>>551
川遊びに行くのに「オカルトも好きだが」は唐突過ぎて、知らんがなと言いそうになったけど。
よく見たらこれ連作短編だったんですね。それなら納得。
日常の中に潜むオカルトというテーマは悪くない。
筆致の乱れもなく文章は読みやすい。
ただ、作品としての完成度は決して良いとは言えない。
何が悪いかというと、主要な部分がストーリーではなく説明になってしまっているところ。
しかも謎解きではなく主人公が勝手に自己解決してしまっている。
トラブルも葛藤もなく、他の人物との絡みも希薄。つまりドラマ性が足りないのだと思います。
例えるなら、ナレーションばかりの映画を見ているようなもの。
もっとキャラを動かしましょう。それだけで作品が生き生きしてくると思います。