>>201-202
真面目に書いておきます
安楽死が合法になったうえでの話だが
安楽死は本人がそれを望み、合意があったうえで成立します
作中だと少年が安楽死を望んだ描写はどこにもなく、合意していないようで
家族と医者の取り決めだけで安楽死の名のもとに
病の少年が知らないうちに死に至らしめられているように見える
なのでこれは安楽死にあたらず、委託殺人になり
意味がわかると怖い話の類になってしまっています

作者がそういうものを書いたのならそれでもいいのだけど
そうではなく、少年を安楽死させる家族と医者の葛藤や辛さを書きたかったのであれば
少年と医者のやり取りの時に、少年が望んだのだと
読者に匂わせる書き方をするべきです

例えば、こんな感じで
「先生、今日、いよいよなんだね」
「後日に延ばしてもいいんだよ」
「ううん、つらくなるだけだから……お願いします」
少年のさしだす腕に、医者が注射を打つ。
ー父さん、母さん、僕を産んで育ててくれてありがとうー
ー大人になれなくて……恩返しもできなくて……ごめんなさいー
小さくそう呟くと、ゆっくりと瞼を閉じた。
あとには、永遠の暗闇がひろがった。

とかね、
で、その後は、医者と家族の話に移っていく
そうすることで、本人の合意の下での、これが文字通り”安楽死”だったが
「すくい」のための裏に家族や医者の葛藤やつらさがあることを描けることになると、思うんだがどうですかね?