【リレー小説】ドラゴンクエストIII 外伝 part1
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〜ストーリー〜
小国アリアハンの勇敢なる戦士・ハッケヨイの息子であるヘッポコは
16歳の誕生日を迎えたある日、王様から重大な使命を告げられる。
それは、亡きハッケヨイの遺志を継ぎ、闇の国より現れた魔王・マラモスを倒す事だった。
世界を救うため旅立ったヘッポコを待ち受けていた驚きの運命とは……!? ヘッポコ「ダメだよ壊しちゃ」
カントリー「イラッとしちゃって」
そしてヘッポコはキラーマシンを修理した。そして、吉良マジンガが完成した。
ヘッポコ「起動!」ポチッ
吉良「ガガガ…ピーガガッ…ウヒッ」 \
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
.,Å、
.r-‐i'''''''''''i''''‐-、
o| o! .o i o !o
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|_, ─''''''''''''─ ,、 / _
/ `ヽ.
/ / i と思うキングしょぼんであった…
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! ノ
丶_ ノ
``'''‐‐---------‐‐'''~ ヘッポコ「レクサプロ飲んでフラッシュバックは減りますか?」 Dr.パイパン「減るわけねえだろ!冗談は顔だけにしろ!」 マイラの村の温泉で暴走した吉良を見つけた。
ヘッポコ「おい吉良、しっかりしろ!」
吉良「ぱぴぷぺぽ?」 ヘッポコは吉良を直そうと温泉に入れた。
吉良はショートして動かなくなった。 ヘッポコ「デモペチノガモットカワイイヨーソニーチンポ」
ヘッポコほ呪文を唱えると頭が核爆発した 核爆発の威力は凄まじく、魔王をも滅ぼしてしまった。
ヘッポコは勇者の職を失った。 ヘッポコは魔王マラモスを倒したことにより、王宮の祝賀会に呼ばれた。
「面倒臭いからやめとこう、ソーシャルディスタンスだしな」 ヘッポコはマラモス城のすぐ東にヴァギナの大穴(洞窟)を見つけた。
ヘッポコ「クセェ…ここには何かあるな」
ピンチ「ホントに生臭いです」 今日も1300ハマリくらって宵こしで単発一回しか引けてない。こんなことならスロ打てば良かったわ。借金増えるし 洞窟にはゴミが沢山あった
洞窟は魔王城のゴミ捨て場だったようだ。 ピンチ「ゴミ山の上に何者かがいます!」
ヘッポコ「なんだー?」
カントリー「魔物か!?」
吉良「いや、老婆です」
老婆「軟膏塗って〜まんこうに軟膏塗って〜!」 ヘッポコ「ん、あの老婆、ピンチじゃないのか?」
カントリー「本当だ。ありゃ、ピンチですな」
吉良「じゃあ、ここにいるピンチは?」
一同の視線がピンチに集まる。
ピンチ?「クックックッ」 ピンチ「イヤだなあホンモノですよ」
ヘッポコ「そうだよな、ハハハハ」
老婆「軟膏塗って〜」
カントリー「あれ?あの婆さんさっきよりデカくなってない?」
吉良「体積が2倍になっています」
老婆「まんこうに軟膏塗って〜」ムクムク ピンチ『くっくっくっ、騙されてやがる。ちょろいもんだぜ』 ヘッポコ「なんだこれは?」
老婆とピンチのパンツを下ろしたヘッポコは困惑してしまった。
どちらの陰毛も白いのである。
ヘッポコ「どっちもピンチだよ・・・」
吉良「ヘッポコ様。本物のピンチであれば、鼻からうまい棒を食べれる筈です」
カントリー「確かに」 老婆「まうこうに軟膏塗って〜」
なんと老婆の身体が10メートルを超えた。
ヘッポコ「どう見てもあっちが物の怪の類だろ」
ピンチ「当たり前です!」
そう言うとピンチはパンティを上げた。 老婆「まんこう塗ってー!」
パクッ
なんと吉良は老婆の巨大なヴァギナにまるごと食われてしまった。
ヘッポコ「わーっ、吉良!」
ピンチ「邪神ヴァギナ…洞窟に封印されし太古の神」
カントリー「えっ、まさか!」 ヘッポコ「聖剣ナマクラー、生臭斬り!」スパッ
ゴロッ
老婆「はうあ!?」
邪神ヴァギナの巨大クリトリスが斬り落とされた。 ヘッポコ「ちょっとアンモニア臭いけどコリコリして赤貝みたい」 ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ 全ての下痢をひり出すと俺は地面に倒れ込んだ。
横を見るとクリトリスを切り取られ絶命している老婆がいた。
ヘッポコ「はぁはぁ…やった…邪神ヴァギナ討ち取ったり!」 邪神の顔がみるみるピンチに変わっていく。
ヘッポコ「なんてこったい。邪神の正体は、ピンチだったのか・・・」
吉良「我々は騙されていたようです」
カントリー「ピンチ、恐ろしい奴であった」 ヘッポコはピンチロスで暗黒面に落ち、ダークポコとなってしまった。 吉良マシン「君は選ばれし者だった!
モンスターの仲間になるのではなく、倒すはずだった!
闇に取り込まれるのではなく、アリアハンに…いや、世界に平和をもたらすハズだった!」
ダークポコ「オマエらが憎い!」
カントリー忍「貴方は勇者だった。皆んな愛してたわ!」
ダークポコ「うるさい、オマエらがピンチを殺したんだ!」 吉良「ダークポコ様。Drゲドウならピンチをサイボーグとして蘇らせることができるかと」
カントリー「Drゲド!あの禁呪治療で教会を追放されたという伝説の神父か?」 カントリースペシャルを決めた所に、吉良がダークポコの両足を斬り落として決着がついた…。
ピンチのクリトリスから流れる血の溶岩の川にはいつくばりながら、ダークポコは吉良とカントリーを憎しみの表情で見つめている。 吉良達により裏教会に運ばれたダークポコは、Drヘドロスによってメカポコダークとして蘇った。
MPD「お前達、俺を思って、あの様な事をしたんだな・・・ありがとう、礼を言うぞ」 ヘッポコ「よう兄弟!住吉会が追い込みかけられて大変そうでっせ。気をつけましょうや」 MPD「ワタシ ハ メカポコダーク ト イイマス アナタ ダレデスカ?」 ヘッポコ「クールな感じを出すにはああいう言い方がかっこいいな」 ヘッポコは自ら命を絶ったのである。
そして教会で復活した。
身体も元どおりだ。
ヘッポコ「うわはははは!」 しかし、顔が前後逆なので歩きにくいし、御飯を食べるのも大変なのだ。 再び闇教会で復活したヘッポコは、メタルダークヘッポコとなった。 ヘッポコは黒光りのメタルボディを纏い、宇宙海賊の相棒となった。アリアハンを超えて、宇宙を股にかける冒険の日々が始まります。 ヘッポコ「これじゃ1000話がどうのこうので大騒ぎしてたのただの馬鹿じゃん…」 ヘッポコは黒司教の陰謀によって記憶を消されていた。
今はメタルロイドヘッポコとして宇宙海賊のバディなのだ。 ドラクエっぽくないのでヘッポコはアリアハンに帰った。
ヘッポコ母「おやおや、放蕩息子が帰ってきたよ…何、友達も居るのかい?家には止められないから宿屋にでも行ってもらいな」 ヘッポコ「アルカニダ号で寝るからいいよぉ〜宿屋なんて不潔だしぃ〜」
母「あんた、勇者じゃないのかい?もう少し勇者らしく宿屋で寝た方が・・・」
ヘッポコ「いいんだよ、陰毛だのまんこだの下劣ネタばかりで、勇者らしいことさせてもらえないし、俺は疲れたんだよ。!心が傷ついてるの!これ以上言うと母ちゃんでも容赦しねえぞ!」 ヘッポコは川に係留してあった丸木舟に乗り込んで寝た。
ヘッポコ「やっぱりアルカニダ号は快適だわ」
ヘッポコは過度のストレスで心を病んでいた。 ヘッポコが寝ている間に丸木舟は岬を越えて南東に進み、そして小さな島にたどり着いた。
ゴツン
ヘッポコ「ふあぁ〜よく寝た…って、ここどこ?」
天文学者「ルザミへようこそ」 女「ここはルザミ、忘れられた島ですわ」
ヘッポコ「マン毛、見せろーっ!」
女「きゃーっ!」
ヘッポコ「おぉ、柔らかそうなダークブラウン」
女「だ、誰か!」
ヘッポコ「ボクはあなたを忘れない」 女「バキニードル!」
女の陰毛が硬質化してバギと共に俺を襲う。
俺「ドッゲーエエッ!?」
俺の顔面は毬栗の様に針だらけになった。
女「私のスカートの中を見て、生きている者はいない」 殿様「ふむ――」 すっ
家臣「殿! お待ちを! その食事には毒が盛られているおそれが!」
殿様「な、なんじゃと!?」
家臣「そこな金魚で――御免!」 ひょい
金魚「ヒッ! せ、先生! 先生ー!」
先生「うむ――っ」
家臣「ななななな、貴様! 殿の命を狙う刺客か!」
先生「いや――某はそこな金魚に雇われた名も無き用心棒よ――」
家臣「うぬぬぬ――金魚の分際でこしゃくな! ものども、出合え! 出合えー!」
ものども「はっ!」
金魚「せ――先生――」
先生「ふん――飼い犬如きに手を咬まれる某ではない」
家臣「蹴散らせーい!」
ものども「うおおおおおおおお!」
家臣「なんとしても金魚鉢にこの煮物を入れるのじゃあ!」
先生「この家中では主君の命のかわりになるのは家臣ではなく金魚なのか――フッ」
家臣「ぐぬぬ、いわせておけば!」
殿様「あの――なにがどうなってんの、これ――?」
家臣「殿は!」
先生「そこで」
金魚「すっこんでて」
ものども「ください!」
殿様「……」
殿様「――はい」 シュン >>620から
────ヘッポコは教会で復活した。
ヘッポコ「恐ろしい女だった…
ただの剛毛なんかじゃねぇ
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…」 西野亮廣
日本人にクラウドファンディングの仕組みを説明をしたら結構な割合で、「そんなにお金が好きなんですか?」という意見が飛んできます。何を言っているんだ。
自分が何を言っているか、分かってるか?
誰でも分かるように、別のモノに置き換えるとですね…
世の中の需要が分からずに、いつも在庫の山を抱えているハンドメイドのカバン職人さんに対して「『受注生産』という方法がありまして…」と提案したら、「そんなのは詐欺だー!」と言っちゃうのが多くの日本人です。
……会話が成立してないんです。 しかし、邪神ヴァギナと半々の身体になってしまった。
ヘッポコ「会いたかったぜピンチー!」
ズリっ
ピンチ「ひゃっ」
いきなりヘッポコはピンチのパンティー下ろした。
ヘッポコ「よし、白髪!本物のピンチだ」 その時謎の老婆が現れ、おもむろに股間を見せた。
老婆「ほれほれ、お前の好きな白髪じゃぞ!」
ヘッポコの顔面に跨り、激しくグラインド運動をする。
ヘッポコ「ババア!まんまと騙されたわ!お前がピンチだとは思わんだ!」 ヘッポコは聖剣ナマクラーで老婆の性器を切り落とした。
ベチャ
地面に切り取られた老婆の性器が落ちる。
老婆「ぎょえーっ!」
ヘッポコ「汚ねぇアワビだぜ」 ナマクラーはみるみる腐食して、使い物にならなくなった。
婆ピンチ「ヒェッヒェッヒェッ。ワシの体液は強酸にてなぁ。そんな剣なんぞ、あっという間じゃて」 ヘッポコ「剣が駄目なら、これでどうだ!」
ヘッポコはナマクラーを捨てて、ネトウヨに脳天から竹割りを喰らわす。 ネトウヨは死んだ。
老婆も死んだ。
それを見ていた本物のピンチは、2人の顔に白髪の陰毛をパラパラとかけて手を合わせた。
「冥土の船賃の足しにして下さい…」 ネトウヨ「ふはははっ。良い毛であったわ!」
ピンチの復活の妙薬によりネトウヨは復活した。 復活したと思っているのはネトウヨだけで、あの世とこの世の境目を何億年と彷徨って行くのだった。 こんなのが偉そうにレスしてると思うと虫酸が走るなw バチコーン
「ぶべらーっ!」
ヘッポコは竹割でパヨクの鼻を叩いた。 ストーリーを進めるため、ヘッポコはアリアハン王に謁見した。
「勇者ハッケヨイの息子、ヘッポコよ」
「はっ」
俺は、アリアハン王の前で片膝をついた姿勢で答える。
「そちに、アリアハンの使者を命じる」
「謹んでお受けします」
「ロマリアとポルトガに行き、船を手に入れるのだ」
「はっ」
「では、身分証と書状を受け取るがいい」
「はっ」 そしてヘッポコはルイーダの酒場で仲間を探す事にした。
ヘッポコ「今度はマトモな冒険者を見つけよう」 ヘッポコは絶望感に襲われて、船を探すのは止めて、川にあった筏を献上することにした。 哀川調「おい、オレのイカダに何してんだよ」
ヘッポコ「何だオマエは!」
哀川調「何だじゃねーだろ、オメー!」 ヘッポコ「このイカダの所有権をかけて勝負だ!」
哀川「はあ?なんでそうなるんだよ?」
結局、ヘッポコは捕らえられて、アリアハン監獄に収監された チャンカ、チャンカ、チャンカ、チャンカ♪
哀川〜哀川〜
チョ〜チョ〜チョ〜チョ〜♪ 監獄の朝は早い。鬼獄長の点呼に間に合わないと、鞭打ち百叩きで朝食抜きである。 泉ピンチが駆けつけた!
カントリー忍が駆けつけた!
吉良マシンが駆けつけた!
哀川調は様子を見ている。
鬼獄長は驚き戸惑っている。
ピンチ「はい!」
カントリー「ふうっ!」
吉良「はい!」
ヘッポコ「やーっ!」
鬼獄長「ウボアーーーーッ!!」
ヘッポコ達は鬼獄長を倒した!
なんと鬼獄長は大魔王ジョーマだった!
哀川「やるじゃねーか」
────世界に平和が訪れた! 半年後〜
ヘッポコは薄暗い部屋の中で眼を覚ました。
寝起きに弱いヘッポコは、一瞬ここがどこで自分が誰だか分からなくなってしまったが、手触りもよく柔らかいベッドに横たわる内にそれを思い出す。
ここはアリアハン王国だ。
そして君は邪悪なる大魔王ジョーマを討ち果たした伝説の冒険者達の1人、ヘッポコ・ノ・コッタ。
ヘッポコは大いなる使命を果たした者としてその功績を称えられ、アリアハン王国の宮廷勇者に取り上げられた。
完全に目を覚ましたヘッポコは大急ぎで寝巻きを脱ぎ捨て、いつもの装備へと着替える。
今日は旧友が来る日であった、とヘッポコは焦り、急いで客を迎える支度をする。
旧友。偉大なるアリアハン・オールスターズの面々。
泉ピンチ(半邪神ヴァギナ)
カントリー忍(女子プロレスラー)
吉良マシン(元キラーマシン)
ヘッポコたちはかつて、数多の邪悪と死闘を繰り広げ、そして遂に大願を成就させた。
討ち果たされた大魔王ジョーマは万が一にも復活をしないように、地の底の監獄に厳重に封印してある。
そして邪悪を封じたヘッポコたちは世界中を旅することとなる。
霧に包まれた王国、広大な迷宮…空、海、そして暗黒大陸!
いまやヘッポコたちの実力はかつての大魔王ジョーマの比ではない。
心技体ともに極まり、神の影ですらも討ち滅ぼすヘッポコたちの冒険はこれからもずっと続くだろう。
だが勇者にも休息は必要だ
ヘッポコたちパーティは一旦解散し、いまはアリアハンで次なる冒険への準備を整えている… ヘッポコ達は再会を喜び、笑い、飲み、語り合った。
そしてヘッポコは一つの気になる話をピンチから聞く。
彼女の話ではどうやらヴァギナの大穴に不審な魔力の揺らぎを感じるということであった。
ヘッポコ「魔力の揺らぎ?」
ピンチ「皆さんと別れた後に、大穴の調査をしたんですけど、魔力を感じるだけで皆目原因が分かりませんでした」
カントリー「魔王ジョーマは封印したし、妙だねぇ」
ピンチ「小事であるかもしれないし、大事であるかもしれない。
そこで念のために、ヘッポコ様に聞いてみようと思ったのです」
吉良「私の万能スカウターで調べてきましょうか?」
ヘッポコ「いや、いい…。俺が行ってみる」
ピンチからの依頼を快諾し、ヘッポコ達は再び語り合った。
そして宴は終わりを告げ、ヘッポコ達は再会を誓い合い、その日は無事に終わりを告げた。
そして、夜が明けた。 朝に弱いヘッポコだったが、今日は何故か胸騒ぎを感じ、殆ど睡眠が取れなかった。
そしてヘッポコは早速ピンチの話を確かめるべくヴァギナの大穴に赴く。
成る程、不可思議な魔力の揺らぎだ。
原因を確かめねばなるまいとヘッポコは強く思い、深層へ足を進める。
ヘッポコには一つの懸念があった。
それは大魔王ジョーマの復活だ。
もしこの魔力の揺らぎがかの大悪の復活に関係のあるものだったら?
実力ではもはやジョーマなど一蹴できる。
しかし彼奴の恐るべきは力ではない。
その狡知である。
百度殺して百度復活を遂げるあの大魔術師の不死性の秘密は、ヘッポコですら理解の外だ。
あの者が動くとすれば、確かな称賛あってのことに違いない…
こみあげる不安を押し殺し、ヘッポコはついに魔力の発生元と思われる場所へたどり着く。
首筋をちりちりと嫌な感覚が炙って来る。
――何かが起こる
思うや否や、ヘッポコの体は光に包まれ…
「ぬわーーっっ!!」
ヘッポコは真っ暗闇の中を独り歩いている。
闇の中には綺羅綺羅と煌く星の瞬きが在った。
ヘッポコは意識と肉体が別離したような不思議な感覚を覚える。
これは恐らく夢であろうと結論を下した時、水中を急速に浮上するような浮遊感を覚え…
やがてヘッポコは意識を取り戻した。
一体何が起こったのだろうか?ルーラ?あるいは旅の扉?
溶岩や水中に転移しなくてよかったと安堵しつつも困惑するヘッポコは、起き上がり辺りを見回す。
迷宮の玄室の様な空間、そして複数の人影。
老人、そして複数の騎士のようだ。
彼らは油断のならぬ視線でヘッポコを見ていた。ヘッポコは警戒をしつつ、彼らに何者かを問いただす。
老人はこちらをあざけるような視線を浮かべながらヘッポコの質問に答えた。
にわかには信じられる話ではないが、ヘッポコはどうやら彼らに召喚をされたらしい。
「まさかこの自分が召喚されるとは!」 【リレー小説】ドラゴンクエストIII 外伝 part1
──勇者ヘッポコ 異世界編──
ヘッポコは驚愕しつつも老人の話に耳を傾ける。
曰く、この王国は現在危機に見舞われている。
王国の地の地下深くには巨大迷宮が広がっている。
これは【邪悪なる者】を封じているらしい。
あくまで言い伝えに過ぎないが。
封印の神殿としての側面…それだけではなく、広大な迷宮に眠る地下資源は王国に多くの利益をもたらしているそうだ。
王国は冒険者とよばれる者たちを迷宮へ派遣し、地下資源を得ているらしい。
だが近年、迷宮の様子がおかしい。
未帰還の冒険者が多くなった。
かろうじて帰還したものも様子がおかしい。
精神に異常をきたしている者も少なくない。
そればかりでなく、王国全土になにやら怪しい霧が広がり…行方不明となる一般の王国民まで出てきてるらしい。
このままでは王国は弱体化し、周辺諸国から攻められ滅ぼされてしまう。危機感を持った王は迷宮に精鋭たる騎士団を派遣した。
だがその結果は惨憺たるものだった。
500名の騎士を派遣して、還ってきたのは30余名。
あるものは精神に異常をきたし、あるものは四肢のいずれかが欠損し、およそまともに騎士として復帰できるものは一人としていなかった。
迷宮には何かが巣食っている
しかもおぞましいなにかが! 焦燥感に駆られた王はついに禁じられし呪法に手を出した。
それこそが無垢なる幼子を媒介として発動させる【勇者召喚の儀】。
異界より【力あるもの】を召喚するおぞましき儀式呪法だ。
老人は言う。
「王国へ忠誠を誓い、この危機を打ち払え
なに、使命を果たした暁にはいかなる褒美をも与えよう
悪く思うな、王国の未来がかかっている…」
ヘッポコは憤慨した!
誘拐のような方法でさらった挙句、忠誠を誓えとは!
アリアハン王国の宮廷勇者の称号を持ち、民のために数々の魔族と戦い勝利してきた。
ゆえにこのような筋の通らないことは認められぬ気質である。
だが老人はヘッポコの憤慨を嘲り笑った。
老人の手には黒い革製の首輪が握られている。ヘッポコはその首輪から嫌な気配を感じ取った。
老人によれば、それは忠誠の首輪という魔法具であり、身に着けた者に魔法の強制力を及ぼし、所有者への忠誠心を刷り込むというものらしい。
ヘッポコの胸を怒りの炎が焼く。 怒りの炎を吸収してヘッポコは復活した!
そして身体と剣に炎を纏う技を手に入れた!
老人「イ、イフリート!!」
騎士「まさか…魔物を召喚してしまったのか!?」 ヘッポコ「うおおおおおおおおおお」
ヘッポコの炎は拡大を続け、世界を滅ぼした。 ヘッポコはかの地に残してきた友を想う。
そして必ず帰るという決心をより強いものとした。 そしてヘッポコは故郷に帰って来た。しかし、あれほど会いたかった友も、ヘッポコの炎で焼け死んでいたのである。
ヘッポコは強い後悔から心を患い、頭を丸めて出家した。 老人は脱糞して気を失った。
騎士はアリシアと名乗り、ヘッポコに自分の命と引き換えにこの場の者を見逃してほしいと頼んできた。
ヘッポコにはもとより彼らを殺すつもりは無い。
ただただ、帰りたいと願っていた。
ヘッポコはアリシアへ告げる。
殺す気はない、と。
自分を帰してくれ、と。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています