アンカーで繋げてリレー小説を作るスレ
このスレの使い方
○リレーを新しく始めたい人は自由にリレー小説の最初の文章を書いてください。
そこがリレーのスタート地点になります。
○書いてあるレスの続きを書きたい人は、続けたいレスにアンカー「>>」をつけてから本文を書いてください。
アンカーは必ず1レス内につき1つにしてください。
最新のレスの続きにこだわらず、どこのレスに繋げてもOK、同じレスに対して複数アンカーレスをつけて分岐させてもOKです。
連投しても良いですが、レスを跨いだら自分のレスに対してもアンカーをつけることを忘れないようにしてください。
※雑談、相談、指摘などは最初に【雑談】とつけてリレー本文と区別するようにして、アンカーは使わないでください(#で代用するなど)
※アンカーもしくは【雑談】がつかないレスはすべてスタート地点になります >>488
「仕方ないっちゃ」ドロン
ローバ姫は老婆に姿を変えた。
そして垂れ下がった乳を絞りコーヒーに垂らした。
「はい、コーヒー牛乳じゃよ」 >>489
ヘッポコ 「バシルーラ」
老婆 「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!?」
ヘッポコは老婆を遥か彼方に吹き飛ばした。
ヘッポコ 「よし、邪魔者は消え去った」
ケン 「そんな事よりゲスピサロが死んだ事をマスター・ドラゴン様に報告しに行くか」
ララ 「まさか偽“魔王の魂”を使用して自滅したとはね...悲しい奴だったわ」
ヘッポコ 「ルーラ!天空城へ!」
ヘッポコ達はマスター・ドラゴンに会いに行った >>490
〜天空城〜
ヘッポコ 「実はかくかくしかじかで...」
ヘッポコはマスター・ドラゴンに事情を説明した
マスター・ドラゴン 「何ぃ!?ゲスピサロは自滅したじゃと!?間抜けな奴だな...」
マスター・ドラゴン 「...まぁ、何はともあれこれで世界は平和になった。勇者ヘッポコとその一味よ。ご苦労であった」 >>491
ヘッポコ「しかし、ゲスピサロって奴…大した事なかったな」
老人「奴は死んではおらん」
ヘッポコ「何だって?」
老人「奴は進化の秘法で蘇る!」
そう言うと老人はヤクルトを飲み干した。 >>492
ゲスピサロ「ゆるさんぞ! にんげんどもめ!
たとえ わたしが どうなろうとも
ひとりのこらず ねだやしに してくれん!」 >>493
ゲスピサロが突如、天空城内に現れた
ゲスピサロ 「ヘッポコぉぉぉ!死ねぇぇぇぇ!」
ヘッポコ 「うわっ、本当に生き返りやがったコイツ」 >>494
ゲスピサロ「あの爺さんに感謝するぜ!今度こそ俺が魔王になるのだあああああ!」
ヘッポコ「あーもうしつこいなあこいつ」
アナ「まだ不完全だけど…ウロタトモ…」
ヘッポコ「おいやめろ!皆殺しになるぞ!」
ララ「どうしようこいつ…」
ケン「ルシール!あれを使うぞ!」
ルシール「えーあれ使うのー?」
ケン「テラ・ワロス!」
バットを天高く掲げると眩い光がゲスピサロを襲う
ゲスピサロ「な、何だ!?」
ケン「今にわかるさ」
ゲスピサロ「ちょっwwwなんだこれwww笑いが止まらんwwwwテラワロスwwwwwww」
【テラ・ワロス】
食らった相手は死ぬまで笑い続ける
ヘッポコ「うわぁ…えげつねぇな」
ゲスピサロ「うはwwwwやべぇwwwww腹がwwww死ぬwwwwww」
ララ「えいっ」
ララはナイフをゲスピサロに投げた
ナイフはゲスピサロの頭に突き刺さった
ゲスピサロ「ちょっwww頭がwwww痛いんだけどwwwwヒーwwwヒーwwwwヒーwwww」
ヘッポコ「オラァッ!」バキッ
ヘッポコはゲスピサロの頭にゲンコツをした
ゲスピサロ「痛えwwwwwダメだwwww 死ぬwwwwwwwうっ!」
ゲスピサロはそのまま息絶えた
ヘッポコ「こいつ、笑いながら死んでやがる」 >>495
マスタードラゴン「やっと死んだか…」
ヘッポコ「笑いながら死んでたけどな」
マスタードラゴン「これでこの国も平和に…」
老人「果たしてそうかな?」
ヘッポコ「お前は!」
老人「んんんんんんんん!」バキボキグチャッ
老人はルイージへ変身した
魔王ルイージ「やあヘッポコ君またあったね」
ヘッポコ「まーたおまえか勘弁してくれ」
マスタードラゴン「貴様!」
ルイージ「ヴァギナの穴で老婆と待ってるよウハハハハハ!」
ルイージはヴァギナの穴へと消えた
ヘッポコ「じゃあそういうことなんでまた」
マスタードラゴン「お、おい!」
ヘッポコ達はヴァギナの穴へと向かった >>496
ロザリー「かわいそうな ピサロさま…
わたしも あなたの おそばへ…
ぐふっ…」 >>497
〜ピサロとロザリーの墓〜
老人「えげつな〜えげつない話やで」
そう言うと老人は墓にヤクルトを供えた。 >>498
ヘッポコは墓に脱糞した。
老人「貴様たちは 世界を救う 勇者でもない
貴様たちは ただの 狂人だ!!」 >>499
女神「いい加減しつけーよジジィ!ヤクルトも没収な」
老人「ヤクルトだけは!ヤクルトだけは!」
女神「もうあの世に帰れ。な!」
老人「ああああああ!」
老人はアヘ顔でテクノブレイクして死亡した。享年253歳であった。 >>500
〜ヴァギナの大穴第11層〜
ヘッポコがヴァギナの大穴をパトロールをしていると、暗闇の中を一人の冒険者らしき男がフラフラと歩いていた。
松明に照らされたその男の顔を見た全員が息を呑んだか、呻き声を上げた。
ヌルスケだった。
自慢の顎髭は、元が白であったことが判別できぬほど黒ずんでいた。所々に固まった血がこびりつき、髭を汚らしく縺れさせている。
灰色の地味な服にも血の斑点が撒き散らされていた。それが魔物の返り血なのか、自分のものであるのかは判らなかったが、服の破れ目を見る限り少なくとも半分以上はヌルスケ自身の血であろうと思われた。
頭部にも手酷い傷を受けたらしく、薄くなった髪がベッタリと血に固められている。ただ、傷は薬草で治療したのか、見て取ることはできなかった。
その姿は、魔物に村を滅ぼされた避難民の、物乞いと見紛うばかりのみすぼらしさと痛ましさだった。
だが、物乞いとは決定的に違うところがヌルスケにはあった。
それは、目だった。何かに憑かれているような、異様な目線だ。
鋭く、鋭気に溢れてはいるが、どこかが醒めている。
一瞬視線を交わしたヘッポコの背に、ぞくりと怖気が這い上がってきた。頭部の傷の後遺症で、ヌルスケはすでに正気を失っているのではないかと思ったほどだ。 >>501
満身創痍のヌルスケは、しっかりとした足取りで滑る足場の上を歩き始めた。
近づいてくるヌルスケを見つめながら、ヘッポコたちは一言も発せずにいた。
確かにこれはヌルスケだ。それは間違いない。
だが、どこかに違和感があった。あの目は何かがおかしい。
「おお、親愛なるロトの勇者ヘッポコ殿、大変な報告がございます。アリアハンの存亡をかけた、大事なお知らせです。どうかお耳を、お耳をーーー」
道化の口上を思わせる節で、ヌルスケはスタスタと歩いてくる。
「おい、止まれ!」
ヌルスケの様子に尋常ならざるものを感じ取り、ケンは命令口調で言った。が、それを無視してヌルスケはそのまま歩き続けている。
その不気味さに、アナはヒステリックに叫んだ。
「誰か、その男を止めて!それ以上近づけないで!」 >>502
アナの叫びを受けて、ケンは釘バットを構え、フタナリアはサーベルを引き抜いてヌルスケの進路を塞ぐように交差させた。
しかし、研ぎ澄まされた刃を見ても、ヌルスケは一向に臆した風ではなかった。
「何のつもりでございましょうか、勇者殿。私の躰に刃が吸い込まれる様をお望みですかな。ならばお見せしましょうぞ。その後で二人でゆっくり話しましょう」
「きゃあぁぁ!」
恐怖に駆られたララが絶叫したのと、不意にヌルスケが走り出したのは同時だった。
それも交差したバットとサーベルに向かってだ。
ずんぐりした初老の男とは思えぬ、凄まじい加速だった。
ケンとフタナリアがそれと気づく前に、サーベルの刃はヌルスケの喉を切り裂き、バットは首をえぐっていた。
首が切断されなかったのは、勢いに押されて武器の交差が外れたためだ。だが、刃は確実に頚動脈に届いていた。
「うっ」
「な、何を!」
驚愕したケンとフタナリアはサーベルとバットを引き抜く。
だが、血は一滴も吹き出さなかった。
そして、致命傷を受けた筈のヌルスケも倒れなかった。
爛々と光る目が声も出ないヘッポコを凝視していた。
「ご満足頂けましたかな」
喉の傷口から空気が漏れ、シュウシュウと掠れた声でヌルスケは優しく囁いた。
「では、私の用件をばーーー」
ニタリと笑いながら、ヌルスケは両手でミリミリと首の傷を引き裂き始めた。 >>503
ヘッポコとケン、フタナリアが三方に散り、そしてララとアナは後方に飛んだ。それと同時にヌルスケだったものは自らの頭部を引きちぎった。
第十二層のホールは、怒号飛び交う叫喚の坩堝と化していた。
そいつ――ヌルスケどころか、もはや人間とすら呼べぬ怪生物が自らの首を引き剥がす凄惨な光景を目の当たりにして、アナとララは脱糞していた。
この状況下で冷静に行動に移ったのはケンとフタナリア、それにヘッポコの三人だけだった。
首から上を失ったそいつは、何事もなかったようにホールの中央に立っていた。
ヌルスケの生首は、その胸の前に両手でられている。
信じられぬ怪力でむしり取られたため、ピンク色の筋肉が伸びきって千切れ、顎下の断面からだらし無くぶら下がっている。が、サーベルに首筋を切り裂かれた時と同じく、出血は全く見られない。
ギラついた目を見開いたまま、ヌルスケの生首は笑みをへばりつかせていた。まるで、胴と離れてしまったのが嬉しくて仕方ないというというような、狂気に満ちた表情だ。
「どいて!燃やしてやる!」
混乱状態から復活したララが後方から叫んだ。その叫びにアナも立ち直り、慌てて攻撃呪文の詠唱準備に入った。 >>504
そして呪文の詠唱が聞こえ、
呪文の最後の一節が発されたその時、ヌルスケが動いたかに見えた。
次の瞬間、ヘッポコの視界が黄白色の閃光に染まった。
続いて熱風がヌルスケの立っている場所から吹き付けてくる。
地の底の業火が噴き上がったかの如くに、直径6メートルばかりの炎の渦がヌルスケを包み込んでいた。
芸術的な高熱の炎を生じさせるウロタトモカーオの下位呪文・トモカーオだった。
人間程度の大きさの生物なら即座に回避行動を取らない限り、ものの数秒で肉体を炭化させるだけの燃焼エネルギーを有している。
アナが最も得意とし、好んで用いる呪文だった。
赤、青、黄色と変化する炎が、ヌルスケを中心に爆発しながら回転していた。
文字通り、渦そのものだった。
自ら周囲の空気を取り込み、加速的に燃焼力を高めていく生きた炎だ。
発火して約3秒、ヌルスケはまだ炎の外に飛び出して来ない。
このまま火炎の有効範囲に留まり続けていれば、恐らくはあと数秒でヌルスケの肉体は半ば消し炭と化すだろう。
そうなっては、奴の正体が何であれ生命を維持できるとは考えられない。
アナはすでに勝ち誇った笑みを浮かべていた。 >>505
妖魔ヌルスケ「んほおおおお!ヘッポコおおおおお!」 >>506
妖魔ルイージ「暗黒の永劫…
我らは再びこの世界を支配し
暗黒の下に返さん…」
ルイージは動かなくなった。 >>507
ヘッポコ母「ヘッポコやー!帰っておいで」
ヘッポコ「何だよ母さん、気持ちよく悪人の首をはねていたのに」
ヘッポコ母「あんた、そろそろ結婚しなさいよ」
ヘッポコ「えっ、結婚?うーん…」
ヘッポコ母「あたしゃ孫が見たいんだよ」
ユズルは説明書を読んだ。
――衛兵やモンスターとの戦いに明け暮れるヘッポコにとって、家族は最高の癒しとなります。
結婚により様々なメリットも受けられるので、早めに結婚したほうが効率的です。
一方で、アリアハンでは離婚や重婚はできないため、結婚相手を厳選する必要があります。
さあ、人生のパートナーを探しに行きましょう!―― >>435
「やめろよ! そんな最低な奴のカレーなんか食うこたねー!」
ニアが食べようとしたカレー皿を横から高橋が吹っ飛ばした。 >>509
田中「落ち着け、きょうふ郎!また札が取れたのか!?」
高橋「取れてねーよ!!馬鹿にすんなよ!?」 >>510
「オラ! これでも喰らえ!」
高橋はかいりきで無理やりニアの口を開け、ウコンのイエローカレーを突っ込んだ。 >>511
「う、うんこの味がする!」
苦しみながらもニアはそれを呑み込んだ。 >>513
王さまの願いを聞き姫を魔物の手から助け出す旅に出たヘッポコくん。魔物がいるという洞くつへ来ました。
ヘッポコ「うおー魔物め出てこーい!すると洞くつの中から魔物が・・・。
おわび 作者急病のためご好評をいただきました勇者ヘッポコくんは
今回で中止とさせていただきます。ご愛読ありがとうございました。 >>514
ダーマ神殿
私は冒険者とはいえ、類稀なる方向音痴だ。西へ東へ行ったり来たりしているうちあるものを拾った。
数ヶ月前のこと山で遭難しかかった時山道で小さなメダルを拾ったのだ。私はそれを何気にポケットに入れた。 >>515
クレージュ
山道で小さなメダルを拾ってから数ヶ月。ある町の井戸でもう1個拾う。一体なんだろうこれは?
私は手元にある2枚をなんとなく重ねてこすり合わせてみた。するとどうだろう。2枚のメダルが何枚にも見えた。ちょっと得したような気分だった。 >>516
リートルード
今日道具屋からある話を聞いた。道具屋の話によると世界のどこかに小さなメダルを集める王様がいるという。変わったご趣味の王様がいるものだ。興味を持った私は小さなメダルを王様に献上しようと再び旅に出た。 >>517
ハーメリア
メダルの王様の城を探し既に半年。目的の城はまだ見つからない。気が付くと同じ道をクルクル回っていた。慌てて進路を変えたところでなんと!
私はまた小さなメダルを発見したのだ!なんという幸運であろうか。 >>518
プロビナ
今日はすごいことを聞くことができた。なんとメダルの王様に会えば持っていたメダルを景品に換えてくれるというのだ!!
景品・・・なんというステキな響きだろう!
われ人生の目的を得たり!!
この3枚のメダルでいったいどんな景品がもらえるのであろうか?多分いっぺんに3枚も同時にメダルを持っていくのは私が初めてであろう。はやく景品に・・・じゃなかった、メダルの王様に会いたいものである。 >>519
レブレサック
メダルの王様の城を探し、はや数十年・・・。集めたメダルは5枚になった。今では私の宝物である。振り返れば私は冒険家として世界中の土地を訪れたくさんの人々に出会った。
しかし・・・まだ肝心のメダルの王様に出会っていない。メダルの王様は本当にいるのだろうか?そして・・・私は今どのへんにいるのだろう。 >>520
ヌルスケはさ迷っている。
この人に メダル王の城のことを 教えますか?
>はい いいえ >>521
ニア「メダル王の城はここから東の大陸だよ。」
ヌルスケ「おおっ、助かりました。ご親切に有り難うございます」
そう言うとヌルスケは西へ歩いて行った。 >>522
現代、過去の間に世界中を旅して回った風来坊。
故人であるため実際に出会うことはないが、
旅先に残した「冒険家ヌルスケの日記」から彼のことを断片的に知ることができる。
さて、このヌルスケ、主人公たちと同じくメダルコレクターである。
ある日偶然小さなメダルを発見したことが切っ掛けで、メダル収集に命をかけるようになる。
しかし極度の方向音痴で、最後まで【メダル王の城】を発見することはできず、旅先でその生涯を終えるのだった…。
しかし数十年かけて集めたメダルは僅か5枚。
「この3枚のメダルでいったいどんな景品がもらえるのであろうか!?」やら、
「たぶん3枚も同時にメダルを持っていくのは私が初めてであろう」やら、
メダルを10枚単位で集めている主人公から見ると苦笑してしまう。
そもそも、DQ7のメダル王からの褒美で最初にもらえる【どくばり】ですらメダルが45枚必要である。
その1/9しか持ってない彼がメダル王との謁見が叶ったとしても何も貰える事無く、
DQ4の【スタンシアラ王】よろしく「でなおしてまいれ」と突っぱねられて終わりだろう。
ちなみに彼の墓は現代の【レブレサック】にあるが、そこで彼の評価は一変する。
よそ者を歓迎しない土地柄の割には身元不明の怪しいメダルコレクターの墓はしっかり作ってある辺り、
なんだか微妙に釈然としないものを感じる(特に魔王復活後の村人の反応を見ると)。
その旅路は各地の日記の記載から、ダーマ→クレージュ→リートルード→ハーメリア→プロビナ→レブレサックである模様。
また、日記の内容から【エンゴウ】に立ち寄ったり【ユバールの民】と旅をした事が見受けられる。
ほとんど世界二周分ぐらいの距離を移動している。なんだかんだ言ってスゴイ冒険家だ。
なお、レブレサックからメダル王の城は世界地図単位で見ると相当な至近距離である。
最後の最後に目的地間近までたどり着きながら、異邦の地で果てた彼の無念はいかほどか……。 洞窟内は糞尿の臭いが充満し、その空気は肺の中までねっとりと絡み付く。
「うぅっ」
強烈な悪臭にヌルスケは思わず呻いた。
「誰だい?ヘッポコかい?」
洞窟の奥からしゃがれた声がする。 「くせもの!」
そう叫んだヌルスケは臭いの元を切り捨てた。
「ギャー!」
チリーン♪
「!!」
ヌルスケは小さなメダルを手に入れた! ヘッポコくんは勇者の役職を剥奪され今は
風来坊のケンと悪霊のララを仲間に
とりあえずフラフラしていました。 >>527
ケン「大昔の戦争で 神は魔王に
やぶれたんだってよ。
ララ「伝説では魔王も 世界を
闇に封印したあと チカラつきて
消えてしまったそうよ。
アンディ「あが あほ みろり。 >>528
ヘッポコ「ふーん、ケンの言うとおり
神はずっと昔に、魔王にやぶれてたんだな。
もし、オレが神のそばにいたなら…
神を守ることが出来たかもしれないな」
ケン「ファーーーッwww」 >>529
キングスライム戦
ララ「なによ こいつ
かんむりなんか かぶっちゃって。
スライムのくせに ナマイキね。
ケン「キングスライムだな。
何匹かのスライムが 合体して
この姿になると 聞いているが……。
ドゴッ!
ケンの 会心の一撃!
キングスライムを 倒した。
ヘッポコ「いきなり おそってくるんだもん
オイラ びっくりしたぞ。 >>530
──────。
ララ「ヘッポコ あたしたち
本当に 魔王を たおしたのよね。
本当に やったのよね?
なんだか…… 夢みたい。」
ヘッポコ「起きろ ララ! そろそろ出発だよ。」
ララ「はっ!? やっぱ夢か……。」 >>531
〜ダップン亭〜
ヘッポコ「よし、今日はここで飯を食べて行こう」
ダップン店主「ああ、やっと来たのんね!みなさんに 食べてもらおうと思って
ウチ、1年前から糞尿シチューを作ってたのんね」
ララ「ふ、糞尿?」
ダップン店主「さめないうちに来てくれて良かったのんね
さあ、た〜んとお上がり…」
>はい
ヘッポコは
糞尿シチューを一口食べてみた
この世のものとは思えない味がした!
>いいえ
ダップン店主「そうですのん?
でも、おなかが減ったときはいつでも言って欲しいのんね」 >>532
>はい
ヘッポコは
糞尿シチューを一口食べてみた
この世のものとは思えない味がした! >>533
ヘッポコ「美味い!美味いよコレ!」
店主「へッへッへ、ドーモ」
ヘッポコ「おい、ララも食えよ」
ララ「嫌よ!お腹壊したって知らないからね」
ヘッポコ「美味いのになぁ〜」ブリッ >>534
ヘッポコは腹痛で3年間寝込んだ
そして、ヘッポコは19歳になった。 >>535
ララ「お前の口は、ケツの穴と逆に付いているのか?」
ララは本性を現していた。腹痛程度で3年間も寝込んでいるはずもなくヘッポコくんはララからリハビリと称したキツい拷問を受けていた。 >>536
ララは生命体の「ソウル」を食らうデーモンだった。 >>537
ヘッポコ「正体をあらわしたな化物め」
ヘッポコくんはこん棒を握りしめた。
ヘッポコ「痛いっ!」
なんと、指にトゲが刺さってしまった。 >>539
「気合いだーっ」
美しいお姫様はヘッポコに往復ビンタをかました。 >>540
ララ「ブーっ! ブーっ!」
猫「にゃお〜ん。」
トゲ姫「え? 私が姫さまか
ですって? イヤだなあ
かんちがい ですよう!
姫さまの 格好が
ステキだったので
服をマネてみただけよ!」
ヘッポコ「そうなんだ…
でも 似てるなあ。」 >>525
ヌルスケ「ふぅ とりあえず
池のそばにある あの建物で
ひと休みしよう。
宿屋「ここは ダーマ神殿をめざして
長い旅をしてきた人が さいごに
立ちよることになる宿です。
宿屋「ここから先は 神殿に着くまで
町はおろか 村さえもありません。
ヌルスケ「時に 店主よ
この 小さなメダルを集めてるという
メダル王の 城について 知らないか?
店主「知らないよ。
ヌルスケ「そうか…。
店主「ここは ダーマ神殿をめざして
長い旅をしてきた人が さいごに
立ちよることになる宿です。
ヌルスケ「……。 >>541
「戦いの最中に雑談とはのんきなものだな、ヘッポコ。」
ブタに化けていたララは、油断していたヘッポコくんとトゲ姫を叩きのめすと、
ヘッポコくんだけを抱えヘッポコハウスに戻っていった。 >>544
ヘッポコハウス
ララ「おい、ヘッポコ!気づいたか?
最近この辺の魔物がやたら狂暴になってること」
ヘッポコ「そうなの?最近ララに襲われたり色々あって気がつかなかったけど」
ララ「なにか不吉なことの前触れだったりしてな」
ヘッポコ「そういえば、お姫様は元気にしてるのかなあ…」 >>545
DONDONDON!!
ヘッポコ「だれだい?」
ガチャ
ケン「メリークソシマス!」ブリッ
ヘッポコ「うわっ!」ブリッ
ララ「わあっ!」ブリッ
3人は脱糞した。 ─────ダーマ神殿─────
神官「ダーマ神殿へよくぞまいられた。
そなたが新たなる生き方を選び、生き方を変えたいと望むのか?」
ヘッポコ「オレ、勇者だったのに、いつの間にか剥奪されちゃったんだ。」
神官「ほう…ヘッポコは再び勇者になりたいと
申すか。だが、その前に……。
糞尿の泉で身を浄めるのがダーマのしきたりなのだ。」
ヘッポコ「わかった!勇者になれるのなら何でもするぜ。」
神官「ならば祭だんの奥にある糞尿の泉に浸かるがよい。
職につくのはその後だ。」
ケン・リュックマン「オレこのバットに誓う、そして救世主になるんだ。早く泉にドボンしようぜ。」
ララ「えぇー、あんな汚い泉に浸かれっていうの?
つ、つま先だけじゃダメかしら?
んーアタシやっぱ、デーモンのままでいいわ。」
神官「何をグズグズしておる!
早く飛び込むのじゃ、糞尿の泉はそなたらの目の前にあるであろう!」 >>548
ケン「匂うぜ臭うぜ…泉の事じゃない…あんただよ神官さんよ…
人を転職させる事が出来るのは…大神官さまじゃなかったかい?」
ケンはバットで神官の肩を小突いた
神官「ひっ!」 >>549
神官「…バレちゃ仕方がねえ、俺はただのおっさんさ。ここに居た神官様たちは皆引退したか死んだんだよ。」
ヘッポコ「えっ、なんで?じゃあ勇者になれないの?」
おっさん「…まあ、元々後継者もいなけりゃ、こんな山奥に来る物好きも年々減ってきたしな」
ララ「じゃあ、貴方は誰だ?」
おっさん「俺は昔ここで神官見習いをしてたんだが、ここが閉鎖になってからは職を失い、病気の妻は他界…」
ララ「あ ほ く さ。もうこんな辛気くさいところ帰ろうぜ」 >>550
おっさん「ちょっと待ちなさい」
プシュ
ヘッポコ「うわ〜臭い!」
ララ「嫌だ、なにコレ!?」
ケン「キサマ何をかけたんだ!」
おっさん「……くっくっくっく…どうかな糞尿スプレーは?
くっくっ……まるで身体に力が入るまい。」
ヘッポコ「なぜそんな物をかけるんだ!」
おっさん「まだ分からぬというか?
ワシの正体を知って、無事に帰れると思ったのか?おめでたい奴らよのう。」
ケン「ああっ、力が抜ける。」
ララ「ちょっと!呪文も唱えられないわ…」
おっさん「がははは!さあ、糞尿の牢獄で苦しみながら生きてゆくがいい!」ドカッ
ドボーーーン
ヘッポコ達は糞尿の泉に落とされてしまった。」 >>551
ララ「どういうこと? 何が起こったの?
ここって どこなのよっ!
ヘッポコ「あれれ? 何だここは。
ケン「糞尿の泉に 入ったつもりが…。
温泉に 飛ばされちまったぞ。
*「はぁ〜 ごくらく ごくらくと。
ヘッポコ「だっ、誰だオマエは!?
湯じじい「ありゃ!
これは珍しい お客じゃな。
さては ニセ神官に 騙されおったな。
ヘッポコ「おじいさん 神官を知ってるの?
ケン「いやいや そんな事より
どこかに 出口はないのか?
湯じじい「温泉の外は 山と海に
かこまれておって 出口なんぞ
どこにもありゃしないぞい。
ヘッポコ「な、何だって?
湯じじい「さながら ごくらくの牢ごくじゃな。
ララ「何よそれ!
ケン「じたばたしても しょうがないな。
ここはヘッポコに 全部まかせたぞ。
なんとか出口を 探してくれ。 >>552
ケンは水風呂で気持ち良さそうに泳いでいる
「みんなおいでよ、気持ちいいぞ」 >>553
ヘッポコは 本棚を調べた。
ヘッポコは
「脱出に成功する100の秘訣」
という本を 手に取って読んだ。
嘘か真か 脱出に成功した人の
経験談が 豊富に載っている。
ていうか 殆ど自慢話だ! >>554
ダーマ神殿
おっさん「ふふふ、また誰かを糞尿の泉に沈めてやりたいねぇ〜
最近は金を奪う事よりも、人を沈める事にオレは夢中なんだよなぁ〜」
そこへ小さなメダルを握りしめた冒険者が現れた
ヌルスケ「すいません、メダル王の城はここですか?」
おっさん「ちょ、ちょっと待つのじゃ」
おっさんはローブを羽織り、冠を被った
偽メダル王「わしがメダル王じゃ!」 >>555
ヌルスケは、偽メダル王に小さなメダルを渡した。
「よし、これでヌルスケから預かった小さなメダルは12枚。
あと8枚メダルを集めて来たら素晴らしい物と交換してやろう。」
そう言うと、偽メダル王はヌルスケを追い払った。 >>556
パリン!
ヌルスケは壺を割った
チャリーン♪
「小さなメダルみっけ!」
「よし、メダルを預かろう」
ヌルスケはメダル王に小さなメダルを取られた >>557
ヌル スケ は どう の つるぎ で
メダル おう の くび を はね た! >>558
一方、ヘッポコくんとララは糞尿の泉の周辺を探索していた。
「あ、ヘッポコくん」
ヘッポコがさまよっていると、マセガキのアナと再会した。
「ヘッポコくんもおじさんに騙されたのですか?」
アナはヘッポコに尋ねる。だがヘッポコは無愛想な顔で「違うよ、偽神官の悪事を暴きに来たんだよ」とうそをついた。
アナは神に選ばれた勇者だったが、年下でマセガキだったのでヘッポコは彼女が嫌いだった。またバカそうだったので見下してもいた。 >>559
ヘッポコくんはお利口さんだったが魔法はつかえず体力もなかった。近頃は引きこもりがちで友人とは疎遠だ。
アナはバカだが好奇心の塊で体力もあって友人もいた。魔法も使うことが出来た。
ヘッポコはアナに嫉妬していた >>560
ヘッポコは 温泉近くの 石碑をしらべた!
そこには こう 書いてあった……。
”読むだけで簡単 きゅうきょくの魔法。
……ギガ・ボッシュート。
”願わくば 清き心のものが
これを 使うように……。
ヘッポコは ギガ・ボッシュートを
おぼえた!
アナは 石碑が 読めない! >>561
ハッケヨイの石碑がある
ハッケヨイの石碑にはこうかかれている
『ギガボッシュートを、体得したものよ、その技を、世を救うため、悪を倒すために遣うでごわす我の名はハッケヨイ・ノ・コッタ』 >>562
ヘッポコはギガ・ボッシュートを唱えた!
ベコン!!
湯じじい「のわーーーっ!」
温泉の底に大穴が開いて湯じじいが飲み込まれた。
ヘッポコ「あらら…」
ケン・リュックマン「やったなヘッポコ!やっと出口を見つけたな」
ララ「これ出口って言うのかしら?」
マセガキのアナ「クスクス…地獄の入口発見!」 >>563
ヘッポコ「おおっ、やっぱ俺って勇者だわ」
ヘッポコ「みんなあの穴に飛び込むぞっ!」
ヘッポコが飛び込もうとするとアナが話しかけてきた。
ヘッポコ「これが真の勇者の力だ。ガキんちょのお前には真似できねえだろ?お子ちゃまは黙って俺についてきな」
ヘッポコ「ああ?穴なんてどこにもないじゃないかだと、お前の目は節穴か?目の前の泉は破壊され大きな穴が空いてるじゃあないか。おれは飛び込むぜ」
ヘッポコは大穴にダイブした。 >>564
穴へ飛び込んだはずのヘッポコくんは糞尿の泉の上を恍惚たる表情で漂っていた。
そうこれはヘッポコくんの心の弱さと泉の効能が魅せた幻惑だった。 >>565
ハッケヨイ・ノ・コッタ『目を覚ますのだ、息子よ……。』
天空から聞き覚えのある声が響き、ヘッポコの頭に雷が落ちた!
ずがどーーーーーん!!!
ヘッポコ「ぎえぇー!」 >>566
─あなたは死にました─
王様『よく戦った、勇者ヘッポコよ。
そなたの死は我が国の誇り!
しかしまだ死ぬべき時ではない、再びゆけ、勇者ヘッポコよ!
そなたはこの世界の唯一の光なのじゃ!』
ヘッポコ『はい!頑張りまつ!!』
・
・
・
・
※「ヘッポコ」
※「おい、ヘッポコ!」
ヘッポコ「むにゃむにゃ」
王様「ヘッポコよ、死んでしまうとは何事じゃ!
とっとと魔王を倒してまいれ、それまで2度と顔を見せるでない!」
ヘッポコ「あわわゎ…」 >>567
「みんなも死んでしまったのか。」
ヘッポコはケン、ララ、アナの棺桶を引きずって教会へ行った。 >>568
牧師「祈るのですぞ、ヘッポコよ、お前の気持ちが天に届くとき御霊が降りるですぞ!」 >>569
実は皆生きておりヘッポコの修行のために
死んだふりをして棺桶に入り
ヘッポコに引きずらせていただいたのだ。
もちろん牧師もグルだ。 実は皆生きておりヘッポコの修行のために
死んだふりをして棺桶に入り
ヘッポコに引きずらせていただいたのだ。
もちろん牧師もグルだ。 >>571
実は皆生きておりヘッポコの修行のために
死んだふりをして棺桶に入り
ヘッポコに引きずらせていただいたのだ。
もちろん牧師もグルだ。 若者「もしやアナタは 勇者ヘッポコさまではっ!?」
ヘッポコ「うん そうだよ。」
若者「いやー さがしましたよ。」
ヘッポコ「ボクに なにか用かい?」
若者「ちょっと 金貸してくんない?」 >>573
ヘッポコ「ボッシュート!」
ズンッ
カツアゲ君は地面にめり込んだ。
若者「ぐえっ!たっ助け…」
ヘッポコ「ボッシュート!」
ズンッ
カツアゲ君の身体は潰され糞尿を垂れ流した。
若者「…………。」
ヘッポコ「ギガ・ボッシュート!」
ベコン
地面に大穴が開き、若者は奈落の底に落ちていった。
ヘッポコは10の経験値と、6ゴールドを手に入れた! >>574
ヘッポコ「はーっ…はーっ…」
ヘッポコくんはヘトヘトだ。肩を上下させるほど呼吸が荒くなり、額からは汗がこぼれ落ちる。
顔色も悪い。
ヘッポコ(めっちゃ疲れるなこの呪文。技名叫んでるだけなのに…)
アナ「ヘッポコさん、顔色悪いですよ。この近くに休憩所が…」
ヘッポコ「いや、へ、平気だ。お前に心配されるほど俺は、や、ヤワじゃないし」 >>575
ララ「もう暗いから町の外へ出るのは明日にしようケン兄、ヘッポコ。」
ケン「ああ、そうだね。目の前宿屋だし」
ヘッポコ「ちっ、しょうがねーな」 >>576
酔っぱらいのオッサンがヘッポコに話しかけた。
「坊やどんなツライことがあっても負けちゃダメだよ」 >>577
さらに酔っぱらいがヘッポコに話しかけきた。
酔っぱらい「なあ旅の人よ。若い頃のあやまちは誰にもあるものだといわれておろう。
ヘッポコ「ワシにはわからん、アホじゃけえ。
酔っぱらい「だからこそおそれずに信じた道を進むべきじゃと・・・。
ヘッポコ「ワシにはわからん、アホじゃけえ。
酔っぱらい「そして人は成長すると・・・。
ヘッポコ「ワシにはわからん、アホじゃけえ。
酔っぱらい「ならばわしのおかしたあやまちもわしの人生にとって意味のあることだったのじゃろうか?
ヘッポコ「ワシにはわからん、アホじゃけえ。
酔っぱらい「わしにもよくわからん。50年の月日は・・・・・あまりにも長すぎた。 【究極的穴掘重力】ギガ・ボッシュート
ヘッポコ最強の呪文。
地面に超重力波で巨大な穴を開ける。父親のハッケヨイ・ノ・コッタから受け継いだ一子相伝の呪文。しかし、その威力の代償に、唱える度に癌の発症率が倍になってしまうのだ。
【芸術的爆発地獄】ウロタトモカーオ
アナ最強の呪文。
あまりにも強力な呪文で周囲にも甚大な被害を与えるため、その使用はジュネーブ条約で禁止されており(ケン・リュックマン談)
勝手に使うと死刑にされるが、呪文を使用しなければそれを上回る被害が出ると予想される化け物が出現した場合に限り、王様の許可を取れば使うことができる。
【ルシール】
ケン・リュックマン愛用の武器。木製バットに有刺鉄線を巻き付けてある。死んだ妻だか恋人の名前らしい。 ハッケヨイ・ノ・コッタは伝説の井戸掘りだった。
彼は勇者ではなかった。 勇者とは滅び行く世界を延命させるための生贄である。
だから人々の家に押し入って金品を強奪されても誰も文句は言わなかったし逆に歓迎することすらあった。。
ハッケヨイはこの真実を知っていたため勇者にならなかった。 ヘッポコ・ノ・コッタはなぜ父親がギガボッシュートを封印したのか、ウロタトモカーオの呪文の謎について調査を始めた
ヘッポコ「アナがウロタトモカーオを唱えたとき、世界はどうなったんだ?!そして、世界を脅かすほどの化け物とは何者だったんだ?!」
その時、フォースをヘッポコは感じた
ハッケヨイ『ヘッポコよ、西へ、西へと向かうでごわす…』 >>582
ヘッポコ一行は王都を出て西へ向かうと、ペンペン草も生えない荒野が広がっていた。 >>583
ヘッポコ一行はさらに西へ向かうと廃村を発見した。 >>584
廃村に足を踏み入れた一行。
そこで待っていたのは、
この世と切り離された世界「モルゲッソヨ」での絶望の一夜だった……。 >>585
「ワッ!」
「フヒィ……びっくりしたぁ〜」
ヘッポコが情けない声を上げたのを聞いてか、ララは犬歯を見せつけるような悪魔的な笑い方をした。
「何か臭くないか?嫌な感じがするぜ……」
ケンは辺りを見回しながらバットを握りしめている。 1時間ほど歩いたころだろうか、急に視界が開けた。
─三日前─
廃墟。そう形容するのが一番ふさわしい光景が目の前に広がっていた。
窓ガラスは割れ、建物自体も崩れているところもある。そんな建物がいくつか見受けられる。
ヌルスケはそれらにはあまり近づきすぎないようにその廃村を見て回った。
ヌルスケが通ってきた道がちょうど南に位置しているようだ。その入り口の正面とその左隣には家のようなものがある。
プレハブ小屋のような形の建物で、コンクリートでできているように見えるが正確なところは不明だ。壁にはひびが入っており、つたも這っている。
南側にドアと小さな窓がある。窓ガラスは割れている。
その2つの建物の間には細い道があり、階段のようになっている。ヌルスケはそちらへ向かった。
人一人が通れるくらいの幅の道で、石を積んで作られた階段が続いている。
2つの建物の右側の建物の後ろにも同じような形の建物があった。同じ形のものは他には無いようだ。
階段を上る。石の大きさが不揃いなせいか足場が悪い。
左手は開けた土地のように見えたが、どうやら違うようだ。細長い石がいくつか並んでおり、何かの目的があって並べられたものだとわかる。おそらく、墓地だろう。 >>587
階段はそのまま右の方へ進んでおり、右奥の方へ続いているようだ。
途中から階段は終わり、土の斜面があらわになってきた。
つきあたりまで進むと二手に分かれていた。右の道は下り坂で、おそらくヌルスケが最初にいた場所へ向かっているのだろう。こちらは後回しにして、ヌルスケは左の路へ進んだ。
こちらの道はすぐに終わった。目の前には小さな祠のようなものがあり、何やらお札のようなものが貼られていた。
辺りを警戒しつつ祠に近づく。なにが書いてあるのかは分からない。紙も古く、今にもはがれそうだ。
その周辺には特に変わったものもなく、ヌルスケは一度入口に戻ることにした。
先ほどのわかれ道を通って行くことにする。やはり入口へ続いているようだ。道は緩やかな下り坂になっており、カーブを描きながら入口の方へのびている。
坂が終わり、最初の場所に着いた。先ほどは気付かなかったが、入口のそばにあるものがあった。
井戸だ。ここに来るまでには川もなかったし、生活用水をくみ上げるためのものだろう。
中を覗き込む。底が見えないほど暗い。ヌルスケは手近にあった小石を中に落としてみた。
・・・・・・・・・・。