>>168
「ダメ……。私を怒らせないで」
そう口にするニアの姿がざわざわと変身して行く。
「あなた、死ねば別の世界へ飛べるわ。元いた世界に戻れるかはわからないけど……」

ルー君は大口を開け、絶叫した。
目の前にみるみる姿を現したイソギンチャクの化物に目を剥いた。

「違う世界へ飛ばしちゃったらごめんなさいね」

ルー君の身体が一瞬で水に変わり、弾け飛んだ。