朝一から平均ペースを遥かに超えるペースでオリコン流されて神に対する怒りで頭が一杯になって作業どころじゃなくなってた。

平均ペースよりゆっくりな日もちょいちょいあるのに俺がそこ担当する日に限って平均より速い日が多い。

流れてくるオリコン掴んでパレタイズするだけなら俺はスピード、精度(ここではシンメトリー取り)ともに抜群なんだが紐で括るのが非常に遅い。

何故かというと紐をひっかけてまわすのが極端に苦手でオリコンとオリコンの間に紐を挟んで身体ごと一周させるやり方になるからだ。他の持ち場ならスピードを活かして速く一周すれば済む問題だが今日の持ち場はスペースが狭く自慢のスピードも発揮出来ない

また、紐括り含めたパレタイズに加えてレーンに供給するオリコンに袋をかぶせてセットするのも仕事なんだが俺はパンチやキックは速くても手先の作業は糞遅い。極端に手先が不器用だからだ。

大体において単純作業系の仕事というのは手が速くないと出来ない。俺には向いてない。明らか手先不器用怪力タイプの典型例なのが俺なのに自慢の力はアホの神に取り上げられてるせいで力の世界で成り上がる道も閉ざされている。

これが悲劇でなくてなんだ?俺は糞神ころのせいで上手く生きる道を奪われている。
そう思うと怒りで脳内血管が沸騰しそうになり気が狂いそうだった。

これが俺の日常だ。
だから、替え歌を歌いご機嫌な少年が長時間俺の意識を占有し俺の行き場のない怒りを鎮める必要があるということなのだろう