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ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【240】

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0001創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/05(水) 09:36:29.05ID:HrRddKt6
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする(例外あり)!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!

ここまでの最高得点79点!(`・ω・´)

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【239】
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0147創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/12(水) 23:34:14.67ID:e6UWEQwk
蒼い土煙。


時は13世紀、世界帝国モンゴルの小さな軍団が、
要塞堅固強兵で名だたる強大な都市国家に襲いかかります、

都市の強みはなんと言っても地形を生かしつつ、
代々に渡り何重にも巡らした堀や城壁、
かつてどのような侵略者も一度もこれを破ることは、
叶わなかった。
一族の言い伝えには、
要塞を出て戦ってはならぬ、
ひたすら塀を厚く高く、堀を深く大きく、
いつか東方からやってくる蒼き狼も、
これを食い破ることはできない、、、。

400年に渡りコツコツと造営された城壁はもはや
絶峰のように積み上げられ、
日々更に積み上がっていった。

さてモンゴル軍、
反撃を受けると多くの戦死者を残して、
意外にもアッサリ
逃げ始めます。
それに、先方に立った歩兵は傭兵なのか、 。
ロクな装備ではありません。

騎兵と見ると馬は驢馬の様に小さく、兵士の甲冑も貧弱です、
敵は弱し、逃がしてはならじと追うのですが、
この子馬軍団ども、延々と遁走を続けます。

深追いはならじ、要塞都市に引き上げると、
意外にも又攻めてきますが、
又又貧弱な歩兵隊が大敗して騎兵が遁走を繰り返します。

3年にわたり、
弱いのに、只々、数万の犠牲を払って
ハエのように襲いかかる軍団、
いつからか、狼どころか負け犬、ハイエナ軍団と嘲笑する声も、、。
剛腕と武勇で知られた若き王はまさに人気絶頂。
白兵戦では常勝、味方の損傷はほぼゼロに近い、
近隣の小さな村々で卑怯な略奪放火強姦を繰り返すモンゴル軍、
村長達からも嘆願の声が、、、。
(続く)
0148創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/12(水) 23:36:10.23ID:e6UWEQwk
そんなある日、
城外に討って出ることに一番反対していた、
皇太后が密偵の手にかかり場内の寝室で惨殺。

遂に決意した総大将は隣国の協力も取り付け、
10万の連合軍で大追尾の命令を下しました。

それでも反対する幼馴染の大臣の家から、
大量のモンゴル帝国金貨と皇太后暗殺の手紙が、
密告により発見、
疑心暗鬼の中処刑は断行された。

今年の収穫や交易の時期も迫っています、
それに実は、
三年間塩の流通路を絶たれ欠乏してきています。

今度は徹底的に弔いの殲滅攘夷命令です。
軍団の指揮は大いに上がり、
女たちも勝利を確信してお祝いの用意すら始めました。

蹴散らし蹴散らし徹底追尾すると、
小さなモンゴル馬と軽装備騎兵、
とんでもないスタミナで逃げ続けます、。

総力戦の興奮で見落としていたのですが、
各騎馬兵は数頭の引き馬まで引き連れて、
走りながら巧みに乗り換えています。

6時間でも12時間でも追っ手の息が切れるまで走る、
実は人馬一体の、内蔵を揺らさない見事な走法です。

遂に追っ手の馬脚が止まった瞬間から、
遠巻きに囲み矢の嵐を降らせます。
追うと下がり、又矢を浴びせます。
各自数頭の引き馬には、
大量の矢が積まれていました。

どうも下手な矢で大軍団の戦士には殆ど当たらないし、
戦士の堅固な鎧や盾はドンドンはじき返します。

押し問答が続くのですが、
追っ手兵士の損傷は極、軽微です。
やはりハイエナども、今日は引き上げようと号令に合わせるように
馬が泡を吹いて倒れ始めました。

馬を狙った毒矢だったのです。

(続く)
0149創る名無しに見る名無し
垢版 |
2023/04/12(水) 23:36:52.78ID:e6UWEQwk
城塞の方を見やると、
夕闇に紛れて蒼い不気味な土煙が、、、。
おや、更に援軍が来たのかとみやると、、
モンゴル帝国の重装騎兵大軍団が地平線を埋め尽くしています。
リーダーは蒼き狼の地を轟かす咆哮に、
祖先や皇太后や親友の言葉を思い出しました、、、、。

ムスリム商人に偽装し、
潜入していたスパイが城塞都市リーダーの大追尾命令を、
本軍に通知していました。

軽騎兵と奴隷を使って徹底的におびき寄せられ、
密偵の情報戦に愚弄され、
背後から遊撃能力抜群の主力重装騎兵大軍団に囲まれ、
草原の真っ只中で脚を失った、
重甲冑の兵団は蒼き狼にすり潰されるように、
殲滅され、
それでも、投降するものは奴隷として生かされました。

つぎの、堅固な要塞都市の前で死ぬ為です。

王は祖先の城壁の前で惨殺され、
城内の士気は多いに下がる中、
三年間をかけて開発された超大型の攻城機が投入されます。

実は地下には城壁を避けるトンネルが
完成間近です。

この400年の都が一人残らず見せしめ虐殺されたあと、
近隣では刃向かうものは無くなり、
奴隷たちは更に西方の強大な王国戦に投入された。

自分たちが侮った罪を贖うように。
(以上)
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