>>850
筋肉は多核細胞でその中にミオシンアクチンの束である筋原繊維と、それらへのエネルギーサイクルを作る筋形質、神経で構成されてます。

核や繊維を増やす刺激は「現状で間に合う力の多反復」では入りにくく、そこから少rep高負荷で行う6rep法が有効であることがわかっています。
トレーニングにブランクがあってもある程度のガタイが残ったり、再開時にMAXが戻るマッスルメモリーは核が減らずに残っているからで、こちらの恩恵です。

逆に持久力や見た目のパンプ感に関わる筋形質は追い込むことで次へのエネルギー蓄積や無酸素運動物質の代謝のために水分と栄養を引き込み、比較的容易に肥大します(やらなくなると容易に減少します)
速筋の持久力はこちらの質量と比例すると言えるでしょう。

よって、どちらを増やしたいかによりますが、20回-15-回-9回くらいの負荷で形質狙いのトレーニングであれば回数を気にする必要は無く、無酸素運動によるキツさを毎回迎えていれば、理論的には同じ重さでセットを繰り返しても構わないはずです。
重さより無酸素運動の限界である40秒を目処にウエイトを減らして継続するとさらに形質の増量効果があるかもしれません。

後に核と繊維を残したい、MAXを伸ばしたいという狙いの場合は、6〜8回が限界となるウエイトで2〜3セット目がスティッキングポイントで動かなくなったとしてもアイソメトリックスで上げようとし続けることが重要だと考えます。
また、収縮位と伸展位で扱える重量が変わるため、日を跨いで種目とウエイトを変えていくと良いでしょう。