大阪大学 スキューバダイビング部を活動停止に 20歳未満10人に“飲酒強要” 「コール」で一気飲みも

https://news.yahoo.co.jp/articles/46c3a1d9bfad480bdfcdc43c8244eea439148508

大阪大学のスキューバダイビング部が、20歳未満の部員およそ10人に飲酒を強要したとして無期限の活動停止となりました。

大阪大学によると、ことし8月、大阪府内のホテルで大阪大学のスキューバダイビング部の卒業生数人と在学生のあわせておよそ30人が参加して飲み会が開かれました。

大学に在学する現役部員の中には20歳未満の大学1年生や2年生がおよそ10人いたということですが、卒業生や先輩の在学生に「コール」と呼ばれる掛け声で、アルコールの一気飲みを強要されたということです。

この飲み会で、急性アルコール中毒などの健康被害はなかったということですが、自力で帰宅することができない20歳未満の部員もいたということです。


■外部からの通報で「発覚」

その後、大学に「スキューバダイビング部の飲み会に20歳未満の学生もいて飲酒していたのではないか」と外部から通報があり、問題が発覚しました。

大学の聞き取り調査で、スキューバダイビング部の幹部学生は20歳未満での飲酒を認め、「卒業生や先輩が『コール』などをして酒を断りにくい雰囲気をつくった」と話しているということです。

大学は体育会に所属するスキューバダイビング部を無期限の活動停止とし、「注意喚起を定期的に行っていたが、学生たちには十分に届いていなかった。注意喚起だけでなく、さらなる対策を講じていきたい」とコメントしています。