タワーリング・インフェルノ 2020
高さ約500m101階建ての超高層ビルにて災害が発生する。
その時、人々はどう行動したのか?
場所は架空の東京でお願いします。
300レス目で災害が発生します。
以下を»300にコピペして下さい。
↓ ↓ ↓
その時、大きな爆発音が響き渡った。
50階に充満していたガスに引火し、火災が発生したのだ。
50階より下に降りる手段はすべて停止し、人々は地上200mより上に取り残された。 松原 雄二郎は定年を迎えようとしていた。
これが最後の仕事となるだろう。101階建て超高層ビルの完成パーティーに出席した雄二郎は、最後のスピーチを披露した。
自分の設計した超高層ビルは、あらゆる災害を想定して構築され、東京都の厳しい基準をクリアーして今ここに完成した。
このビルは自分の生涯最大の仕事であり、世界に誇れる最先端のビルディングであると語った。 パーティーには技師長の李 昌安(リー・チャンアン)とサブリーダーのパク・イッチャンも出席し、それぞれスピーチをした。
李「このビルは自分のために建てた。私のプライドのかたまりである。誰にも渡すものか、これは私のものだ!」
パク「テキトーにね、やっちゃいましたよw 楽なのがいいよねw それにしちゃ立派でしょ?w」 最上階のバーでバーテンダーを任されることになったのは「ヒゲのマスター」こと渡邉ジョーであった。
彼もこのパーティーに心踊らせながら出席していた。 ビルの名前はTokyo 101。
20階までは誰でもが入れる商業施設になっている。
20〜48階は主にオフィス。49〜51階が機関室となっており、
52階より上はオフィス、ホテル、有料の展望台、会員制の高級店舗等である。 オープンと同時に入口を潜った記念すべき第1人目の客は女子大生だった。
3人組でやって来ていた彼女らのうち、一番内気な川田 真里奈が運動靴に物を言わせて一番で飛び込んだ。
「一生の記念になりました」
誰にもインタビューもされず、記念品もない中で彼女は感涙するとともに一人呟いた。 松原「かっ火事だ!」
渡邉ジョー「嘘をつくんじゃない!」 その時、激しい地震が東京を襲った。
「遂に東京に直下型地震が!」
しかし101は少しも傾くことなく、押し掛けた客達もすべて無事であった。
設計者の松原は鼻高々で胸を張った。 「すごい地震だったね」
主人公の松原エリカはそう言うと胸を撫で下ろした。
「おじいちゃんの作ったビルだから不安だったけど、一流の設計士だってのは本当なんだなぁ、家ではただのボケ老人なのに」 70階のワンフロアーを賃借した宗教団体は、そこで密かに生物兵器の研究をしようとしていた。
ボツリヌス菌の1万倍以上という恐るべき殺傷力を持つ兵器である。 川田 真里奈は間違えて70階のその部屋に入ってしまった。
「す〜み〜ま〜せ〜ん。ここ、展望台……じゃ、ないですよねぇ〜? アハハ…」 主人公のエリカが渡邉ジョーのバーでワインを飲んでいると、少し怪しげな風体の男が話しかけて来た。
「やぁ、隣いいかな?」
エリカはちらりと男を見てあからさまに興味なさそうな顔をすると、言った。
「座るだけならどうぞ」 「カルーアミルクを」
男がそんなものを注文したので、エリカは少し興味を持った。
「何それ? あなたが飲むの? それとも私に……」
「僕が飲むんだ」
男はそう言うと差し出されたカルーアミルクをぐいぐい飲んだ。
「……なんだか変わったひとね」
エリカは呆れ顔をした後、くすっと笑った。 男は警戒心を解く笑いを顔中に浮かべると、自己紹介をした。
「僕は羽崎 優也。放射能検査の仕事をしてます」
「放射能検査? それ需要どのくらいあるの?」
「とりあえずね、さっきの地震でこのバーから放射能が汚染されたんじゃないかと調査に来たんだけど……」
「へぇ、凄い事件ね。それで、放射能反応はあったのかしら?」
「ビンビンですよ。君みたいな凄い美人に出会えた」
「あら、結局見た目通りの怪しいひとなのね」
優也は明るく笑い、エリカのワインが残り少ないのを見て取ると、言った。
「おごらせてください。カルーアミルクはお好きですか?」 老婆はこの世の見納めと思い、オープンの日にこの超高層ビルを訪れた。
展望台から長年住んだ町の景色を望んでいると、自分の人生がパノラマのように脳裏に広がった。
娘達は結婚もせずに皆死んでしまった。40年の交通事故で、夫も含めて家族は誰もいなくなった。
自分もそこで死のうと思った。しかしたまたま女手1つで始めたラーメン屋が大評判となり、ここまで生きて来た。
しかしここから見ると自分の生きた証と言えるラーメン屋など砂粒のようなものだ。
老婆はそれがなぜか逆に清々しく、ここへ来てよかったという気持ちになり、1人で微笑んだ。 「我々の住んでいたところはこんなにも小さかったんですな」
いつの間にか隣に立っていた老紳士が話しかけて来た。
綺麗に皺の伸びたスーツを着こなした、80歳ぐらいの背の高い紳士だ。
「や、いきなりすみませんな。1人だととうにも寂しいもので話しかけてしまった」
紳士は帽子を取るとお辞儀をした。白い蛍光灯の光にその頭が煌めいた。
「明石 源十郎と申します」
老婆は紳士の礼儀正しさに思わず笑顔を浮かべた。
「いいんですのよ。私も1人でしたから丁度いい連れが出来て嬉しいわ」
そして自分も名乗った。
「八重垣 百合子です」 「ご家族は?」
百合子が聞くと、源十郎はかくしゃくとして笑い、答えた。
「妻には50年近くも前に先立たれましてな。それからずっと独り身です。子供は1人おりますが、インドにおります」
「まぁ、寂しいですわね」
「仕事一筋でやって来たのですが、何ぶんこの歳になりますと、邪魔者扱いされまして」
「ええ……わかりますわ」
「寄る年には勝てませんな」
「フフ……私もそう」
二人は暫く並んで、長年連れ添った伴侶のように、眼下に広がる町を眺めた。
少し緊張したように源十郎が口を開いた。
「お住まいはお近くですかな?」
「少し離れたところよ。ここから見えますわ。えぇと……あのへん?」
「ほう? 何かお店でも営まれておるのですかな?」
「あまり自慢にはならないのですけどラーメン屋の店主ですのよ。跡継ぎがいないのでもうすぐ閉店ですけど、40年近く好評を頂いてやって参りました」
「それは素晴らしい! 今度食べに伺います」
「昨日、閉店いたしましたのよ」
「……それは残念だ」
「あなたは? お近く?」
「家は郊外ですが、仕事場はあのへんです」
「あら! あのへんはオフィス街よ。もしかして社長さんなのかしら?」
「貿易会社を興しましてな、今は会長をやっております。本社はインドに移転しました」
「それは素敵ですわ……」
二人はまた暫く、互いの人生を眺めるように眼下に広がる町を眺め続けた。 金沢 芙美は二人の子供を連れて眉間に険しい皺を寄せていた。
その後ろを眼鏡をかけた男がボーッとしながらついて来る。
「すごいひとやねぇ!」
「あーっ! ピカチュウ!」
走り出しかけた3歳の次女の襟首を必死で芙美は掴んだ。
「こんな所ではぐれたら一生会えんやろが!」
鬼の形相で芙美は次女の紅里を叱る。
「ったく! やっぱ来るんやなかったわ! 役立たずにそそのかされてよー……」
そう言いながら芙美は後ろをついて来る眼鏡の男を睨んだ。 金沢 隼汰は嫁に睨まれながら、思った。
『子供連れてどこか行きたいって言うたの……お前やろ』
隼汰は行き先を新しくオープンする超高層ビルはどうかなと提案しただけだった。
それが来てみれば物凄い人だかりで食事をするスペースの空きもなく、ただくたびれに来ただけのようなものだった。
どんどん表情が鬼のようになる嫁にさんざん罵倒され、元々やる気の希薄な隼汰はとことんまでやる気をなくしていた。
「おいコラ」芙美が言った。「お前手ェ空いとんのやろ。子供二人おるんやで。一人ぐらい面倒見れんのかい」
「ああ」やる気のない返事をすると、仕方なく長女を呼んだ。「おいで、藍果。抱っこしたろ」
「うんっ!」5歳の藍果は元気よく頷くと、勢いよく飛びついた。「あいか、パパ大好きやもん!」 子供達は優しいパパのことが大好きだったが、芙美はそれが気に入らなかった。
自分が忙しく頭と身体を働かせている時にボケーッとスマホでゲームをしているくせに、子供には好かれている隼汰のことが憎たらしかった。
仲睦まじい夫婦でいようと、付き合い初めの頃の楽しさを思い出そうと今回の東京旅行に乗ったことを後悔していた。
『疲れるだけや……。こんなデクノボウと一緒におっても』
芙美はいつも思うことを改めて切実に思った。
『こんなアホとチームなんぞ組めへん。あたし1人がくたびれ果てるだけや。将来見越して、いっそ早めに……』
その時、次女の紅里がいきなりギャーと泣き始めた。
「どないしたんや紅里!?」
「ピカチュウ触りたかったぁー!」
芙美は思い切り紅里の頭をどつくと手を引き、隼汰を置き去りにする勢いで歩き始めた。 70階の一室で川田 真里奈は秘密組織によって改造&洗脳されていた。
白服「やぁ、お目覚めかねお嬢さん」
真里奈「アキェーッ!」
白服「お前は今日より我々の組織のために働」
真里奈「ホヒョーッ!」
白服「ダメだ失敗だコレ」 真里奈 「ちょっと旅に行ってくる」
真里奈は旅立った 真里奈は仮面マリダーになって戻ってきた。
「おやっさん!ただいま!」 渡邉ジョーのバーで羽崎優也と松原エリカはもう一時間会話を楽しんでいた。
「君はこの物語の主人公だそうだね」
唐突な羽崎の問いかけにエリカはしらばっくれた。
「あら、そうなの?」
「地の文がそう言ってたよ」
「へぇ、でも主人公なんているのかしら?」
「どういうことだい?」
「だって誰もが自分の人生の主人公でしょ? 大きな物語の主人公なんて存在しないんじゃないかしら」
羽崎は可笑しそうに笑い、ロックのブランデーを飲み干すと、言った。
「君は賢い人だ。謙遜しなくていいよ」
その言葉の続きはわかっているという風に微笑みながら、エリカはしかし黙って羽崎の言葉を聞いた。
「例えばこのビルで火災が起こったとする。それで僕はあっという間に焼け死んだとする」
「火災だなんて縁起でもない例え話するのね」エリカは悪い冗談を聞くように続きを聞いた。
「対して君は先頭に立ってお客を誘導し、数多くの命を救い、自分も助かったとする。
「その結果、物語の主人公は君だ。僕ではありえない」
「つまらない例えね」
「そうでなくても」羽崎は明るく笑った。「現に僕は冴えないケチな詐欺師で、ろくに仕事もこなせない。
それに対して君は、この超高層ビルの設計士、かの松原雄二郎氏の孫娘、ケンブリッジ卒でファッションモデルもやっている」
エリカは羽崎が自分のことをやけに知っていたことに初めて触れ、眉をひそめた。
「僕の人生の主人公は僕じゃない、少なくとも光輝く君の前では、僕なんかただのモブさ」
そう言うと羽崎優也はブランデーのお代わりを受け取り、乾杯の動作をして見せた。 真里奈の連れの2人は人混みの中に消えた真里奈を探していた。
未来「どこに消えたんだー?あの子」
愛香「迷子の呼び出ししてもらう?」
未来「二十歳の子にそんなの出来るかいっ」
愛香「それもそうだねー・・・あ、仮面ライダーショーやってる」
未来「うわっ!電王だ!なんで!?見て行こ見て行こ!」
愛香「ミキちゃん、仮面ライダー好きだったの・・・?」 お尻の大きなライダーが現れた!
未来&愛香「真里奈??!!」