何を勘違いしたか、
ピアノが大好きというだけで、ド田舎からここでは笑われてしまうような大学に行きました。
「私、本当はピアノ上手なんかじゃなかったんだ…」
と後悔しつつ

音楽だけでなく外国語、児童教育、保育、パソコンなど楽しそうな授業もたくさんあり、楽しく大学時代は過ごしました。

就職活動のときは音楽科に入ったことを後悔する日々でしたが、
派遣で働いていた工場でバイトのおばちゃんから
「中1の娘にピアノ教えて!」と言われて自分も勉強中であることを承諾していただいた上で有料で先生してました。
(転校してきて、小学6年間は違う先生に習ってた)

私が地元に帰るときに知人に引き継ごうとしましたが、生徒と親御さんの希望で自分の月一回のレッスンに行くときに時間が合えば生徒のレッスンをしています。

「先生のピアノ楽しいから続けたい!」の言葉がとても嬉しかったです。

地元では学童保育で働き(中高の教員免許で就職できた)音楽の仕事ではありませんが、簡単なクラシック、アニメやゲームの音楽をピアノを弾いたり歌ったりすると子ども達が喜んでくれ、ピアノを習っている子が「先生みたいに上手になりたい!」と言ってくれたり、
地元の発表会に出演したり先生のお手伝いをすると、先生だけでなく生徒さんや親御さんにもあたたかい声をかけていただけて、
ここ最近、音楽科に行ったことは無駄ではなかったと思えるようになりました。

ただ、音楽で生活はできていないので、高い学費を出してくれた両親には申し訳ないと思っています。

この春、結婚の為に退職して地元を離れますが
音楽を続けることを快く理解してくれた旦那さんに感謝しつつ、細く長く続けていけたら良いと思っています。