昨日都内某所で黒塗りのロールスロイス・ゴーストを見つけた。
ここは都内でも屈指の高級飲食店の並ぶ街だ。

どんな奴が降りてくるんだと思いきや高級スーツに身を包んだ身長180cmほどの30代くらいの男性が。

肌は鋼色で背広の上からでも広い肩幅に分厚い胸板や背中、丸太のような脚が分かった。
しかし顔はシャープで一目でマッチョだと分かる。
男らしい鋭い眼光で口を一文字に結び高級料理店へ姿を消していった。
…BB氏だ。間違いない。

ロールスロイス・ゴーストの前には黒塗りのマイバッハ。
親衛隊東京総本部の総本部長。

後ろには黒塗りのセンチュリー。
こちらは親衛隊東京総本部の副総本部長だ。
親衛隊東京総本部副総本部長ともなると神奈川や千葉や愛知や大阪や福岡の大都市を抱える親衛隊支部の支部長と同じ車に乗れるようだ。

更に後ろにはレクサスLSが4台。
親衛隊東京総本部副総本部長補佐がそれぞれ乗っていた。
レクサスLSは上記大都市以外の親衛隊支部長が乗る車だ。
彼らは補佐の補佐と言うことになるが親衛隊を統べる東京総本部の高級幹部なので一般的な支部長並の権限があると言うことだろう。

一方の私は財力の差を見せられ、ただ驚嘆するばかりであった。