0588創る名無しに見る名無し
2020/07/23(木) 18:16:03.02ID:bfs4ycxy階段はそのまま右の方へ進んでおり、右奥の方へ続いているようだ。
途中から階段は終わり、土の斜面があらわになってきた。
つきあたりまで進むと二手に分かれていた。右の道は下り坂で、おそらくヌルスケが最初にいた場所へ向かっているのだろう。こちらは後回しにして、ヌルスケは左の路へ進んだ。
こちらの道はすぐに終わった。目の前には小さな祠のようなものがあり、何やらお札のようなものが貼られていた。
辺りを警戒しつつ祠に近づく。なにが書いてあるのかは分からない。紙も古く、今にもはがれそうだ。
その周辺には特に変わったものもなく、ヌルスケは一度入口に戻ることにした。
先ほどのわかれ道を通って行くことにする。やはり入口へ続いているようだ。道は緩やかな下り坂になっており、カーブを描きながら入口の方へのびている。
坂が終わり、最初の場所に着いた。先ほどは気付かなかったが、入口のそばにあるものがあった。
井戸だ。ここに来るまでには川もなかったし、生活用水をくみ上げるためのものだろう。
中を覗き込む。底が見えないほど暗い。ヌルスケは手近にあった小石を中に落としてみた。
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