>>326
「おやすみなさい」
ニアがそう唱えただけで、押し寄せていた衛兵達が膝をつき、その場に倒れた。

「済んだわ」
そう言いながら振り向いたニアは、怯えている田中を認め、悲しそうに聞いた。
「さっき言ったこと……本当? こんなバケモノみたいな姿の私でも……愛してくれる?」