《ケタマのひとり言》

俺はときどき思い出したようにクスッと半笑いするときがある。

「ああ俺はカリスマ的人物でみんなのヒーローなんだ」と…

そして酔いしれ自分で自分を褒めてやる。

「鍛道」……その言葉を聞くと、俺は自然と身が引き締まる。

「鍛道」と言う言葉に恥じない自分であるだろうか自分に問いかける。

「いいかい?鍛道というのは自分自身が作り上げていく物なのだよ」と…。

そして俺は感動に打ち震える。

「鍛道」……嗚呼なんて素晴らしい言葉なんだ。

独りよがりのナルシストなんて呼ばせはしない。

だって実際モテボなんだから。

俺の知名度は日本一。

人気、実力すべてにおいて並びなき王者。

そして素晴らしい実績。

余計な説明など一切いらない。

そして改めて思う。

「みんなのヒーローになって本当に良かった」と…