>>729
「スゥプちゃんを殺そうとしたこと、絶対許さねぇだ」
「やるのか、ここで?」
そう言いながらボルゴ13は着ていたスーツを脱ぎ捨てた。
疵だらけの逞しい肉体が小花の前に現れる。
「言っておくが、おまえの攻撃におれが耐えられたのは車の中だからだ。狭い場所で打撃の威力は半減する」
言い終わるとボルゴは素早く小花の首を絡め取り、首を極めにかかった。
「うぎーーっ!?」
小花はいきなり呼吸を止められ、叫んだ。頸骨がぎしぎしと音を立てて折られようとする。
「車の中なら絞め技だ。おまえ、打撃専門と見たがどうだ?」
ボルゴの言う通りだった。小花は絞め技なんて習ったこともなかった。