>>713
「しくじった」
そう言うとボルゴは用意してあった車に乗り込んだ。
「あとはたのむ」

「いいぜ、帰ってゆっくりバスタイムしてな」
氷の魔導師ボル六はキンキンと音を立てて掌の上に凍気を作り出すと、牙を剥いて笑った。
「俺は女の氷漬を土産に持って帰るとしよう」