覚せい剤の闇が文科省にも――。文科省初等中等教育局の参事官補佐が5月28日、覚せい剤取締法違反の容疑で厚労省麻薬取締部に逮捕された。

逮捕されたのは福澤光祐容疑者(44)。
職員の覚醒剤所持による逮捕を受け、文科省内に衝撃が走った。関係者によると、省内の福澤容疑者の机からも注射器などが見つかったという。

逮捕を受けて、文科省の生川浩史大臣官房長は「一連の不祥事からの信頼回復に全省をあげて取り組んでいるさなか、文部科学省職員が、
覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕されたことは、誠に遺憾であります。文部科学省としても、捜査に最大限に協力して、全容の解明を踏まえ厳正に対処してまいります」とのコメントを発表した。

柴山昌彦文科相は29日に、この問題に関して会見を行う予定。

中央省庁職員による覚せい剤の使用を巡っては、経産省でも5月に、
製造産業局自動車課の課長補佐が覚せい剤取締法違反などの容疑で逮捕されている。