なるほどね




関節と筋肉

関節強度と筋肉強度は同時進行で鍛えていく。腱が強くなければ筋肉だけ肥大化しても力を発揮しない。
例え挙がっても関節に相当な負荷かかっていないか。

パワーリフティングで2008年当時の世界記録打ち立てたドニー・トンプソンはパワーリフティング種目に加えて必ず関節ケアなどの補助種目を怠らなかった。記事によると、リフティングだけやる選手は怪我が多いとか。関節の痛みや肉離れらしい。

ロシアで40キロのケトルベルで競技を実施する話があったが、関節への負荷を懸念する声があると聞く。

では関節をどうケアするか。

簡単な話、体中の関節や背骨を全部動くべき方向に軽く動かして見る。足首や腰、首など複雑な動きする所もあるが、これも幾通りもやってみる。当たり前に可動しない関節や動きがあればそれが後々問題になってくる。
関節全部、足の指から手先の指関節、顎まで。上丹田が眉間にあること考えると眉毛動かすこともポイントになるのかもしれない。

骨格と腱と筋肉が耐久できる種目と重さを選ぶ。これが重要。32キロケトルベルで色々トレーニングしているのであれば、関節強化向けに時折16キロや20キロに落としてみる。このようにして同期取りながら鍛えていく。

Weakest link rules the chain
骨があって腱があって筋肉があって靭帯があって。それらが連動しあってパワーが出力される。
パワー出力の連動にしくみにコンニャクのように柔らかい筋肉や腱があれば、極端な話パワーはコンニャク並になる。家の柱の1か所にコンニャクを埋め込めば柱の強度はコンニャク。

Weakest link rules the chainは一番弱いつなぎ目が鎖の強度になるという意味。
仕事でもスキルない人が上に立って仕事を先導すると大変なことになる。
自分の体のどこがコンニャクになっているか、これがトレーニング種目を決めるポイントになる。


関節や腱
関節や腱の強度をほったらかしにして筋肉だけ意識して鍛えると、トレーニングのフォームにヒズミが及ぶ。
関節強化と筋肉の強化はある程度比例していなければならない。たとえばケトルベルのミリタリープレス、24キロが1回か2回挙がるのならば、16キロで関節や腱に適度な負荷をかけ、平行して24キロの回数を増やしていく。
軽い重量と重い重量の二段構え、あるいは1つの重量と関節負荷用トレーニングの二段構えは必要。

関節あっての筋力、鋼鉄の筋肉にプラスチックのような腱が引っ張られていてはやはり困る。