>>523
>人の上半身に魚の下半身

描写があっさりしすぎているとおもう。人、魚、を写実的に写し取る方がいいとおもう。
人はどんな見た目だっけ? 魚は?
「人」と「魚」で描写を終わらせない。

>大概に不平等だ

個人的には「不公平」の方がすっと頭に入る気がした。細かな意味、正確な意味云々の前に、「不平等」より「不公平」の方が言葉として目にするような気がするから。拘りが無ければ変えてみてもいい気がする。

>そんなことはずっと前から知っていたけれど。

この情感に対してこの表現はシンプルかつ伝わり易い、いい一文と思った。

> 人魚を見るためだけに生きてみたけれど、見たからどうというわけでもなかったなあ。です

自分の力で死を免れた訳ではないはずなので「生きてみたいと思ったんだけど」の方が妥当なきがします。

伝えたい想いを核にして肉付けをし、物語を作っていったような印象があります。
明確なテーマがあり、伝えたい想いがあり、それを物語に落とし込んでいく、その姿勢に非常に共感を持ちます。事実、人間と人生との関わりに対する簡単には割り切れないジレンマに対する苛立ちのようなものを感じて、好意的に読めました。
ただ、他の人たちの指摘にもあるとおり、技術が足りない。少なくともあなたの持っている良さをあなたの筆力が邪魔をしている。非常にもったいない状態だと思います。
ただ、技術は伸ばすことが出来る。技術を伸ばすことが出来さえすれば、あなたは他人の記憶の片隅に居座ることができる作品を書くことが出来るかも知れない。それって地味に凄いことだよね。
頑張ってね。