運とか金とかコネとか言ってるのは自分じゃないよ。

たぶんお互いの主張は理解をしてると思う。
それくらいの気概を持つのは良いことだと思うし、言ってることはごもっともだ。

学生の間はコンクールにいろいろ挑戦すべきだし、その頂点には音コンやら国際コンクールがある。
そこで成績を出すことは素晴らしい事だし、自分にとっても目標だよ。

考えが甘いって言われるのは心外だな。
自分も結果を求めて練習して、もっとうまく、もっと作品に近づいて、もっと素敵な演奏をって思ってきた。そうすれば結果はついて来ると思ってた。

でも僭越ながら人の上に立ったときに、違うって感じたんだ。
みんな頑張って、みんな苦しんで、その姿は等しく美しいものなんだって。過程は同じなんだって。
それは地方のコンクールであなたが言うような音コンや国際コンクールのレベルには遠く及ばないけれど。

あなたも演奏家なら分かると思う。コンクールと音楽の本質は実は両立しないのかもっていう不安があること。

それが両立する可能性を探って、もし見つけられたなら、その時きっと有力コンクールでも結果が残せるかも知れないね。

考え方はそれぞれだし一致させる必要はないけれど、根元では演奏家なら私の話もあなたの話も共有出来る思いだと思う。