サーフィン連盟、一般サーファーへ異例自粛呼びかけ

日本サーフィン連盟は22日、異例の「自粛」を呼びかけた。公式サイトに「すべて

サーファーの皆さんへ」と題した酒井厚志理事長のメッセージを掲載。登録選手だ
けでなく、一般のサーファーにも「海へ出ることの自粛」を求めた。

緊急事態宣言で繁華街の人手は激減したが、海では「密」が発生。対応に苦慮した各
地でビーチクローズされたことで、さらにサーフィンが可能なポイントに県をまた
いで殺到した。千葉県の森田知事が他県のサーファーに対して「来ないで」と訴える
など、社会問題にも発展していた。

事態を重く見た同連盟は21日にWEB上で緊急理事会を開催。すでに東京オリンピッ
ク(五輪)を目指す強化指定選手らに自粛を通達していたが、一般サーファーにも広
く呼びかけることを決めた。この日までに神奈川県の鎌倉市や湯河原町も海や海外利
用の自粛を要請。また、同県の海沿いの自治体は海外封鎖や道路の通行止めも同県に
対して要望している。

五輪競技入りでスポーツとして期待も高まる中、競技のイメージダウンにもなりか
ねない状況。酒井理事長は「大切なのは、Stay At Home」とサーファーに訴えて
いる。