>>162
スゥプちゃんは豪華なシングルベッドの上でなかなか眠れずにいた。
頬を涙が濡らしている。
『ヒョロガリ君達……どこへ行っちゃったの……? 死んじゃって、別の世界にいるの……?』
『会いたいよ……。またあたしを崇め奉ってよ……』
『1人1人の名前だってちゃんと覚えてるんだよ……。だってあたしの大切なファンだもん。……今はちょっとド忘れしちゃったけど……』
『あたしはスーパー巫女、スゥプ・カリーニナ。あたしに出来ないことなんて何もない! でも……』
スゥプちゃんは窓の外の月を見上げた。
『不自然は起こせないんだ……』