>>5 に続く第1話になりますー。すでにカクヨムに投稿されているものです。
全体的にだれが何を話しているのかがわかりづらい点を自覚しているのですが、どのように改善すればよいかわかりません。
ご指導よろしくお願いします。

◇◇◇◇◇ 以下前半部分

休日の早朝、閑静な住宅街に太陽の光が降り注ぐ。俺はエプロンを着用してキッチンに立ち、ふたり分の朝食の準備を進めていた。
テーブルには、薄く切ったパンと薄く平らに切った食材の数々が並ぶ。今日の朝食はサンドイッチだ。
もとより俺は凪が来る前から一人暮らしをしていたので、家事全般は一人でもできる。
そのため、朝の家事の分担は全般的に俺がほとんど請け負う形になっていた。
彼女はその間に、ゴミ出しなど細かい作業を行うことで我が家の家事分担は成立している。しかし今日はその様子が少しおかしかった。

「あいつ今日は遅いな……」
いつもなら5分足らずでゴミ出しから帰ってくる彼女だが、今日は20分ほどたっても玄関に姿を現していないのだ。
心配しつつも朝食の用意を進め、ちょうどサンドイッチが出来上がろうかという頃。玄関からガチャっと扉が開く音がした。彼女がゴミ出しから帰ってきたのだ。近所の方々としゃべりながら来たのか、玄関のほうからは彼女以外の声も2〜3人ほど混ざっていた。よくとおる年配女性の声に続いて、若い女性二人の声が続く。特にそのうち2人、一方の若い女性と年配の女性は声は大きく、同席している凪と比較して倍ほどの音量に聞こえるほどだった。

「ただいまっ!」
こちらに呼びかけるその声を耳に入れると、俺は玄関へと向かう。
玄関に続く通路には、気のせいかいつもと違う獣の臭いを感じた。
「今日は遅いじゃねえか……って、それは一体……」
遅くなったことに小言の一つでも言ってやらねばと声をかけた俺の言葉は途中で中断し、困惑の言葉へと変わる。
振り返った彼女の手には首元のへこんだイノシシの死体があったからだ。
「このイノシシ、実は凪ちゃんがやっつけてくれたもので……」
困惑する様子を見てか、そのうちひとりの女性が事の顛末を語り始めようとする。しかし、その言葉よりもまず俺の意識はイノシシの死体とその匂いに向いていた。
俺は立ち話もなんだからと言って、彼女ら近所の面々を部屋に通す。その隙に、俺はイノシシの死体をいったん臭いを遮断する袋に速やかに詰めた。