>>698
拳法をやっていてよかった、と小花は心から思った。
自分が何も訓練していない普通の少女だったらスゥプは死んでいただろう。
すぐに銃弾が飛んで来た方向を睨む。男の影が逃げて行くのを感じた。
「あん……。あん……。小花ァ……。そんな……積極的な……」
なぜか押し倒されてハートを撒き散らしながら喘いでいるスゥプの上から身を起こし、小花はボルゴ13を追おうとした。