 俺はとりあえず正直な気持ちを言った。“またS子さんに会えて、俺、嬉しいです” すると彼女は、“はじめまして、S子です”と言って、“プッ”と笑った後、大きな目でニコニコして俺を見た。 最高にかわいかった。 俺も調子を合わせて、“こちらこそ初めまして、どうぞよろしく”と言った。 “もしよかったら、ここの居酒屋で食べていきませんか?”おれは素直に言えた。 彼女は、“はい、じゃあ、ご一緒させてください。”と言った。 “やったー!” 俺は人目なんか気にせず叫んでいた。 それを見て、彼女はコロコロと笑っていた。 〜おわり〜 (この話はフィクションです) >>49-61 自宅サーバ関係無いな。 次はバットエンド頼むよ、"自宅サーバ"と"レイプ"を絡めて。 >49-61 おれはおもしろかったよ >62 レイプってなんだよ おまえそうとう捻れてるな あぁ〜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ クセスできない 鯖を外部からもアクセスできるようにしたいんだけどVPNってどうかなぁ〜 セキュとかの面からも見てさ ファイル+録鯖なんだけどさ >>34-44 >>49-61 こういうのって、別の板に書いたほうがいいんじゃないかな? そのほうが、もっとたくさんの人が読んでくれると思うんだけど。 そう言うわたしも、どの板がいいかわかんないけどさ。 僕は、学校では、あまり目立たないほうだった。クラスの連中とは、ほとんど話さななかったし、 ただ毎日登校して、下校する、そんな毎日を繰り返してた。部活もやっていなかった。 母さんは、僕がまだ小さい頃に家を出て行ったらしい。気づくと僕は、父さんと2人暮らしだった。 そんな僕の、いちばんの楽しみは、インターネットだった。 僕は、インターネットでは、誰とでもすぐに会話することができた。 今日も学校から帰ったら、すぐにパソコンの電源を入れた。 そして、いつものサイトに行き、チャットを開いた。「○○市の高校生専用」というチャットだったけど、 僕はまだ、市内の中学3年だった。といっても、誰にもわからないし平気だった。 チャットは、まだ誰も入っていなかった。 ひとりROMしていたけど、たいして気にもしていなかった。それに、最近では、いつもの事だった。 しばらくすると、常連の「ルン」がやってきた。 《 がち、オヒサ☆ 》 《 ルン、おひさー 》 これがいつもの挨拶だった。 そう、僕のハンドルネームは「がち」。「ルン」は、たぶん高校生だろう。 「ルン」の話すことといったら、彼氏についての相談ばっかだった。間違いなく女だった。 そのうちに「けん」や、「ぷるるん」もやってきて、常連がそろった。 〜つづく〜 いつものように、くだらないない会話をしていたけど、そのうちに、今までずっと、ROMだったやつが 入ってきたみたいだった。 ハンドルネームは、「魔幽大使」。 (ぷっ、こいつ、馬鹿じゃねーの。)僕はそう思った。きっと中1くらいのガキなんだ。 僕たち常連の考えは、みんな同じだったらしくて、誰も無視して、そのまま仲良く会話していた。 すると、その魔幽大使が言った。 《 おまえたちが。だれかわたしはわかっている。おまえたちは。そのうちのろわれて。しまうだろう 》 全部ひらがなだ。まったく、どこのくそガキなんだよ。でも、僕たち常連は、この程度の荒らしには慣れていた。 みんなは、無視していたけど、その魔幽大使は、調子に乗って、わけのわからない呪文を書き始めた。 それでもみんなは、しばらく無視を続けていた。でもさすがに、だんだん頭にきだした。 でも、やつに話しかけることは、絶対にしない。僕は、第2の集合場所に移ることに決めた。 〜つづく〜 第2の集合場所っていうのは、つまり僕のパソコンのことだった。 僕は、Windowsにウェブサーバーを入れていて、CGIでチャットを使えるようにしていた。 チャットのタイトルは、「がちの部屋」。ちょっとかっこ悪いかもしれないけど、僕は、気に入っていた。 そして、荒らしが来たときなんかに、いつでも常連のみんなを、ここに誘導できるようにしていた。 僕は準備ができると、“第2に飛ぶよー”と言って、みんなに教えた。そしてメッセでIPアドレスを みんなに送った。みんなは、“おっけー”、“らじゃ!”と、すぐに了解して、少しずつ移動してきた。 そして、みんなが移動を終えると、「○○区の高校生専用」チャットは、魔幽大使ひとりになった。 “ざまあみろ!”僕は口に出して言った。さすがに、第2の集合場所は、こいつにはわからない。 そのあとは、また、みんなで楽しく雑談して終わった。 〜つづく〜 ある日、学校から歩いて帰ってると、女子商の生徒2人が話しながらバスから降りてきた。 僕は、その話に、なんとなく耳を傾けていた。すると、“その魔幽大使がさぁー・・・”と、ひとりが言った。 今確かに魔幽大使と言った。ってことは、この2人のうち、少なくとも1人がうちのチャットの常連だ。 僕は2人の顔を急に確かめたくなった。反対側の歩道に渡って、それから、チラチラと、わからないように 2人の方を見てみた。2人とも、けっこうかわいかった。僕は、なんだか嬉しかった。 その夜、また、いつものように「○○市の高校生専用」にみんな集まっていた。話していると、やがて この前の魔幽大使の話になった。 《 あいつ、きっとガキだよな 》 と僕が打つと、 《 だよね。わたし、今日ガッコーで話してたのよ。 》 と、「ぷるるん」が答えた。 僕は、(ぷるるんは、もしかしてあの2人のうちのひとりなのかも・・・。) と思った。そこで僕は、 《 でもさ、バスの中とかで話したりしてて、実は後ろの席にいたりしてね。 》 と謎かけてみた。すると、 《 あ、やばw 》 《 がち、するどいっ☆ 》 と、「ぷるるん」が言ってきた。 ほかの連中は、 《 やだー 》 とか、《 こわーい 》 とか、ふざけていた。 たぶん間違いない。あの2人のうちのひとりは「ぷるるん」だったんだ。 〜つづく〜 次の日は土曜だった。僕は、夕方からみんな待っていたが、なかなかチャットに来なかった。 すると、「けい」という見慣れないハンドルネームの奴が入ってきた。 僕は、 《 けいさん、おはつです 》 と打ってみた。 「けい」は、 《 はじめまして。どうぞよろしく 》 と答えてきた。 僕は続けて、 《 高校生? 》 ときいてみた。 すると「けい」は、 《 じつは。ちゅうがく3ねんなんです。》 と打ってきた。 《 へぇ、そうなんだ 》 、《 なんでここに来たの? 》 と、僕が打つと、 《 わたし。かれもいないし。ひまだし 》 と打ってきた。女なのか? でも、チャットではネカマが多いし、この程度の会話では信用できなかった。 それにしても、この、全部ひらがなと丸だけの打ちかたは・・・。 僕は、すぐに魔幽大使を思い出した。それで、ストレートにきいてみた。 《 きみ、まさか魔幽大使じゃないよね? 》 〜つづく〜 すると「けい」は、しばらくなにも言わなくなった。でも、やがて 《 すいませんでした 》 と打ってきた。 やっぱりそうだ、こいつ女だったのか、まったく! 僕は心で罵ったけど、丁寧に、こう打った。 《 もう済んだことはいいよ、でも、みんながイヤな思いをするから、二度としないでね。 》 すると、 《 はい。ありがとう。もう。ぜったいに。しないので 》 と、答えた。 (案外、素直だよな。)僕はそう思った。 《 なんなら、ここの常連になっちゃえば?きみが中学生ってことは内緒にしておくから。 》 同じ中学生だった僕は、なんとなく「けい」を仲間に入れたくなっていた。 「けい」は、 《 うれしいです。ありがとう 》 と、答えた。僕はおもわず、 《 実は僕も中3なんだ。でも、みんなには内緒だよ。 》 と、教えてしまった。 「けい」は、 《 そうだったんだ。じゃあ。もしかしたら。わたしたち。おなじがっこうかも 》 と、打ってきた。 《 もしかしたら、そうかもね。 》 と、僕は答えた。 そのあと僕は、「けい」に、第2の集合場所のこと、メッセが必要ってことも教えた。 「けい」は、 《 すごくあたまいいね。 》 と言った。 僕は、いつも夜9時くらいにみんなが集まることも教えた。「けい」は最後に、 《 がちさん。なかまにしてくれて。ありがとう。こんや。いきます 》 と言って、チャットから出た。 僕は、うちの仲間が増えて、満足していた。それに女の子みたいだし。 でも、「けい」は全部ひらがななので、読むのが疲れる。 それに、またあの調子で打たれたら、みんなに気づかれてしまうかも。そう思うと、僕はひやひやした。 とにかく、僕はリターンを押し続けて、ログをずっと下までさげた。そして、僕もチャットを出た。 〜つづく〜 夜になると、言ったとおりに「けい」は、やって来た。 《 こんばんわ 》 みんなは、思い思いに 《 おはつー 》 とか、《 やぁ!》 とか答えた。僕は、すかさず 《 僕の知り合いの「けい」です、みんなよろしくねー! 》 と、フォローした。 すると、「けん」が、 《 なんだ知り合いだったのか、じゃあ、第2も教えないとなー♪ 》 と言った。 僕は、 《 うん、もう教えてあるから大ジョブ 》 と言った。 突然、「けい」が、 《 おんなのこです。 》 と打った。そのとたんに「ぷるるん」や「ルン」が 《 へー!どこどこ、がっこーどこー? 》 とか、《 うちも知りたーい 》 とか言ってきた。 僕は、まずいと思い、あわてて、 《 けい、言わなくていいんだからね。 》 と打った。 《 はい。》 と、「けい」が答えた。 それを見て「ぷるるん」が、 《 なーんか☆2人☆あやしくなーい? 》 と打った。 「ルン」も 《 だよねー♪だよねー♪ 》 と打ってきた。 〜つづく〜 僕はちょっと焦った。でも、まるで本当に彼女みたいに言われたので、内心、うれしくなった。 でも「けい」は、どう思っているんだろう。僕は、思いついた。 《 これから、みんなで第2に行こうよ! 》 思った通り、みんなは、面倒くさがって、 《 別にここでいいよ 》 とか、 《 2人で行けばぁ 》 とか打ってきた。 僕は、 《 そっか、しょぼーん 》 と打つと、「けい」が 《 わたし行く。 》 と、打ってきた。「けい」の、はじめて漢字を使った発言だった。 「けん」が 《 あーあ、やってらんないよー 》 と言った。 するとみんなも、2人で行ってしまえと言い出した。 思っていたとおりの展開になった。みんながヒューヒュー言う中、 《 けい、第2に行こうか? 》 と僕は誘った。 「けい」は 《 うん、いいよ。 》 と答えた。 なんか急に、前からずっと友達だったような「けい」の言い方が、うれしかった。 僕はさっそく「がちの部屋」のアドレスを「けい」だけに教えた。 〜つづく〜 むこうのチャットを出て、「がちの部屋」で待っていると、すぐに「けい」が入ってきた。 《 こっちのチャットは。かわいいよね 》 と言った。 《 そう、うちの常連は、どうやら女が多いみたいだからね。 アンケートとったら、このデザインになっちゃったんだ 》 と、僕は答えた。 それから、 《 こっちのチャットは誰にも見られてないから、なにを言っても平気だよ 》 と僕は打った。 すると、「けい」は、 《 こんど。じっさいに。あわない? 》 と打ってきた。 なんか急に積極的だったので、僕はとまどった。 僕の正体がバレてしまう。だけど、彼女にも会ってみたかった。 どこの中学か訪ねると、隣町の中学だった。ちょっと考えてから僕は、 《 いいけど、じゃあ○○公園知ってる? 》 ときいてみた。 彼女は 《 うん。しってる。これからあう? 》 と言ってきた。 これからって、もう夜の11時だっつーの。こいつ、不良なのか。 〜つづく〜 僕はちょっと後込みした。でも、ナメられるのがいやだったので、 《 いいけど、けいは大丈夫? 》 と打った。 すると、 《 わたしは。だいじょうぶ 》 と、打ってきた。僕は、 《 じゃあ、これから行くけど、10分くらいかかるかも 》 と、答えた。 彼女は、 《 おっけー 》 と答えたかと思うと、すぐにチャットから出てしまった。 おいおい、マジなのかよ。僕は半信半疑だった。どうしようか、外は寒そうだし。でも、ゆっくり考えている時間もなかった。 僕は、おもいきって、公園に行ってみることにした。 僕は、父さんにわからないように、そっと部屋の窓から家を出た。そして、歩いて公園についた。 公園には、街灯がついていたけど、暗かった。 入り口から入ろうとすると、すぐ左に人影を感じた。“うわっ” 僕はおもわず声をあげてしまった。 〜つづく〜 そこには、黒いジャージ姿の、髪の長い女の子が立っていた。 その子は、腕を組み、なぜか後ずさりしながら、“がち?”“がち?”と、小声で確かめた。 “けいなのかよ?”僕は答えた。 “そう、そう” と言って、少しずつ僕に近寄ってきた。 僕よりちょっと背が高い、意外とかわいい女の子だった。 寒いので、ちょっと震えているようだった。 “それにしても、寒いよな。” 僕は言った。 道路を走る車のライトで照らされそうになった。僕たちは、おもわず草むらにしゃがみこんだ。 そのとき、顔がめちゃくちゃ近かった。「けい」は二重みたいでかわいかった。まつげも長かった。 僕は、ちょっと顔を離して言った。 “おれ、ほんとは「健二」っていうんだ、よろしくな。” すると、 “わたしも、ほんとうは真美っていうの。”と、言った。息が僕にかかった。 いつのまにか、真美は僕の腕を掴んでいたが、パッと離して、 “あっごめん”と、言った。僕は“べつに、いいよ。”と、答えた。 〜つづく〜 “ところでおまえ、よくこんな時間に来られたな”と、僕が言った。 真美は、 “うち、お父さんいなくて、おかあさんも朝まで仕事なんだ”と、答えた。 “そうだったのか。どうりて簡単に出られたわけだ”と、僕は言った。 “健二くんも、よく来られたね”と、真美が言った。 僕は、 “ぜんぜん、普通だから”と、偉そうに答えた。 “じゃあ、寒いし、これからおまえんち行くか?” 僕は、さも不良っぽく言った。 すると、真美は、 “うーん・・じゃあ、いいよぉ。”とすこし鼻にかかった声で答えた。 僕は真美の言葉が信じられなかった。僕は、心臓がドキドキしていた。 僕たちは、道路を渡って、その先の橋を渡った。そして、少し歩くと、真美のうちに着いた。 真美のうちは2階建てのアパートの、2階の一番手前だった。 “失礼しまーす”と口をとがらせて言いながら、僕は真美のうちにあがった。 〜つづく〜 ちょっと見ると、どうやら右奥が真美の部屋のようだった。 真美は、台所で手を洗った。僕は、台所の床に座り込んで、 “おれ、女の子の家に上がったのは初めてなんだ”と、言った。 真美は、 “そうなんだぁ”と、言いながら、奥の部屋でなにやらカチャカチャと音をたてて、 やがて、クッションを持って、こっちに戻ってきた。そして、 そのクッションを腹に抱いて、僕の横に座った。 肩と、おしりの部分が触れているのがわかった。 しばらく、ふたりは黙って座っていた。 真美の顔を見ると、真美もこっちを見た。でも僕はすぐに顔をもどした。 すると、真美もまた下を向いた。そんなことを何回か繰り返したけど、 けっきょく、ふたりとも、黙ったままだった。 〜つづく〜 ふと見上げると、台所の時計は、もう12時だった。 それを見て、僕は急に眠気がさしてきた。 僕は立ち上がって、“そろそろ帰るから。またな、真美。”と、言った。 真美は、 “そう・・じゃあ送るよ。”と言って、立ち上がった。 “バカ、ひとりで帰れるよ。”と言って僕は立ち上がり、玄関のほうを向いた。 すると真美が、袖を掴んできて、“バカじゃないもん。”と、言った。 “ああ、ごめん。”と言って、僕は真美の家を出た。 外は寒かった。 僕は走って家に帰った。庭の窓から部屋に戻ってそのままベッドに潜り込んだ。 “すーぅ、はぁー。”僕は深呼吸した。 まみが僕の横に座ったとき、いいにおいがしたのを思い出した。 女の子っていいにおいだなぁ。 僕はそんなことを思いながらいつのまにか寝ていた。 〜つづく〜 次の日、学校の帰り、僕は、真美のことをずっと考えていた。 家に帰ると、さっそく、「○○市の高校生専用」チャットを開いた。でも、まだ4時だし、誰も来ていなかった。 僕は、「がちの部屋」を起動した。真美が来たら、すぐに移動しようと思った。 台所に行って冷蔵庫からジュースを持ってきて、マンガでも読むことにした。 ベッドで横になってしばらくマンガを読んでると、まえに、「けん」とチャットしたときの事を思い出した。 『・・・だから、本当は、おまえのWindowsは、サーバーをやっちゃダメなんだ・・』 『へぇ・・・』 『・・・いいか、Linux っていうのは・・・』 『うん、うん・・』 『・・そのライナスって人が・・・・』 『へぇ・・・』 『・・だろ、それには、アパッチとか・・・』 『ほう、ほう・・』 「けん」はとても詳しかった。高校でコンピュータークラブに入っているらしい。 結局5時になっても、誰も来なかった。僕はパソコンの電源を切った。 〜つづく〜 夜になって、またパソコンをつけてみた。チャットに行くと、「けん」と「ぷるるん」が来ていた。 僕は「けん」にきいてみた。 “がち: けん、このまえの Linux の件だけどさ、どうすればいいのかな?” “けん: おっ、食いついてきたね!今度の日曜日、秋葉原行くんだけど、なんなら、がちも行く?” “がち: 秋葉原に?” “けん: パソコンやパーツを見にだよ!” “がち: へぇ・・・” “けん: へぇじゃねーよ、お前、Linux やりたいんだろ?” “がち: あぁ、そうなんだけどさ・・・” “けん: 一万くらい、持ってこいよ” “がち: な、なんで??” “けん: もちろん、Linux 用のパソコンを買うためだよ!” “がち: またパソコン買わなきゃなんないの?” “けん: そうさ、だって別のOSなんだよ?今のWindowsを消してもいいわけ?” “がち: なるほどぉ・・・。でも、Linux って、一万円でできるの?” “けん: もちろん、中古のパソコンだけどさ、そのくらいでOKなんだよ” “がち: ほほぉ・・・” 僕たちが、そんな会話をしていると、それまで黙ってた「ぷるるん」が、 “あんたたち、そうとうオタクね!!”と打ってきた。 そのうち、「ルン」もやってきた。 “なによ、ちんちん、けがけがって。”と、「ルン」が言った。 “へんな縦読みすんなっ!”と「けん」が言った。 女の子が増えてきたので、僕とけんは、Linux の話はやめることにした。 〜つづく〜 いつの間にか、11時になっていた。けっきょく、真美は来なかった。 みんなは、そろそろ寝ると言ってチャットを出て行った。「けん」が、 “じゃ、日曜日の10時、ラジオセンターの細い階段のとこで、たばこ吸ってるから”と言った。 “目印は?”と、きくと、“あそこは、おっさんしかたばこ吸ってないから、すぐわかるよ。”と言った。 “わかった。必ず行くよ” 僕たちは約束して、チャットを出た。 朝になって、僕はさっそく、父さんに話してみた。 “リナックスで勉強したいんだけどさ、リナックス専用に、中古のパソコンが必要なんだ。” “今度、友達といっしょに買いに行く約束したんだけど。だから・・それ買いたいんだけど。” 父さんは、“ふーん、それ、いくらなんだ?” と、きいてきた。 “一万円くらい” 僕が答えると、 “よし、わかった。それで、そのリナックなんとかってのは、英語の教材かなんかなのか?” と、父さんは、いいように解釈してたので、 “そんな感じ” と答えておいた。 父さんは、“真面目に続けろよ〜” と言って、僕に1万5千円くれた。ラッキーだった。 〜つづく〜 学校から帰って、うちに入ろうと鍵を取り出した僕は、急に、公園に行ってみたくなった。 そのまま歩いて行ってみた。公園について、あたりを見回したけど、誰もいなかった。 僕は、道路を渡って、橋の向こうの、真美のアパートのほうを見てみた。でもアパートは見えなかった。 そのまま、本屋に行って、Linux の本を買った。ちょっと高かったけど、なんとなくわかりやすそうな本が あったので、それに決めた。うちに帰って、部屋に戻ると、いつものように、パソコンの電源を入れて、 チャットを開いた。チャットも、誰もいなかった。さっそく、買ってきた本を見てみた。 しばらく本を読んでいると、チャットの、入室のベルが鳴った。画面を見てみると、「ぷるるん」だった。 《 ぷるるん、はやいねー 》 僕が言うと、 《 がちに、ききたいことがあるんだけど・・ 》 《 なに? 》 と答えると、 《 がちって、男だよね? 》 と、きいてきた。 《 なんだよ、いまさら。そうだよ。》 と、僕は言った。 《 わたし、女の子だよ。 》 と「ぷるるん」が言った。 《 わかってるよ! 》 僕は答えた。 《 わかってない!! 》 「ぷるるん」が言った。 《 なんだよ、なんかあったの? 》 と、僕はきいてみた。 《 ううん、なんにもないよ・・ 》 と「ぷるるん」は答えた。 僕は、しばらく返事に困っていると、「ぷるるん」は、 《 また今晩来るからね☆ 》 と打ってきた。 《 うん、待ってるから 》 と答えた。 《 うん、待っててね☆ 》 と言った。すると、 突然、ログが流れ出して、あっという間に、2人の会話は見えなくなった。 そして、ぷるるんは退室した。 「ぷるるん」は、きっともう少し、やさしい言葉遣いで接してほしいんだと思った。 でも、いまいち、女のことはよくわからない。 父さんが、「女心と秋の空〜♪」と風呂で歌っていたのを、思い出した。 〜つづく〜 夜になって、チャットは、また、いつものメンバーになった。 今日はみんな、和やかに話していた。すると、「けい」が入室してきた。 (真美だ!)僕は、すぐに打った。 《 けい、ひさしぶり!! 》 《 みなさん、こんばんわ 》 と真美が打った。 《 おっひさー! 》 と「けん」が答えた。 《 おーぅ!けいちゃーん! 》 と「ルン」が答えた。 順番的に「ぷるるん」だったが、「ぷるるん」は打たなかった。 5秒くらいシーンとした。 でもその後、 《 みなさん、どうも。 》 と真美が答えた。 僕は、とにかくうれしかった。みんなで、5分くらい雑談したあと、僕は、 《 けい、第2に行こうよ 》 と打った。 《 はい 》 と真美が答えた。 そのとき、 《 なんで????? 》 と「ぷるるん」が打ってきた。 《 なんでって? 》 と僕は打った。 《 がちって、なんで、そうなの???? 》 《 ねぇ、なんで??? 》 《 がち、なんで??? 》と「ぷるるん」が打った。 僕は、困ってしまった。なんか、僕に怒っているみたいだった。 〜つづく〜 《 わたし、帰ります 》 と真美が打った。 《 ばいばい 》 「ぷるるん」が言った。 「けん」が、 《 がち、ぷるるん、お前ら何かあったのかよ? 》 《 あ、けい、またねー! 》 と、打った。 「ルン」が、 《 ぷるるん、どうしたん? 》 と、打った。 なんか、いやな空気になってきたので、僕はとりあえず メッセで真美に送った。< xxx.xxx.xxx.xxx 真美、10分後くらいに待ってる。健二 > すると、真美から返ってきた。< うん、あとでいくね。 > 《 わたし、がちと2人で話したい 》 と「ぷるるん」が言った。 《 あちゃー・・・ 》 「ルン」が言った。 《 じゃ、そーゆーことで俺は帰るよん 》 「けん」が言った。 二人っきりにされたらマズい。僕は、 《 けん、待ってくれ。 》 《 ね、ぷるるん、自分勝手すぎない?みんな、いやなムードになってるんだよ? 》 と打った。 《 わたしも、いやな気持ちにさせられたもん 》 と「ぷるるん」は答えた。 《 あーあー、こりゃ大変だわー、がち、ちゃんと答えろよー、そりじゃ、あたいはこれで。 》 と言って、「ルン」は退室してしまった。 《 じゃあ、またな ALL 》 と言って、「けん」も退室してしまった。 けっきょく、二人っきりになってしまった。 〜つづく〜 (この話はフィクションです) 夜になって、またパソコンをつけてみた。チャットに行くと、「けん」と「ぷるるん」が来ていた。 僕は「けん」にきいてみた。 “がち: けん、このまえの Linux の件だけどさ、どうすればいいのかな?” “けん: おっ、食いついてきたね!今度の日曜日、秋葉原行くんだけど、なんなら、がちも行く?” “がち: 秋葉原に?” “けん: パソコンやパーツを見にだよ!” “がち: へぇ・・・” “けん: へぇじゃねーよ、お前、Linux やりたいんだろ?” “がち: あぁ、そうなんだけどさ・・・” “けん: 一万くらい、持ってこいよ” “がち: な、なんで??” “けん: もちろん、Linux 用のパソコンを買うためだよ!” “がち: またパソコン買わなきゃなんないの?” “けん: そうさ、だって別のOSなんだよ?今のWindowsを消してもいいわけ?” “がち: なるほどぉ・・・。でも、Linux って、一万円でできるの?” “けん: もちろん、中古のパソコンだけどさ、そのくらいでOKなんだよ” “がち: ほほぉ・・・” 僕たちが、そんな会話をしていると、それまで黙ってた「ぷるるん」が、 “あんたたち、そうとうオタクね!!”と打ってきた。 そのうち、「ルン」もやってきた。 “なによ、ちんちん、けがけがって。”と、「ルン」が言った。 “へんな縦読みすんなっ!”と「けん」が言った。 女の子が増えてきたので、僕とけんは、Linux の話はやめることにした。 〜つづく〜 >>34-44 >>49-61 >>68-88 を書き込んだ者です。 >89氏のような方がいらっしゃると、 続けるのはもう無理みたいなんで、 以降、ここには書きません。 お騒がせしました。m(_ _)m >>90 勝手にどこへでも行ってろよ。 このオナニー野郎が。 >>91 とか言ってる俺かっこいー。 とか思ってたりw /ヽ /ヽ / ヽ / ヽ ______ /U ヽ___/ ヽ | ____ / U :::::::::::U:ヽ | | // ___ ヽ ::::::::::::::| | | | | | U :::::::::::::| なにこのスレ… | | .|U | | ::::::U::::| | | | ├―-┤ U.....:::::::::::::::::::/ | |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::< └___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::| |ヽ | :::::::::::::::::::::::| ヽ ヽ ヽ___ :::::: >>34-44 >>49-61 >>68-88 の人どっかで続けてるの? 結構楽しかったんだが 最初がリアルで実に面白かった。 最悪なのは68〜。自慰行為はチラシの裏でやってくれ。 そんなに読みたいなら俺が続きを書いてやるよ! >>88 から 〜〜〜 <。。。またがちと会いたいな>けいが言った。 俺は<え・・・>と一瞬目を疑ったけど嬉しかった。 また会えるんだ、よし、会おう。 <全然オーケーだよ>俺は言った。 <じゃあ今からあの公園で!>けいが言った。俺も今すぐにでも会いたかったから嬉しかった。 <分かった、行くから>そう言って俺はパソコンの電源を切り公園へ向かった。夜10時を過ぎていたが そんなことは関係ない。早くけいに会いたい。 そして窓からこっそり家を抜け出して公園へ向かった・・・ 外は思ったよりも寒くなかった。いや。俺が興奮しているのだろうか。 ーーー十数分歩くとあの公園が見えてきた。 公園へ入り、周りを見渡すと、公衆便所の前にけい・・・真美が立っていた。 ”来てくれたんだ!”けいは言う ”当たり前さ、何故ならキミが好きだから!!!!!” 勢いに任せて、今まで溜め込んでいた思いを彼女に伝えた。 ”え・・・うれしい”けいは言った。 ”わたしも・・・すき・・・”けいは恥ずかしながらもそう言った。最高の気分だ。 ”・・・今から私の家にこない?”けいは言った。断る理由など無く俺は”もちろん!!”と意気揚揚に言う。 そしてけいと手を繋ぎながらけいの家へ向かった。 けいの家に着いた。 けいが”さ、どうぞ上がってー”と言う。 ”おじゃましまーす!”少し興奮気味に言った。 そして玄関に入り、靴を脱いでけいの家に上がった。 後からけいも入ってきた。 ”ガチャン”、”ジャリリィ” 何故かけいはドアの鍵を閉め、チェーンを掛けた。 ”(ん?・・・何故だろう、まぁいいか)”僕は気にもとめなかった。それよりも早くけいとおしゃべりをしたかった。 ”さ、奥へ”けいは言う。 そそくさと奥のけいの部屋の前へ行った。 そしてドアを開け、中へ入った。 ”!!!??” なんとけいの部屋には既に3人の男が居た。何故だ。おかしい。 すると後ろに居たけいがいきなり”ドン!”と背中を押してきた。ビックリして俺は部屋の中央にひざまずく。 ”・・・悪いわね”けいが言った。俺は意味が分からなかった。何故・・・? ”けい!?なんなんだこれは・・・意味が・・・分からないよ”俺は言う。 すると男の一人が”まだ分かってないぜ、このプリケツ男よぉ!”、 二人目の男が”売られたんだよ!俺らゲイのグループにな!っきしょうプリプリしやがってぇ・・・たまんねぇ” ”な、なんだって・・・!?”俺は愕然とした。 三人目の男が”な、なぁさっさと始めちまおうぜ!!俺もう我慢できねぇよおお”なんと勃起している。 ”そうね・・・じゃあ私は少し失礼するわ”と言い部屋から出て行こうとする。 俺は”ま、まってくれけいーーー!!俺はキミが好きなんだーーー!けいーーー!” 男の一人が”うるせぇだめってろい!グヘハィ”いきなり頭床に押さえつけられケツを鷲づかみにしてきた。 すると他の二人も襲い掛かってきた。俺は必死に暴れたが大人三人の力に抗うことなど到底無理だ。 ”やっぱノンケは興奮スルゼェエッヘッヘハハhghぉヴゥウ”男の一人が意味の分からない言葉を吐いた。 けいはしばらく見ていたが、”バタン”とドアを閉めてその場を立ち去った。 ”けいーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!うああーーーーーーーーーアッアウ!アッアウ!アッアウ!” ーーー ーー ー ”ンン・・・”俺は目を覚ました。 周りを見回してみた。いつもと変わらない。俺の部屋だった。どうやら昼寝をしていたみたいだ。 ”・・・夢・・・か” 〜おわり〜 (この話はフィクションです) >105 藻前うまいw とりあえず3話が途中で終わった欲求不満の解消にはなったよw ただ けいじゃなくて真美だろ よく呼んでねーな? >>105 俺こーゆうの好きじゃない やっぱり同じ人が書いてるのがイイ どっかで続き書いてるの見つけたら教えて >>110 さん どうもです 歓迎できる板違いでしたョ これからはホムペの方で楽しませてもらいます >>110 初めからそうして欲しかった。削除依頼を出して欲しい。大好きなスレに変な文章あるのは気持ち悪い。 >>115 このスレのどの辺が大好きなのか言ってみれwww >>115 俺(高2)の意見を書いておこう。これは一個人の判断の域を超えない。 俺は、削除依頼は「いらない派」 以下理由 ・自宅サーバに関する全ての書き込みが許されると思える位の抽象的なスレタイ ・>>2 でいきなり、ほかへ誘導される程度の>>1 の書き込み内容 ・05/02/20以降、一年以上も放置されたままっだった件 ・その沈黙を破る書き込みが、06/04/28の、もはや期限切れと推定できる>>1 に対する「あげ」レス ・その後、例の筆者の文章&閲覧者の感想が連なるが、ネット、コンピュータ、サーバー等に 引っかけた内容の、一般的な文章であり、自らフィクションと注記 ・決して、個人の誹謗・中傷、個人を特定できる情報等の無許可公開、煽動、ウイルス等へのリンク、 公序・良俗に反する文章の内容、等々ではないこと ・誠実な文章表現で同調する者さえいる ・改めて削除依頼における削除ガイドライン、注意に照らし合わせても、なんら該当しないと思われる件 それでも、どうしても削除依頼が必要と信ずるに足りる信念を持っているのなら、 自分でやってみてほしい。 俺もこのスレ大好きだから、荒らされたのは少し悲しい。。。 >>117 >・改めて削除依頼における削除ガイドライン、注意に照らし合わせても、なんら該当しないと思われる件 スレッド趣旨に関係のない内容の連続投稿。 >>1 サーバーが見つかりません。 サーバーにおける技術的トラブルか管理者の能力不足が原因と思われます。 早急な処置を施した方が良いでしょう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる