【リレー小説】TPパニック 〜 殺し屋達の絆 〜

1創る名無しに見る名無し2020/03/10(火) 11:49:05.69ID:DjPmBykl
舞台は台湾の首都台北

主人公は台湾マフィアお抱えの殺し屋ファミリー「タオ一家」三男マルコム
通称「マル」、ただし偽名である

彼らは互いの名前をイングリッシュ・ネーム及び偽名で呼び合い、誰もその本名を知らなかった

151創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 08:08:09.04ID:5cfutvJx
「わかってるとは思うけど、高校行ってないって相当なハンデだよ?」ヤーヤが言う。
「うん」本当はあたしも高校行きたかった、とムーリンは思った。
「今は猫も杓子も大学行ってるから。そんな中で中卒だと……」
「中学も……中退した」
「中学中退!?」ヤーヤがびっくりした声を上げる。
「おかしな子でしょ」ムーリンは俯いてしまった。「……嫌いになった?」
ヤーヤは少し空のほうを向いて考えると、すぐに言った。
「いいと思うよ」

152創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 08:21:19.85ID:5cfutvJx
「この国の超学歴社会への反抗だよ、それって」ヤーヤは真面目な顔で言った。
「反抗?」
「うん」ヤーヤはタピオカミルクティーをベンチに置くと、話し始めた。「高校なんて何も面白くないよ」
「そうなの?」
「うん。楽しそうにしてる子はしてるけど、その裏ではみんな、他の子を蹴落とそうとばっかりしてる」
「ふーん?」
「表向きは仲良くしてても、友達より上の大学受かることばっかり考えてる」
「大学かぁ」
「大学っていっても結局台大(国立台湾大学)受からないと意味がないじゃん?」
「そうなの?」
「そうだよ。四大学とか言われてるけど、2番目の交通大学とか受かっても周りから言われるのは『凄いね』じゃなく、『あー、台大入れなかったのねー』だもん」
「そんなぁ」
「台大入れたところで卒業すんのがまた難しいしさ」
「ヤーヤは台大目指してんの?」
タピオカミルクティーを噴きそうになりながらヤーヤは笑った。
「まさか! あたしなんか3流の私大がいいとこだから……」

153創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 08:28:42.90ID:5cfutvJx
「でさ、問題は」ヤーヤは真面目な顔に戻り、言った。「台大を卒業できなかった圧倒的大多数の人達が落ちこぼれと呼ばれることだよ」
「あたしよりはみんなマシだよ」ムーリンは自虐の笑いを浮かべて言った。
「だからさ」ヤーヤが答える。「ムーリンはこの国の超学歴社会への反抗なんだよ。自信持っていいと思う」
「そんなカッコいいもんじゃ……」ムーリンはまた俯いた。
「ううん」ヤーヤがその横顔を見つめる。「ロックだよ、ムーリンは。金髪だしさ。あたしはいいと思うよ」

154創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 08:33:57.88ID:5cfutvJx
「でも高校では、たぶんムーリンはイジメられる」
ヤーヤの言葉に中学時代の悪夢がムーリンの脳裏に蘇る。
「悪目立ちしちゃいけないんだ。自分を殺してみんなの中に溶け込める子じゃないと、イジメられるんだ」
「そうだね」ムーリンはまた自虐の笑いを浮かべた。「あたし、ヘンな子だから」
「だから声掛けたんだよ」
「え?」
「学校の友達みたいなつまんない子じゃないって思ったから、さ」

155創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 08:53:41.99ID:5cfutvJx
「ヤーヤは、さ」気恥ずかしくてムーリンは話題を変えた。「ウー・ユージェのこと、好きなの?」
「うん」ヤーヤはまっすぐ前を見ながら言った。「好きだよ」
「いいな」ムーリンはその横顔を見ながら笑った。
「ムーリンは? 好きな人いないの?」
「あたしは……学校行ってないから……」
「出会いがないんだね?」
ムーリンは恥ずかしそうに頷いた。
「またパーティーがあったら誘うよ」ヤーヤはそう言って笑った。「あそこイイ男も多かったでしょ? 見つけなよ」

156創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 15:48:14.73ID:5cfutvJx
「今日は手作り制服じゃないんだね」
ヤーヤは私服姿のムーリンの左胸のあたりを見ながら言った。
「そういえば、こないだあたしが名前言った時、胸の刺繍の名前と違うのに、なんで不思議がらなかったの?」
ヤーヤはそれを聞いてぷっと吹き出した。
「あんたがヤン・チェンリン(※レイニー・ヤン。台湾で20年近くトップアイドルの座を務める)なわけないでしょーが!」
「あ」ムーリンはショックを受けた。「やっぱりあれじゃ偽名ってバレバレ?」
「騙るならもうちょいマイナーな女優にしときなよ」
「じゃあ、チャン・チュンニンとか?」
「それも有名すぎ」
「リン・チーリンは?」
「あんたやっぱ面白すぎるわ」ヤーヤはムーリンに抱きつくと頬ずりした。「大好き」

157創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 15:52:55.73ID:5cfutvJx
「このまま夜まで遊んじゃおうよ」ヤーヤが誘う。「一緒に夜市行こ?」
「あ、ごめん」ムーリンは本当は行きたいのを我慢して、答えた。「今夜はムリだ」
「えー? つまんない」ヤーヤは掴んでいたムーリンの腕を離すと、残念そうな顔をした。「用事?」
「うん」ムーリンは本当のことを言った。「お姉ちゃんの仕事の手伝い、しないと」

158創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:05:26.52ID:5cfutvJx
今夜の『接待』の相手が日本人のヤクザの幹部と聞いて、モーリンは心踊らせながらも警戒していた。
マルコムが狙われた以上、罠だという可能性がなくもない。
自分は通り名も顔も割れていない。しかし手口はいつも同様である。
コールガールとして標的と二人きりになり、切り刻み、殺す。
それを知っていて、わざと自分を指名したかもしれない。
しかしこれが罠なら、仲介役を務める父の友人である陳氏も敵と通じていることになる。それはあり得ないと父は言った。

159創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:09:36.06ID:5cfutvJx
「ま、罠だったらマルコムのように私も返り討ちにしてやるまでだわ」
陳氏の部下が運転する車の後部座席に揺られながらドレス姿のモーリンは言った。

「うん。お姉ちゃんは全身凶器だからだいじょーぶ」
隣のムーリンがそう言って笑う。
「いざという時はあたしが助けに入るからね」

「いざという時がないことを祈ってるわ」
モーリンは暗い顔をさらに暗くして呟いた。

160創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:16:12.50ID:5cfutvJx
部屋に入るといかついスーツに身を包んだ日本人がソファーに腰掛けて待っていた。
細身で端正な顔立ちの、幹部というには若い感じの男である。
その男を見た瞬間、モーリンは何やら違和感を覚えた。
しかしそれを顔には表さずに、いつものように嬌態を作って微笑んだ。

161創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:21:58.59ID:5cfutvJx
「今晩は。中国語はおわかりになる?」
モーリンが聞くと、すぐに男は流暢な大陸中国語で答えた。
「あぁ。中国での仕事が少し長かったのでね。しかし、これは大層美しいお嬢さんだ」
「ありがとう」モーリンはお辞儀をして見せた。「巻き舌が強いのね」
「大陸育ちだからね」そう言うと男は舌なめずりをした。「絡めてみるかい?」
「それよりも」モーリンは自分の上唇を舐めながら言った。「早くあなたのおちんぽ舐めたいわ」

162創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:28:41.83ID:5cfutvJx
「いいだろう。おいで」
男は足を開くと、招き寄せた。そして自分からズボンのベルトを解く。
「日本の殿方のおちんぽは初めてなの。楽しみ……」
そう言いながらモーリンは男の足の間にしゃがみ込んだ。
男はズボンを全部は下ろさなかった。露出した太腿がやたらと白く、毛が薄い。
「さぁ、パンツを下ろしてくれ」
「命令しないで」
そう言いながらモーリンがパンツを下ろすと、そこにこけしはなく、自分と同じ割れ目とパンツに挟んだディルドーのようなものが現れた。

163創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:36:20.14ID:5cfutvJx
ディルドーが爆発のような光を発し、モーリンは目が眩んだ。
思わず後ろへ飛び退る。しかし何も見えない。
「何、これっ!?」
「ハハハ!」正体を現した刺客が笑う。「間違いない。タオ一家の『人喰いゴスロリ人形』さんね?」
「てめぇ……! 女か!」モーリンが悔しがる。「男の脂臭い匂いがしねーと思ったわ!」

164創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:45:17.65ID:5cfutvJx
女は側にあったクッションを手に取ると、モーリンへ向かって投げた。
何かが飛んで来る気配をモーリンは感じ取る。それを敵の身体だと思い込み、噛みつくと、クッションの中から大量の羽毛が飛び散った。
口の中に入った羽毛を唾とともに吐き出すモーリンを見物しながら敵は笑う。
「なるほど。アンタの武器はそのカミソリみたいな歯、か!」
『それだけじゃねーよ』モーリンは声から相手の位置を察すると、その方向へ突進した。『返り討ちにしてやる!』

165創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 16:54:47.83ID:5cfutvJx
部屋の外では3人のヤクザが突入の合図を待っていた。
「なんか騒がしくなってないか?」
「まぁ、突入と声が掛かってからだ。待て」
そこへ廊下を歩いて金髪三つ編みの痩せたぶさいくな少女が、お盆にオレンジジュースを乗せてやって来た。
「晩a-n(ばんわー)」
にこやかに挨拶するムーリンをヤクザ達が睨んだ。
「なんだ、ガキ」
「てめぇ、ゴスロリの仲間か」

166創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 17:04:13.58ID:5cfutvJx
ムーリンの作り笑顔がみるみる崩れ、泣きそうになる。
「もぉ! 日本語わかんないし! だからこういう仕事はデブの四男のほうがいいって言ったのに!」
「ああ!? 一人で何ペラペラ喋ってんだ、ガキ」ヤクザが懐に手を入れた。「怪しいガキが! 何かしてみろ、殺すぞ!」
「ウェイウェイウェイ!」ムーリンは慌ててお盆を差し出す。「お、orange juice、ドゾ!」
「何入りのジュースだゴラァ!?」
「お前が飲んでみろやァ!?」
ヤクザがムーリンの腕を掴む。盆が落ち、コップが割れ、眠り薬入りのジュースは床に溢れた。
その時、部屋の中から大声が聞こえた。
「突入!」

167創る名無しに見る名無し2020/03/24(火) 22:07:43.17ID:5cfutvJx
ムーリンの腕を掴んだまま3人のヤクザが部屋に突入すると同時に、
サイレンサー付きの銃声が3発くぐもった音で鳴った。

「あ、呼んでおいてすまん。もう終わった」
「姉御!」ヤクザの一人が声を上げる。「腕が!」
「あぁ、油断した。銃を取り出す音に向かって襲いかかって来やがった。喰いちぎられた。なに、左腕さ」
「手当を……」
「あぁ……。で、なんだいそのガキは?」

会話は日本語で交わされたのでムーリンにはわからなかった。
日本語がわかったとしても耳には入って来なかったことだろう。
ムーリンの目は釘付けになっていた。
ソファーとサイドテーブルの間に、壁に貼り付いたように、無念の表情を浮かべて姉が死んでいた。
額には銃弾で開けられた赤黒い穴があった。

168創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 01:17:20.12ID:mwhAm8vj
「しかし流石は姉御ですね」
「よっ、日本極道界の誇るNo.1ヒットマン!」
「噂のタオ一家も姉御にかかればこんなもんかぁ」
「おい、そのガキは何だと聞いている」
「どぅっ……」ムーリンは言った。
「あぁ、なんか怪しいオレンジジュースを俺らに飲ませようとして来たんでさ」
「コイツもタオ一家の殺し屋ですかね」
「どぅっ、じぇっ……」ムーリンはまた言った。
「バーカ。どう見てもただのガキだ」姉御はチンピラ達に言った。「しかし見ちまったものは仕方ないねぇ。……始末しな」
「じぇっ……じぇっ……」ムーリンの頬が痙攣を始めた。

169創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 01:27:38.95ID:mwhAm8vj
「じぇじぇじぇじぇじぇ!!!!!」
ムーリンがそう叫んだ数瞬後、部屋中にパンという軽やかな破裂音が響き渡った。
姉御は何が起こったのかもわからず、ただ呆然とする。
壁には大量の血が飛び散り、3人のチンピラは原型をとどめない肉塊に変わっていた。
金髪の少女はただ元の場所に立っている。ただしその顔は狂気に歪んだ笑顔の仮面をつけていた。
「お……お前、まさか……!」姉御はピストルを構えると、即発砲した。
しかし銃弾は天井に穴を空けた。彼女は既にバラバラにされており、無造作に切り取られた唇が宙を飛びながら、言った。
「『暴れ牛』……」

170創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 01:31:20.28ID:mwhAm8vj
「ミッション・コンプリート」
モーリンの左の義眼から現場を覗いていたバーバラは、少し離れた一室でモニターの前から立ち上がると、父に報告した。
「ただしモーリンを失ったわ。これより現場を処理して帰還するわね」

171創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 01:38:09.93ID:mwhAm8vj
バーバラが現場の部屋に入ると、モニターで確認していた通り、ムーリンは気を失って倒れていた。
壁も床も天井もズタズタに切り裂かれ、カマイタチにでも遭ったように人間の肉が散乱していた。
床にひっついたモーリンの死体もいくらか切り裂かれていた。
しかし綺麗に残っていた上半身は、悔しそうに目を見開いて肩を怒らせている。
「しくじったわね、モーリン」バーバラはムーリンを背負いながら、言った。「さようなら、アンタはただの負け犬」

172創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 01:42:11.48ID:mwhAm8vj
赤いドゥカティのタンデムに気を失ったムーリンを乗せ、バーバラがスロットルを捻ると、背後で爆発が起こった。
「これで跡形もないわ。お掃除完了ね」
そう言うとバーバラはバイクを発進させた。
「ミッション・コンプリート」

173創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:14:27.18ID:mwhAm8vj
「お姉ちゃぁん」
幼い頃のムーリンが砂利の上を駆けている。
「お姉ちゃ……あっ!」
砂利に足を取られて転んだ妹に、モーリンが振り返った。
「もう……。本当にアンタは私がいないと何も出来ない子ね。本当にタオ家の一員?」
姉の白い手がムーリンの手を握り、立たせてくれた。
「タオ家の家業を継ぐ者なら一人で立ちなさい。そうなれるまでは……仕方ないから私が面倒見てあげる」

174創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:23:24.79ID:mwhAm8vj
ムーリンは目を開けた。涙で一瞬、何も見えなかった。
長椅子の上に寝かされていた。家族が棘のある笑い声を上げながら、何か話し合っている。
「アイツもおっぱいでも切り取られて死にゃよかったのによ」ガンリーの声が言った。
「クックク……。いいな」ジェイコブの声だ。「ウスノロバーバラも部屋にいれば殺されてくれてたのに……」
「ウスノロじゃないわよ」バーバラは平然とした声で言った。「速すぎたのよ。兄さんならたぶん何が起こったのかすらわからなかった筈よ」
「あ! 起きたよ」四男がムーリンの顔を覗き込みながら言った。

175創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:28:37.74ID:mwhAm8vj
「ムーリン、よくやった」タオ・パイパイが仕事の成功を褒めた。
「お姉ちゃんは……?」
「見ただろう。仕事に失敗し、死んだ」
「やだ……」ムーリンは涙をぽろぽろと零すと、首をめちゃくちゃに振った。「やだやだやだやだ!!」
慌ててジェイコブとバーバラが揃って距離を取る。タオ・パイパイも真っ青な顔になり、宥めようとする格好で飛び退った。
しかしムーリンはキレはしなかった。ただ声を震わせて泣いているだけだ。

176創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:34:34.70ID:mwhAm8vj
「バカだなぁ、お前」ガンリーが笑いながら言った。「俺らだっていつこうなるかわからん。そんな仕事してんだぜ? ハハハ!」
「バカっ! ガンリー!」慌ててバーバラが小声でたしなめる。
「死にたいのかバカ!」ジェイコブも同時にたしなめた。
「誰も……悲しくないの?」ムーリンは責めるように兄弟と父親のほうを見た。「お姉ちゃんが死んでも……悲しくぬゎ……ぬゎ……!!?」

177創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:41:53.82ID:mwhAm8vj
ムーリンのうなじに注射針が刺さった。
刺されたことにも気づかぬように、ムーリンの瞼が垂れると、あっという間に眠りに落ちた。
「あっ……、あれっ? 寝たぞ?」ジェイコブが不思議そうにしながら安堵の息を漏らす。
「僕だよ、僕」四男が注射器を持ったまま存在をアピールする。
「なんだ、お前、いたのか。よくやった」
「ムーリン……」父は眠る娘の金髪を撫でながら、言った。「これからはキム姉さんにあやして貰うんだ、いいな?」

178創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:49:34.69ID:mwhAm8vj
「でも、そのキムが、いねぇ……」ガンリーが言った。「マルもいねぇ。2人で遊びに行ってんのか?」
「こんな夜更けにどっか出掛けててもわからねぇからな」ジェイコブが唇を噛んだ。「モーリンの突然の死がなけりゃ、俺も気づかなかった」
「マルにはあたしがお使い頼んだのよ。キムとは一緒じゃないわ」バーバラが嘘を吐く。
「はん。じゃあ、キムは一人で何処行ったんだ? こんな夜更けに? 女一人で?」ジェイコブが殺気を放ちながら突っ込む。
「それは……」バーバラは言った。「あっ! そうだ。あたし、お風呂入んなきゃ……!」

179創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 15:53:00.62ID:mwhAm8vj
ジェイコブは自分の部屋にガンリーを呼ぶと、言った。
「ムカつくぜ」
「探しに出かけて現場でぶち殺そうぜ、兄貴!」
「……しかし、だ。今はそれよりも早急にやるべきことがある」
「ショベンかい? 漏らしそうなのかい、兄貴?」
下品に笑うガンリーを無視すると、ジェイコブは言った。
「生前……つーかつい最近、モーリンから頼まれたことがある」

180創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 16:09:39.18ID:mwhAm8vj
「へー! あの気持ち悪い金髪の妹に!? 友達?」
「あぁ。その友達とやらを殺したほうがよくはないかと相談された、厄介なことにならないうちに」
「そんなくだらねーこと、兄貴がするわけないだろ。ハハハ!」
「別に騒ぎを起こしてムーリンが射殺されてくれれば助かるからと、断った」
「だろぉ〜? ハハハ、やっぱり兄貴のことは俺が一番……」
「ただ、こうなると……おい、耳貸せ」
「ん?」
笑顔で近づけたガンリーの耳に、ジェイコブは声を潜めて言った。
「ムーリンを殺す必要がある」

181創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 16:13:53.82ID:mwhAm8vj
「あぁ、わかった」ガンリーは耳を離すと、立ち上がろうとした。「じゃ、今、サッと殺ってくる」
「待て待て待てバカ!」ジェイコブが慌てて引き止める。「そんな簡単なことなら俺がとっくに殺っとるわ!」
「えー? でも簡単だろ? アイツただの娘っ子だぜ?」
「パパにバレねぇように殺んなきゃなんねーだろ!」
「あ、そっかぁ。ハハハ!」

182創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 16:19:43.72ID:mwhAm8vj
「それに……キレたムーリンは間違いなく一族最強だ。一瞬もキレる隙を与えちゃいけねぇ」
「何言ってんだ、兄貴。俺のほうが強いよ、アレよりは。最強は兄貴だけどな!」
「お前……。密閉されてもない教室で、クラスの生徒43人、皆殺しに出来るか?」
「えっ?」
「一人も逃さずだ。出来るか?」
「うーん」ガンリーは指折り数えながら考えると、答えた。「30人は逃しちまうな。ハハハっ!」

183創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 16:29:39.89ID:mwhAm8vj
「普段は何も出来ねぇ娘っ子だが、キレたムーリンはそれを実際に、やった。アイツがキレたら最強なんだ」
「ハハハ! そっかぁ」
「今まではモーリンが、妹がキレないよういつも側についていたが、それがなくなったからには家の中に原子爆弾が放置してあるようなもんだ」
「ハハハ! 安心して眠れないね、兄貴?」
「お前もだ、バカ」
「なるほどわかった。安心して眠るためにムーリンを殺すんだね?」
ちゃんと声を潜めて会話できたガンリーをジェイコブは褒めた。
「そういうことだ。賢いな、ガンリー」
褒められたガンリーは目に見えて有頂天になる。

184創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 16:46:38.02ID:mwhAm8vj
「そこで、だ。俺達が殺ったとバレねぇようにムーリンを始末する方法はないものかと賢いお前に相談したかったのだよ」
「エヘヘ、エヘヘへ。賢い俺にかい? いいよ」
「毒殺すれば当然俺が疑われ、判明すればパパの罰を受ける。お前も同様だ。俺達の作る死体には個性があっていけねぇ」
「うーん。そうだなー」
「一刺しで殺してマルコムのせいにしようかとも考えたが、マルにムーリンを殺す動機がない。何より一刺しで殺れなければ……こちらがバラバラにされる」
「その友達を使おうよ」
「は?」
「ムーリンに友達が出来たって言ってたろ?」ガンリーは楽しそうに笑った。「その友達をムーリンに殺させるんだ」
「は?」ジェイコブはバカを見る目でガンリーを見た。「いや……。は?」

185創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 17:03:40.95ID:mwhAm8vj
「アイツ、今回キレて暴れ回ったあと、意識失ってたじゃん」
「あ? ああ……」
「あの状態なら、簡単に喉の骨でも折って殺せるじゃん」
「喉の骨折ったらお前の仕業だってバレ……待てよ?」ジェイコブは暫く考えると、言った。「ガンリー、いいぞ。やはり頭のいい自分とは別視点からの意見も聞いてみるもんだ」
「うへへ」褒められたと勘違いしてガンリーは嬉しそうに頭を掻く。「でもどうやったらキレるかな?」

186創る名無しに見る名無し2020/03/25(水) 17:05:53.89ID:mwhAm8vj
「何でもいいさ。友達に裏切られたと思い込ませればいい」
ジェイコブはニヤリと笑う。
「そいつを信頼していれば信頼しているほど、裏切られた時のショックはでかいもんだ」

「なるほど。じゃあ……そうだな」
ガンリーは兄の真似をして知的に笑った。
「タピオカミルクティーにハナクソでも入れる?」

187創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:14:56.98ID:FApSBOPK
マルコムはホテルの一室で、キンバリーと甘美な時間を過ごしていた。
「あぁ……。素敵だ。ずっとこうして君の中に入っていたいよ、キム」
「ああっ……! マル……っ! あたしもよ……ああっ!」

マルコムのスマートフォンにはモーリンの死を報せるバーバラからのLINEメッセージが入っていたが、二人はまだそのことを知らなかった。

188創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:22:43.57ID:FApSBOPK
目を覚ましたムーリンはまた涙が止まらなくなった。
スマホを取ると、ヤーヤにLINEのメッセージを送った。

○ お姉ちゃんが死んじゃった

メッセージは見ている前で既読になり、すぐに返事が帰って来た。

    なななな何? どうしたの? ●

ムーリンは涙を拭きながら、メッセージを返す。

○ あたし以外の誰も悲しんでくれない(;O;)

またすぐに既読がつき、暫く待つと、ヤーヤの短いメッセージが返って来た。

     今から出て来れる? ●

189創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:30:05.83ID:FApSBOPK
待ち合わせの公園に行くと、ヤーヤは既に来ていた。
涙でひどい顔になっているムーリンのほうへ駆け寄ると、肩に手を置いてヤーヤは聞いた。
「大丈夫?」
「だいじょーぶ」ムーリンは答えた。「……じゃないかも」
「お姉さんが? 一体何があったの? ねぇ?」
「仕事中に……」ムーリンはしゃっくりをしながら、言った。「しくじって……」
それ以上ヤーヤは何も聞かなかった。
ムーリンを引き寄せると、自分の胸に埋めさせた。

190創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:33:45.08ID:FApSBOPK
ムーリンはヤーヤのTシャツを掴んで思い切り泣いた。
暫く泣いていると、頭の上に雨のようにヤーヤの涙が落ちて来た。
ムーリンは見上げた。顔をぐしゃぐしゃにして泣いているヤーヤの顔が見えた。思わず聞く。
「なんでヤーヤが泣いてるの?」

191創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:37:21.16ID:FApSBOPK
「だってお姉さん、死んだんでしょ」ヤーヤは言った。「あたしも悲しいよ」
「会ったこともないお姉ちゃんの死を悲しんでくれるの?」
「ムーリン、大好きだったんだよね? お姉さんのこと」
「うん」
「だから、さ」ヤーヤはムーリンを思い切り抱き締めた。「ムーリンが悲しいと、あたしも悲しいんだよ」

192創る名無しに見る名無し2020/03/26(木) 15:46:51.71ID:FApSBOPK
悲しいことを一緒になって悲しんでくれる人がいれば、こんなにも救われるものだということを、ムーリンは生まれて初めて知った。
最愛だった姉のモーリンでさえ、可愛がっていた猫が死んだ時に一緒に悲しんではくれなかった。
ムーリンはヤーヤに抱きつくと、涙が涸れるまで泣き続けた。
ヤーヤはムーリンの細い腰を強く抱き締め、ぽろぽろと涙を流しながら、金色の髪をもう片方の手でずっと撫で続けていた。

193創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 13:17:54.17ID:C+z8buZB
「ここでいいわ」
キンバリーがそう言うので、マルコムは人気のない裏通りで愛車テスラを停めた。
「ここから歩いて帰るのかい? 少し心配な距離だが?」
「大丈夫。走って帰るから」そう言うとキンバリーはハイヒールを両足とも脱ぎ、裸足になる。
「起きてたらムーリンを中庭へ連れて出るよ」マルコムはそう言うと、車を再び発進させた。

194創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 13:24:52.78ID:C+z8buZB
キンバリーは家に帰ると、すぐに中庭に向かった。
ムーリンの住む別棟には屋敷中に罠が仕掛けてある。
兄弟は日常を気の抜けない状態に置くことで反射神経と予測能力を鍛えているのだ。
そんな罠だらけの屋敷にキンバリーは住めなかった。
毎日傷だらけになることは間違いなく、下手をすれば命を落としかねない。
マルコム、ガンリー、ムーリン、四男、そして故人となったがモーリンもそこで暮らしていた。
身体能力の鈍いジェイコブとキンバリー、そして面倒臭がりのバーバラだけは両親とともに本屋敷に住んでいた。

195創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 13:33:56.45ID:C+z8buZB
マルコムは新しく張られたワイヤーを飛び越え、壁から襲って来たダーツを指でキャッチしながら廊下を歩き、ムーリンの部屋のドアをノックした。
天井から降って来た一滴の塩酸をスウェーでかわしながら、返事を待つ。
「さすがにもう寝てしまったかな?」
もう一度ノックすると、別の方向に気配を感じた。
「マル兄?」
外着姿のムーリンが驚いたような顔をして帰って来た。

196創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 13:42:44.22ID:C+z8buZB
「ムーちゃん」
マルコムと一緒にムーリンの姿が現れると、キンバリーはベンチから立ち上がった。
「ごめんね、遅くなって。モーちゃん……やられたって……聞いた」
ムーリンは駆け寄ると、キンバリーのふくよかな胸に顔を埋める。しかし涙は乾いていた。
「あんなに仲良かったのに……可哀想に」
ムーリンの髪を撫でるキンバリーの頬を涙が伝って落ちた。
「しょーがないよ」ムーリンは寂しそうな、しかし弱々しくはない声で言った。「そういう仕事してるんだもんね、あたし達」

197創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 14:08:36.80ID:C+z8buZB
ムーリンをキンバリーに任せ、マルコムは両親の寝室に向かった。
スマートフォンでアポは取ってある。ドアをノックすると、中から声が返って来た。
「マルコムか?」
「はい。マルコム・タオ。1993年7月9日」
『声紋一致。セキュリティ解除します』
ドアのロックが音を立て、扉が自動で開く。
部屋に入るといつもと同様、義母のオリビアが涎を垂らして笑っていた。

198創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 14:15:59.83ID:C+z8buZB
「話は大体わかっている」父はガウンを羽織って一人掛けのソファーに座り、マルコムを迎えた。「ムーリンのことだな?」
「はい」マルコムは言った。「恐らくジェイコブ兄さんが消そうと企んでいるでしょう」
タオ・パイパイは鼻で笑うと、言った。
「あれは私の最高傑作だ。ジェイコブにはどうにも出来ん」
「最高……傑作……?」
「とにかく放っておけ。いざとなれば私が制御出来る」

199創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 14:25:20.01ID:C+z8buZB
「わかりました」マルコムは一礼すると、聞いた。「モーリンの葬式は?」
「せん。お前の母さんの時と同じだ」
「わかりました」
そう言うとマルコムはオリビアのほうを向いた。キンバリー及びモーリンとムーリンの実の母親だ。
「お義母さん」
マルコムが声を掛けてもオリビアはケタケタと笑っていた。
父はなぜか気の狂った妻を施設には入れず、別室に閉じ込めもせず、同じ部屋で暮らしていた。
「お元気で何よりです」
マルコムはその場で短くモーリンへの黙祷を捧げると、部屋を出て行った。

200創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 14:49:19.46ID:C+z8buZB
【主な登場人物まとめ】

◎タオ・パイパイと前妻エレナの子供達

・マルコム……タオ一家の三男。27歳。長身でイケメン。ジェット噴射機のついた革靴に様々な武器を仕込んでいる。

・ジェイコブ……長男。31歳。陰気で執念深い。チビで醜男。毒殺のプロフェッショナル。

・バーバラ……長女。ナイスバディな29歳。色仕掛けと暗器を使う。兄弟の中で唯一キンバリーのことが嫌い。

・ガンリー……次男。28歳。短い金髪頭の巨漢。格闘能力は兄弟中一番だがバカ。ジェイコブの犬。

◎後妻オリビアの子供達

・キンバリー……次女。25歳。オリビアの連れ子なので上の兄弟4人とは血の繋がりがない。愛されキャラ。

・ムーリン……四女。17歳。痩せ細った金髪の三つ編みの容姿のよくない少女。普段は泣き虫だがキレると凄まじい攻撃力を発する。

・モーリン……三女。享年21歳。色白の美少女でいつもドレスを着ている。全身に刃物が仕込んであり、人喰いゴスロリ人形と呼ばれた。日本のヤクザにピストルで撃たれ死亡。

・四男……19歳。暑苦しいデブのくせに影が薄く、助手席に乗っていても運転手に気付かれない能力の持ち主。誰も名前を覚えていない。

◎その他

・ヴェントゥス……謎の金髪男。本当に謎。

201創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 20:39:58.03ID:3QuAPMeB
「……そう。お友達が一緒に悲しんでくれたのね」
キンバリーは中庭のベンチに並んで座り、ムーリンを抱き締めながら、言った。
「いいお友達が出来たのね、ムーちゃん」

「うん」
暫くムーリンは眠そうにキンバリーに凭れかかっていたが、ふいに顔を上げると、言った。
「キム姉、マルと付き合ってるの?」

キンバリーは長いこと夜空の月を見上げていた。今宵の空は無月だった。

202創る名無しに見る名無し2020/03/27(金) 20:46:14.70ID:3QuAPMeB
「キム姉?」
ムーリンが聞くと、キンバリーは空からようやく顔を下ろした。
その顔はなぜかひどく傷ついているように見えた。

「マルが4歳、私が2歳の頃から一緒に暮らしてるのよ。血は繋がってなくても、本当の兄妹みたいなものよ」
そしてまた月のない夜空に白い月を見るような目を向けた。
「あり得ないわ」

「でも……」
何か言おうとしたムーリンを遮って、キンバリーは言った。
「ねぇ、ムーちゃん。お母さんが何故ああなったか、知ってる?」

203創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 07:42:24.19ID:JSAAbxRM
ちゃめ「なんでああなったんだろぉぉぉ! 続きが思い浮かばない!」

204創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 07:44:47.23ID:JSAAbxRM
ちゃめ「とりあえず敵を、中国人と日本人ヤクザのキャラ作らなくちゃ……。誰か投入してくれないかな」

205創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 07:46:38.57ID:JSAAbxRM
ちゃめ「とりあえず私はキャラの大まかな設定ぐらいしか考えていないので、この先どんな展開になろうとも構いませんし、合わせます。
ムーリンとヤーヤがどうなるかとかも現段階ではまったく考えていないので、つまりはアレだ、リレーしましょう!」

206創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 07:51:09.04ID:JSAAbxRM
ちゃめ「とにかくキンバリーは最初は本当に一家の太陽みたいな愛されキャラにする筈だったけど、なんか裏にどす黒い感情を抱えてる気がする。
そんな気がしてきた。っていうかキンバリーのキャラがなんだか立たないのでそうするしかない気がしてきた!?」

207創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 07:58:59.88ID:JSAAbxRM
ちゃめ「あっ。ヤーヤ登場人物まとめに忘れてた」

・ヤン・ヤーヤ……17歳の普通の女子高生。ふとしたことからムーリンの殺し屋の素性は知らずに友達になる。
超学歴主義の台湾と学校に馴染めず、それゆえに異質な匂いのするムーリンに魅かれている。

・ウー・ユージェ……ヤーヤが恋している年上の健康的な黒い肌の青年。ロックバンドを組んでいる。

208創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 08:01:11.66ID:JSAAbxRM
ガンリー「大島男夫とかいう奴いたじゃねぇか。殺り合おうぜ?」

209創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 15:38:03.98ID:Q+5oaDlX
リレーしてないじゃん死ねよ

210創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 17:05:58.92ID:JSAAbxRM
ガンリー「だからリレーしようぜって言ってんだろw バカか!!ww」

211創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 17:11:10.14ID:JSAAbxRM
ジェイコブ「まぁまぁ。話を進めるぞ。>>209はこの毒入り茶でも飲んでいてくれ。
 問題はどうやってムーリンにお友達を殺させるか、だ。精神崩壊させ、無力となってからムーリンを消すのは容易い」

212創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 17:17:47.34ID:JSAAbxRM
バーバラ「まぁ、ぶっちゃけ作者が行き詰まったのよね。
 コイツ、後先考えずに伏線をガンガン出しといて、後から無理やりでも回収するのが楽しいとか思ってる変態なんだけど、
 今回はちょっとテキトーに伏線ばらまきすぎちゃって、力不足なくせに調子に乗りすぎたのを後悔してるみたい。
 そして誰かに何とかしてほしいとか甘えてるわ。殺してやろうかしら」

213創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 17:24:27.85ID:JSAAbxRM
タオ・パイパイ「まぁまぁ、よいではないか。作者も真面目には書いているんだ。
 しかし敵キャラを考える能力がない。中国人側には黒色悪夢とか前に出したキャラがいるが、日本人のキャラがいない。
 それを誰かに投入してほしいと思っておる。あと、ヴェントゥスだな。
 伏線完全回収のためにはヴェントゥスにも何かストーリーに絡んで貰わにゃならんのだが、これがどういうキャラなのかさっぱりわからんで困っておる。
 ヴェントゥスを投入した方、どうかもう少しキャラ付けをお願い出来んものかな?」

214創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 18:50:25.25ID:DN9Ptoum
また連投してる馬鹿だろ

215創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 18:54:12.80ID:vHtKP35u
鶏ひき肉焼酎ハイボールで食べました
小柳ゆきは?どうぶつの森がハイボールでお迎え!
水沢アリーさん攻撃的なのでやるべきこと始めから終わりまで来ましたありがとうゴザイマス。
勤労者募集開始しますと言ってゴメンなちゃい
攻撃的なんだかは!

216創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 19:14:10.65ID:rSkluRap
なな立ち見は
何だよチミ
なんだつみは!?
今すぐ読める無料コミック大量配信中!
奈々美みちは!
飯田君は。
何だこれぐらい

ナンダツミハ!?
脱糞ぞ
恐ろしやートキッチン家電。
すぐかお迎えして。
ないじゃん、ナンダツミハ?

そうだが
貴女が品な叔母さんが。
言うてゆうかちゃん
目的とした黙祷

怒っちゃヤワヨ。
怒るでしかしながら…
天井まで回せよイイ感じ取りでさ!
中途半端が何組キロまでアップ。

まず鵜だろうこれは
ロックでぢすダウンロード
チンポクラスター分析
……でます
…チンポクラスター!
プレイステーションヨリが?
ナンダツミハ
!?

217創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 21:33:16.24ID:JSAAbxRM
マルコム「志村けんが……死んだ?」

218創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 21:39:34.83ID:JSAAbxRM
キンバリー「ご冥福をお祈りします。日本の皆さんが他人事だと未だ呑気に思っているように見えるコロナウィルスの危機を改めて知らしめることに繋がるでしょう」

219創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 21:42:14.71ID:JSAAbxRM
四男「ちなみに中国と違って台湾は感染者はとても少ないよ。日本を初め海外旅行者を規制していることも大きいね。日本のほうが遥かに危険な状態だから」

220創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 21:43:03.32ID:JSAAbxRM
オリビア「ケタケタケタ」

221創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:08:04.05ID:JSAAbxRM
モーリンの部屋の片付けが始まった。
ジェイコブが指揮を取り、ガンリーと四男とで作業を進める。
白と黒のお姫様のようだった部屋を、何もない灰色の部屋にして行く。
肉棒を固めて作ったこけしのコレクションもゴミ袋に捨てられた。

222創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:10:47.79ID:JSAAbxRM
「やめて! お兄ちゃん達!」
ムーリンが部屋の入口に立ち、悲鳴のような声を上げた。
「そのこけしはお姉ちゃんの形見だよ! あたしが貰う!」

223創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:14:17.25ID:JSAAbxRM
「なんだ?」ジェイコブが陰気な目で睨む。「自分を慰める用に使うのか?」

「ヒヒヒ」ガンリーが笑った。「このブス絶対処女膜張ってっだろ。刺さらないぜ」

「とにかくこれはあたしが貰う!」ムーリンはこけしの詰まったゴミ袋を四男から奪い取った。

224創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:25:33.10ID:JSAAbxRM
「これからはあたしがお姉ちゃんの遺志を継ぐ」
ムーリンは珍しく毅然とした態度で宣言した。
「殺したターゲットのおちんちんを切り取って、こけしコレクターになるわ!」

「お前は殺し屋じゃない」
ジェイコブが言った。
「お前は自分で自分を制御できない『暴れ牛』、ただの場荒らしみたいなもんだ。お友達と仲良くしてろ」

「えっ?」
ムーリンが少し驚いて、言った。
「なんでジェイ兄があたしの友達のこと知ってんの?」

「モーリンから聞かされた」
ジェイコブは嘘を吐いた。
「アイツ、お前に友達が出来たって、喜んでたぞ」

「お姉ちゃんが……?」
ムーリンはびっくりしたように言った。
「喜んでた……? そか……」
そして嬉しそうに少し笑った。

225創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:27:06.57ID:JSAAbxRM
「とにかくお前は殺し屋じゃない」
ジェイコブは念を押すように言った。
「お前に仕事は回さん。お友達と遊んでろ」

226創る名無しに見る名無し2020/03/30(月) 22:35:17.71ID:JSAAbxRM
ヤーヤからはあれから何度もLINEにメッセージが入っていた。
姉を失ったムーリンを心配し、元気づけようとしてくれていた。
ムーリンは次第に姉を失った悲しみよりも、ヤーヤへの愛情に気持ちが向きはじめた。
生まれて初めて出来た友達に、夢中になりはじめていた。

227創る名無しに見る名無し2020/03/31(火) 02:18:19.52ID:NoKhawFI
ウンコにはスレイヤー
サンエイシャワーヘッドは坂東英二
バブ田を下がって湯を飲む
代わりに行きました
アイフルに貸してくださいなんて事を言って見れば見るほどホースのマラ
箸を持つべきこと葉が入っているけど
休もん巨根のマスター
母に似てない人それはYahoo
わかってると言ってみる奴おりゅ?
博士孔は何キロにする
夜はちょっとだけ
納屋に到着するぐらい遅くないです
ワイン酒場放浪記と林の写真
LINE見てるんだ?
欲しいなーアレ
何玉と思うこと??

228創る名無しに見る名無し2020/03/31(火) 02:24:23.41ID:ahzbwzBd
業務用サイズのお土産は貸し出し惜しみ
タダの詰まりたい悪い
総理大臣杯とか知らんがな。
キヤノンのでキャパクラ
返り咲く満開ハ氏も無さそうだ
暮らし苦しさを左脳から
未知の状態ですが何?
やはり今日この頃でした弟と一緒だったステーキ
描き直すとき卵が出てゆでは無い
助からんのかわからんじゃの
無しが一番好きな茅が詰まりましですりり。
隣傘は目的とした後のもの音
羅キス待ち伏せ
マリリンの差かという新たな発見
凝り固め直すかどう?

229創る名無しに見る名無し2020/03/31(火) 02:26:40.43ID:K+CXzbZ+
破産
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー
破産手続き
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー
破産手続き
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー
破産手続き
脳天ファイヤー
破産
脳天ファイヤー

230創る名無しに見る名無し2020/03/31(火) 05:53:53.28ID:B5aJlusN
「ウフフ」
バーバラが笑った。

「どうした?」
隣で寝ながらタバコを吸っていた男が聞く。
「脳天ファイヤーが面白かったのか?」

「いいえ」
バーバラは正直に言った。
「ちょっと……ね。思い出し笑いよ」

231創る名無しに見る名無し2020/03/31(火) 07:18:43.61ID:gXkhcDwW
◇◆◇ 創価学会の「総体革命」◇◆◇

創価学会は、「総体革命」と称する権力への浸透工作を組織的に進めている。この工作
は第二代会長・戸田城聖が発案し、第三代会長・池田大作が継承、現在まで続いている。
ある時「一番とりにくい所はどこですか」と部下に聞かれた戸田は、こう答えたという。

「官庁だな。それには、優秀な人を抜擢して、先輩が自分より出世させ、出世した者が
また後輩を引き立ててゆくしかないな。(中略)将来、二万の青年が各官庁や会社の重
要ポストを占めるようになれば、その仲間同士でなんでもできる」(『水滸会記録』)

この指針に基づき、創価学会は中央省庁や自治体、法曹界、警察、マスコミなど、あら
ゆる所に学会員を送り込み、自分たちが有利になるように工作してきた。彼らは、その
財力・政治力と各所に浸透した学会員の影響力で、社会を意のままにしようとしている。

※ 創価学会は、公権力の私物化、乗っ取りを企てる危険なカルト、反社会集団である。

232ちゃめ2020/04/01(水) 04:48:09.96ID:jidaS4Ih
なんか松崎しげると石川さゆりが空を飛びながら無修正でセックスしてる夢を見て今起きたんだが、何かの予兆だろうか……(・・;)

『毎日空の上ではこれが行われています』みたいな内容で、バックには津軽海峡・冬景色がかかってた……

233創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 15:34:38.24ID:LGeBiyJn
金髪の男ヴェントゥスとは、台湾の“光”の均衡を守る光の守護者≠フ一人である。
(ちなみに光の守護者≠ヘ世界に7人しか居ない)

口癖は『俺の名はヴェントゥス。ヴェンって呼んでくれ』。

234創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 16:11:45.39ID:ngO6FlBi
ヴェントゥスは飄々とした性格で、すぐに股間を露出する悪い癖もある。

だが暗殺に於いてはかなりの俊敏力を誇り、光の守護者≠フ中では二番目に強いと噂されている。

235創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 18:10:42.74ID:Y2VMe/xy
ガンリー「ハハハ! 凄いんだなお前! でも光の守護者って何? 中二病用語?」
ヴェントゥス「俺、なんにも言ってないぞ……」
ガンリー「えー? 今、言ってたじゃん」
ヴェントゥス「お前は地の文が見えるのか」

236創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 18:12:13.37ID:Y2VMe/xy
「で、強いのか、お前。ちょっとだけ殺り合おうぜ」
そう言うとガンリーはいきなり腕を伸ばし、素手でヴェントゥスの喉を引きちぎりに来た。

237創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 21:18:21.14ID:mzZmvROp
ヴェンは華麗にガンリーの攻撃をかわし、すぐさま股間を露出し始めた

238創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 21:49:38.40ID:JDe8P4RH
「負けるかよ!」
ガンリーも勢いよくズボンをパンツごと降ろし、図太いがなまっちろい下半身を露出してみせた。

239創る名無しに見る名無し2020/04/02(木) 23:16:26.52ID:BIVwqqVb
〜完〜

240創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 01:24:41.95ID:MfDVaPKw
ヴェントスとガンリーはチンポを勃起させ兜合わせで戦いはじめた。
ヴェントス「先に射精するかチンポが萎えた方が負けだぜ」
ガンリー「お前の粗チンに負ける気はしねえぜ」
二人は激しく肉棒をぶつけ合った。

241創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 06:06:33.82ID:8M/irtLn
ガンリーとヴェントスの戦いは半日に続き、勝負の先はまだ見えないかに見えたが

ガンリー「…あっ、イクッイクゥッ!?」

先に音をあげたのはガンリーだった。彼のチンポの先からザーメンがほとばしる

242創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 06:29:10.37ID:Eyi/717i
部屋の片隅で股間をびしょびしょにしてとっくに果てている四男には2人とも気がつかなかった。

243創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 07:47:59.95ID:CioJGVmq
ヴェントス「はわっ、だ誰!?」

ヴェントスは背後から視線を感じ振り向いた。

ムーリン「わっ」

物陰に隠れていたムーリンは目が合ってしまい驚いた。

244創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 08:04:01.28ID:nhkb00yF
ヴェントス「コイツはいけないねぇ」

微笑みながら近づく、ヴェントスに恐怖を覚えたムーリンは後ずさりする。

ムーリン「…くっ来るなぁ、クソ野郎ッ、さがれぇーっ」

ムーリンはひきつった顔で悲鳴をあげた。

245創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 08:31:38.03ID:CWJC/8Jk
ヴェントスは七三ヘアをかき上げた。

246創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 08:44:08.61ID:nhkb00yF
「初対面の相手にクソ野郎とはなんだー!」
ヴェントスは巧みな腰使いでチンポを風車のように旋回し始めた。

247創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 09:39:47.57ID:Eyi/717i
「もっとやれー。そんなもんじゃ妹はキレねーからw」
ガンリーは大笑いしながら見守っている。
「おっ、そうだ。ヴェン、そいつ殺してもいいぜ。っていうか殺してくれ」

「いいのかー!」
ヴェントゥスは喜んだのか、さらなる勢いでちんぽ風車を回しはじめた。

「その代わりレイプとかそいつ傷つけることすっとキレるから気をつけろよ」
ガンリーは見物しながら椅子に寝転んだ。
「そいつただの泣き虫だけど、キレてスイッチ入ったら原爆のボタン押しちまったぐらい後悔するらしいからな」

248創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 09:41:52.45ID:Eyi/717i
ガンリー「光の守護者がムーリン殺ったって言えば俺らもパパにお咎め受けねーし、物騒な原爆娘も処理できていいことづくめだぜ」

249創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 09:44:00.92ID:Eyi/717i
ガンリー「一瞬で殺してやってくれ。なに、キレない限りそいつはただのか弱い17歳少女さ、ブスの、なw」

250創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 15:03:37.84ID:CWJC/8Jk
その刹那、ガンリーの視界が真っ黒に染まった。

「あっ、なんだこれ?」

目に鈍い痛みが走り、右手で押さえた。
何も見えないが目を潰されたことで出血しているのが分かった。

251創る名無しに見る名無し2020/04/05(日) 15:22:14.98ID:nhkb00yF
「イヤーッ」
ムーリンは雄叫びをあげながら匕首をガンリーやヴェントスに投擲、ガンリーに次々と匕首が刺さる。
「アバーッ」
ヴェントスは悲鳴をあげた。

「うううっ痛ぇよ。…お前ただですむと思うなよ?」
ガンリーはうめき声をあげフラフラと立ち上がり、どうにかその場から逃げようとしている。

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