0786古城資久 ◆SgffGh3sOY
2020/07/19(日) 16:15:08.33ID:enpI6jg3ちょっと医者らしいことを書きます。
抗体検査は過去にコロナに感染したか否かは分かりますが、現在感染しているか否かは
分かりませんので、大会でやってもあまり意味はないと思います。
現在感染しているか否かを調べるのは抗原検査かPCR検査になります。
前者は保険点数で6000円、後者は1.8万円です。
抗原検査キットはその場で結果が出ますが、まだ十分な数が出回っていないので、感染症協力病院から入手できる
様になっており、大会の安心のために抗原検査キットを入手するのは無理でしょう。
PCR検査は検査結果が出るのに5〜6時間かかりますが、保健所経由でも検査会社直送でも
結果が出るのは翌日と考えて良いでしょう。
保健所経由の検査は検査前に保健所の許可が必要です。感染協力病院なら自院の判断で検査できますが、
当然診断治療目的に限られます。濃厚接触者、クラスター発生施設では検査が拡大できますが
スポーツ大会の安心安全のために行う事は極めて困難です。
検査時の検体採取には検体摂取を行うものの感染リスクがありますので、しかるべき装備をつけ
然るべき教育を受けた専門家(医師、看護師など)が任に当たる事になります。
これらの環境を日本パワーリフティング協会が揃える事は現状不可能です。
ですから、会場検査は無理です。
また、選手に検査を受けて陰性だった証明書の提出を義務付ける事も無理です。
大会に行くという理由で医療機関が検査をする事はありません。
NPBやJリーグ、大相撲などプロスポーツでは検査を行っていますが、これはプロスポーツだからできる事です。
特別なコネクションがあるのか、特別料金を払っているのか、多くの観客を入れるので、特別に
許可が出たのか、何か特殊な事情が無いと検査は無理です。
8月1日からのNPB、Jの観客動員数が変更されるのではないかという報道があります。
go toキャンペーンも更に縛りを強くするかもしれないそうです。
8月末の全日本パワーが出来なくなる可能性はそれなりにあると思います。
8月12日までは決定しませんので、主管協会(兵庫)とJPAは準備はします。